2025年12月24日 日本国内ニュースまとめ：聖夜に揺れるエンタメ界と変わりゆく社会の潮流

2025年も残すところあとわずかとなったクリスマスイブ、日本のニュースシーンは華やかな話題の一方で、時代の大きな転換点を感じさせる出来事が相次いでいます。

1. エンタメ界の激動：世代交代と再出発の足音

テレビ文化の象徴とも言える長寿番組に激震が走りました。1990年からクリスマスの夜を彩ってきた『明石家サンタ』が、2025年の放送休止を発表。35年目で初の中断に、SNSでは「不幸を笑いに変える唯一無二の文化が失われる」と惜しむ声が絶えません[3]。一方で、明石家さんま氏は『さんま御殿』に大阪府の吉村洋文知事を迎え、万博の黒字アピールに一役買うなど、政治とメディアの新たな関わりも見せています[23][44]。

若手タレントの躍進も目覚ましく、元「能年玲奈」こと「のん」が、独立後の苦難を乗り越え13年半ぶりに民放連ドラへ本格復帰することが決定[35][56]。また、新グループ「timelesz」に加入した原嘉孝が、舞台で培った圧倒的な殺陣の技術を披露し、俳優とアイドルの二刀流として注目を集めています[2][7]。20歳の節目を迎えた本田望結や、女優としてさらなる高みを目指すめるる（生見愛瑠）、そして紅白こそ逃したものの圧倒的なキャラクター性でバラエティを席巻するあのちゃんなど、新時代のアイコンたちが確実にその地歩を固めています[8][17][33]。

一方、華やかな舞台の裏側では、映画監督・榊英雄被告への懲役10年求刑[49]や、警視庁記者クラブ所属記者らによる不適切な動画拡散問題[48]など、業界の倫理観や構造的な問題が厳しく問われる局面も迎えています。

2. 社会・経済の最前線：環境規制とインフラの課題

ビジネスと社会課題の現場では、持続可能性に向けた動きが加速しています。バイオベンチャーのスパイバーが、ソフトバンク孫正義氏の長女・川名麻耶氏率いるBOLDとの提携により、経営危機からの再生を目指すというニュースは、日本の技術力の維持という観点からも注目されています[1]。

エネルギー政策では、政府がメガソーラーの規制強化を閣議決定。これまでの森林破壊を伴う地上設置型から、屋根上設置や蓄電池併設型への質的転換が求められています[14]。また、東京23区の火葬需要の7割を担う東京博善の料金値上げと「区民葬」からの撤退は、「火葬難民」の懸念を呼び、公共インフラの民間独占という多死社会特有の課題を浮き彫りにしました[12]。

3. 年末年始の喧騒と警戒：帰省・行楽の最新事情

羽田空港では12月27日から始まる帰省ラッシュを前に、早くも駐車場が満車となるなど混雑がピークに達しています[5]。こうした中、警視庁は20万人を動員する年末年始の特別警戒を開始。深刻化する「トクリュウ（匿名・流動型犯罪グループ）」への対策として、AIや民間専門家を活用した最新技術による治安維持に乗り出しています[47]。

消費現場では、物価高の中でも圧倒的な安さを維持するスーパー「ラ・ムー」の戦略が話題となる一方で、コストコやシャトレーゼの年末年始攻略術がSNSを賑わせています[28][37][53]。また、クリスマスイブ当日にケンタッキーを予約なしで入手するための裏技を探す人々も多く、季節の恒例行事は変わらぬ賑わいを見せています[38]。

4. 知的好奇心とサブカルチャー：ゲーム・アニメの変革

サブカルチャー界では、20年来のキャストを一新するアニメ『ケロロ軍曹』の新作発表がファンに衝撃を与えました[42]。ゲーム業界では、『Apex Legends』の生みの親であるヴィンス・ザンペラ氏の急逝という悲報に世界中の開発者が追悼の意を表しています[16]。また、カードゲーム界では「ポケカ」の新パック『ムニキスゼロ』や、『シャドウバース ワールズ ビヨンド』の新作リリースに熱い視線が注がれています[13][39]。

5. 心に刻む記憶と、未来への展望

戦後80年を前に、沖縄では「対馬丸事件」の記憶をデジタルアーカイブ化し、次世代へ継承する動きが本格化しています[11]。また、50代でカナダへ留学し5年目を迎えた光浦靖子さんの姿は、何歳からでも人生は再設計できるという勇気を多くの日本人に与えています[9]。

本日の競馬界では、名古屋大賞典（JpnIII）の開催や、有馬記念におけるエキサイトバイオの繰り上がり出走など、年末の大一番に向けたドラマも展開されています[4][30]。

悲惨な火災事件[19]や痛ましい無理心中の疑いがある事件[54]といった厳しい現実も突きつけられていますが、2025年の終わりに立つ私たちは、過去の記憶を大切にしながら、変わりゆく新しい常識や価値観を柔軟に受け入れ、次の一歩を踏み出そうとしています。