スズキ エブリイ次期型、2026年春にEV/HV投入!プロの信頼と車中泊ブームを牽引する進化
ニュース要約: 軽商用車の盟主「スズキ エブリイ」が2026年春にEVとマイルドハイブリッドを導入し、フルモデルチェンジする。燃費は20km/L超へ向上し、先進安全装備も強化。プロが信頼する積載能力と耐久性を継承しつつ、車中泊カスタム層の需要も取り込み、軽バン市場の電動化を牽引する。
スズキ エブリイ、次期型で「EV/HV」投入へ:プロの信頼と車中泊ブームを牽引する軽バンの進化戦略
2026年春、軽商用車市場の盟主が迎える電動化の波
軽商用車市場において長らく「軽バンの王様」として君臨してきたスズキ エブリイが、2026年春を目処に待望のフルモデルチェンジ(FMC)を迎える見通しとなった。2025年11月25日現在、次期型モデルに関する詳細情報が徐々に明らかになる中、最大の注目点は、商用車にも押し寄せるカーボンニュートラルの波に対応するため、EVモデル「eエブリイ」とマイルドハイブリッドシステムの導入が予定されていることだ。
次期型スズキ エブリイは、従来の商用利用における圧倒的な積載能力と耐久性を踏襲しつつ、環境性能と先進安全装備を飛躍的に向上させる。これは、ライバルであるホンダ N-VANやダイハツ ハイゼットカーゴとの競争が激化する軽バン市場において、スズキがリーダーシップを確固たるものとするための重要な戦略と位置づけられる。
第1章:電動化と先進技術による「エブリイ」の再定義
次期型エブリイの根幹をなす変更は、パワートレインの刷新にある。
まず、現行の4速ATや5速AGSは廃止され、燃費効率に優れるCVT(無段変速機)が主流となる。これにより、高速走行時の静粛性向上と燃費性能の改善が図られる。新開発の直噴660ccエンジンと組み合わせることで、マイルドハイブリッドシステムが導入された場合、WLTCモード燃費は従来の16km/L前後から20km/L以上への大幅な向上が期待されている。
そして、市場の電動化ニーズに応えるのが「eエブリイ」(EVモデル)だ。当初は2023年度内の発売が予定されていたが、サプライチェーンやダイハツの認証不正問題の影響で延期された経緯がある。しかし、2026年初頭の正式登場が目前となり、特に都市部の配送業者やフリートユーザーにとって、維持費の低減と環境負荷の削減を実現する選択肢として大きな期待が寄せられている。
安全装備に関しても、次期型では大きな進化を遂げる。夜間認識精度が向上した衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)に加え、車線逸脱警報やブラインドスポットモニターといった先進安全装備が、全車に標準搭載される見込みだ。商用車といえども安全に対する社会的な要求が高まる中、エブリイはユーザーに「安心感」を強く訴求する方針だ。
第2章:プロが信頼を寄せる「積載能力」と「耐久性」の継承
スズキ エブリイが長年にわたりプロフェッショナルに選ばれてきた最大の理由は、その卓越した実用性にある。次期型においても、この核となる強みは維持される。
エブリイの荷室は、軽バン市場でクラストップレベルの広さを誇る。2名乗車時で荷室床面長は1,955mm、助手席を前倒しすれば最大2,640mmもの長尺物を積載可能だ。最大積載量は350kgを確保しており、運送業や建設業など、現場でのヘビーユースに耐えうる設計が貫かれている。
また、商用車としての「耐久性」と「メンテナンス性」の高さも特筆すべき点だ。R06A型エンジンは、長距離・長時間使用を想定した堅牢な設計であり、部品の入手性や修理コストの低さから、長期的に高いコストパフォーマンスを提供する。
さらに、エブリイの最小回転半径は4.1mと非常に小さく、狭い路地や物流倉庫内での取り回しの良さは、プロドライバーから高い評価を得ている。次期型では、この「運転しやすさ」を維持しつつ、3モード電子制御4WDや「ぬかるみ脱出アシスト」の導入により、悪路走行性能も向上させる計画だ。
第3章:多様化するユーザー層と「車中泊カスタム」ブーム
近年、スズキ エブリイは、商用車としての役割を超え、個人のレジャーやライフスタイルを支える多用途車としても人気を集めている。特に、コロナ禍以降に加速した「車中泊」ブームにおいて、エブリイは最適なプラットフォームとして認知されている。
広大な荷室空間は、DIYによるカスタムベースとして非常に優れており、多くのユーザーが自作のベッドキットや収納棚、断熱材、間仕切りカーテンなどを導入している。リフトアップカスタムを施し、悪路走破性を高めた上で、アウトドア仕様に仕立てる事例も増加傾向にある。YouTubeなどのSNSでは、エブリイを用いた具体的なカスタム事例が豊富に公開され、コミュニティが活発化している。
新車価格は113.7万円~181.9万円(税込)前後が予想されており、初期費用と維持費のバランスの良さも、個人ユーザーにとって魅力的な要素となっている。
結論:軽バン市場の未来を牽引するエブリイ
2026年に登場する次期型スズキ エブリイは、「EV化」「ハイブリッド化」「安全装備の強化」「快適性の向上」の四本柱を掲げ、単なる道具としての商用車から、時代のニーズに応える多機能な移動空間へと進化する。
競合他社も安全技術や燃費向上に注力する中、エブリイは伝統の積載能力と耐久性という確固たる基盤の上に、EV・ハイブリッドという先進性を組み合わせることで差別化を図る。これにより、業務用ユーザーはもちろん、車中泊やアウトドアを楽しむ個人ユーザーからの支持もさらに厚くなることは確実であり、軽バン市場の電動化トレンドを牽引し続ける存在となるだろう。