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フォーエバーヤングが東京大賞典でラストランへ 矢作調教師が引退を表明
ニュース要約: 海外GⅠ最多の4勝を挙げたフォーエバーヤングが、12月29日の東京大賞典を最後に引退することが8日、分かった。矢作芳人調教師が明らかにしたもので、状態に不安があれば早期引退の可能性もあるという。
競馬の海外GⅠレースで日本馬最多となる4勝を挙げたフォーエバーヤング(牡5歳、矢作芳人厩舎)が、12月29日に東京・大井競馬場で行われる東京大賞典(交流GⅠ、ダート2000メートル)を最後に現役を引退することが8日、明らかになった。管理する矢作芳人調教師が東京競馬場で記者団に対し、「この後の状態を確かめてからだが、東京大賞典を目標にし、それで引退する。少しでも不安が出たらその時点で引退」と述べ、ラストランへの決意を語った。フォーエバーヤングは昨年、古馬ダートレースの世界最高峰とされる米国のブリーダーズカップ・クラシックを日本調教馬として初めて制し、この成績が評価されてJRAの年度代表馬に選ばれた経歴を持つ。海外ではサウジアラビアのサウジカップ(GⅠ)を今年まで2連覇。今秋は米国のジョッキークラブゴールドカップ(GⅠ)も制するなど、ダート路線の中心選手として活躍してきた。ただ、10月に米国で挑んだブリーダーズカップ・クラシックでは5着に敗れており、連勝を止めた形となった。関係者によると、フォーエバーヤングはブリーダーズカップの出走馬とともに今月5日に帰国し、現在は千葉県白井市のJRA競馬学校で輸入検疫を受けている。その後は滋賀県のノーザンファームしがらきで3週間の着地検査に入る予定で、矢作調教師は「まだ白井で検疫中なので、あくまで状態を見てからになりますが、大賞典を目標にします」と説明した上で、「少しでも状態が戻らないとか不安があった場合は、引退します」と明言した。レース出場の可否は今後の検疫と調整の進み具合にかかっており、慎重な姿勢を崩していない。引退決断の背景について、矢作調教師は「(藤田晋)オーナーも、日本のファンに(フォーエバーヤングを)見せたいという思いがありました」と語り、国内外で活躍した愛馬を故郷のファンの前で走らせたいという関係者の思いがあったことを明かした。注目されるのが、このレースが矢作調教師にとってどのような意味を持つかという点だ。矢作調教師と主戦騎手を務める坂井瑠星騎手は、いずれも大井競馬場で育ったホースマンであり、ゆかりの深い舞台での有終の美が期待される。フォーエバーヤングは3歳時にもブリーダーズカップ・クラシックで3着に入った経験を持つが、その後に臨んだ東京大賞典では勝利を挙げている。一昨年の同レース制覇は、敗れた直後に臨んだ年末の大一番での2年ぶり2度目の勝利であり、今回も似た流れで臨むことになる。東京大賞典はJダート路線の年間締めくくる最高峰の一戦であり、地方競馬と中央競馬の馬が対戦する舞台として毎年高い注目を集めている。海外GⅠで最多の4勝を挙げた名馬が、そのキャリアの最後を日本のファンの前で飾るのか。状態次第では引退が早まる可能性も残るが、12月29日の大井競馬場に、大きな注目が集まることは間違いない。
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