THE RAMPAGE 川村壱馬が活動休止へ 心身の不調で療養、多忙極めた「二刀流」キャリアに影響
ニュース要約: 人気ダンス&ボーカルグループTHE RAMPAGEのメインボーカル川村壱馬が、心身の不調により活動を休止する。俳優業もこなす多忙な「二刀流」キャリアが懸念されており、今後は療養に専念。年末の重要公演やカウントダウンライブは15人体制で行われることが決定した。
THE RAMPAGEの柱・川村壱馬、心身の不調で活動休止へ—年末公演は15人体制、多忙な「二刀流」キャリアを再考する
2025年11月17日、人気ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメインボーカルを務める川村壱馬氏(28)が、心身の不調を理由に当面の間活動を休止することが発表されました。LDHによると、医師の診断の結果、心身の回復を最優先し、治療と療養に専念する必要があるとのことで、この突然の報は長きにわたりグループを牽引してきた彼のファン、そして日本のエンターテインメント業界全体に大きな衝撃を与えています。
活動休止に先立ち、直近で予定されていたイベント出演のキャンセルが続いていましたが、今回の公式発表により、11月22日に予定されていた韓国公演が延期となるなど、既に進行していたツアー計画にも影響が出ています。LDHは「本人の体調回復を最優先に考え、メンバー・スタッフ一同サポートしてまいります」とコメントしており、ファンからは彼の多忙を極めたキャリアを案じる声が上がっています。
ボーカリストとしての進化と「零」への挑戦
川村氏は2014年のオーディションを勝ち抜き、THE RAMPAGEの顔として活躍してきました。グループの音楽性は、HIPHOPを軸にしながらもレゲエやロックなど多様なジャンルを融合させるハイブリッドさが特徴ですが、彼のパワフルかつ繊細なボーカルは、そのダイナミズムを支える核となってきました。
特に注目すべきは、彼がグループ活動と並行して展開してきたソロプロジェクト「零(レイ)」での挑戦です。今年1月、彼は「アーティストとして零から再出発する」という強い決意を込めた「零」名義で、HIP-HOP分野へと踏み出しました。デビュー曲「Enter」ではラップで勝負することを決め、グループ内での経験を活かしつつ、表現者としての新たなフェーズを開拓している最中でした。常に進化を求め、自らの音楽性を広げようとする彼のプロ意識の高さは、多忙な活動の一端を示しています。
俳優としての地位確立、多忙な「二刀流」
川村氏の活躍は音楽活動に留まりません。彼は俳優としても目覚ましい実績を残しており、そのキャリアの多忙さを裏付けています。彼の俳優としての代名詞と言えるのが、映画『HiGH&LOW THE WORST』シリーズにおける主演、花岡楓士雄役です。迫力あるアクションとカリスマ性で観客を魅了し、彼の人気を不動のものとしました。
さらに、近年ではテレビドラマへの出演も増加。「日曜の夜ぐらいは…」での等身大の青年役や、「セクシー田中さん」での複雑な役どころなど、演技の幅を広げてきました。ダンス&ボーカルグループの主要メンバーでありながら、映画やドラマで主要な役柄を次々とこなすその「二刀流」ぶりは、彼の才能とストイックなまでの努力の賜物であり、同時に心身への大きな負担となっていたことも想像に難くありません。
年末の重要公演は15人体制へ
今回の活動休止は、THE RAMPAGEにとって年間を通じて最も重要な時期と重なっています。
特に、12月24日、25日に予定されている「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025 "PRIMAL SPIDER THE FINAL"~大暴年会~」や、グループ初の試みとなる12月31日のカウントダウンライブ「THE RAMPAGE COUNTDOWN LIVE 2025→2026」は、川村氏を除く15名体制で実施されることになりました。これらの年末ライブは、コロナ禍で中断したツアーのリベンジでもあり、メンバーにとって特別な思い入れのあるステージです。
グループは困難な状況に直面していますが、残る15名のメンバーが、川村氏の不在を感じさせない最高のパフォーマンスでファンに希望を届けようと一丸となっているはずです。
常に第一線で走り続け、歌と芝居の両方で表現者としての進化を追求してきた川村壱馬氏。その多忙なスケジュールが心身に大きな負担をかけていたことは想像に難くありません。今はただ、彼が心穏やかに療養に専念し、再びステージやスクリーンで唯一無二の存在感を放つ日を心待ちにしたいと思います。