超特急、9人体制の新時代へ!2025-2026アリーナツアーで魅せる進化と圧倒的パフォーマンス
ニュース要約: 9人組グループ「超特急」が全国6都市を巡るアリーナツアーを開催中。結成14周年を迎え、高いダンススキルと安定した歌唱力で専門家からも絶賛される彼ら。本記事では、新幹線の歴史に由来するグループ名の歩みから、大阪公演の追加販売情報、メンバーの最新動向まで、進化を続ける「超特急」の現在地を詳しく解説します。
超特急、アリーナツアー真っ只中―多様な魅力で新時代を切り拓く9人組
【東京】 9人組ダンス&ボーカルグループ「超特急」が、2025年から2026年にかけて全国6都市を巡る大規模なアリーナツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025-2026 REAL?」を展開している。スターダストプロモーション所属の同グループは、2011年の結成以来、独自のパフォーマンススタイルで着実にファン層を拡大してきた。今回のツアーは、彼らの進化を示す重要な節目となっている。
「夢の超特急」から生まれた名前の系譜
「超特急」という言葉は、もともと1964年の東海道新幹線開業時に「ひかり」に使われた鉄道用語だ。当時「夢の超特急」と呼ばれた新幹線は、東京と大阪を結び、日本の高度経済成長を支えた。京阪電気鉄道や阪和電気鉄道でも1930年代に最速達列車として「超特急」の名称が使われていた歴史がある。
グループ名に込められたのは、そうした「最速で駆け抜ける」というイメージだ。メインダンサーが前方で躍動し、バックボーカルが後方で歌声を支える独特の編成は、まさに列車のように一体となって進む姿を彷彿とさせる。
高評価を集めるダンスと歌唱力
専門家からの評価も高い。ダンス講師は「全員の基礎力が極めて高く、シンプルな振り付けでも芯の揃え方が完璧」と指摘する。統一感がありながら個性も光る絶妙なバランスが魅力だという。プロダンサーによる反応動画では、「MORA MORA」「NEW WORLD」などのダンスプラクティスが「細部まで作り込まれ、変幻自在で衝撃的」と絶賛されている。
歌唱力も安定している。2025年10月のMステ初出演では、スマホ撮影音源でも「秀逸な歌声」が届くほどの実力を見せた。生放送という制約下でも努力と向上心が結実したパフォーマンスだったと分析されている。
音楽制作面でも、ジャンルを超えたクオリティの高さが評価される。転調のシームレスさや作詞の深みは「プロ並み」とされ、PerfumeやBABYMETALに匹敵する可能性を持つという声もある。
ツアーの現状と追加公演
現在進行中のアリーナツアーは、2025年11月の熊本公演を皮切りに、神奈川(横浜アリーナ)、大阪(大阪城ホール)、愛知、香川を経て、2026年2月の東京公演でフィナーレを迎える予定だ。
大阪公演については当初予定枚数が終了していたが、機材席の開放に伴い12月21日18時から追加販売が開始された。指定席は1万2300円(税込)で、1公演につき4枚までの購入制限がある。グッズ販売も大阪と愛知公演で実施され、オフィシャルグッズと生写真セットの事前購入・会場販売が予定されている。
メンバーの変遷と現在
超特急は当初、期間限定グループとして2011年12月25日に「超特急☆-BULLET TRAIN-」名義で劇場デビューした。2013年7月には「銀河超特急」名義で初の限定シングルCD「Starlight」を発表し、オリコン総合10位、インディーズ1位を記録。これがウルトラマンギンガの主題歌だったことも話題となった。
メンバーは年齢順に1号車から7号車まで編成され、ファンは「8号車」と呼ばれる。2018年に1号車・吉野晃一、2020年に6号車・福田佑量が退団したが、2022年8月に4名の新メンバーが加入し、現在は9名体制となっている。現在の隊長は3号車・リョウガが務める。
なお、リョウガは12月20日にインフルエンザ感染を報告しており、体調管理が課題となっている。
海外進出と今後の展望
2016年6月6日にはインドネシア・ジャカルタで初の海外公演を実施するなど、活動の幅を広げてきた。2023年にはCD出道8周年記念の写真展を東京や大阪で開催し、ファンとの絆を深めた。
個人活動も活発で、メンバーのマサヒロは2025年9月に「MASAHIRO 超DANCE Academy」を開催。タクヤはテレビドラマ「あやしいパートナー」に出演するなど、多方面で存在感を示している。
2025年12月19日には14周年特別活動「Happy」で本人確認情報が更新されるなど、ファンサービスも充実している。公式サイトでは最新動態が随時更新され、ファンとのコミュニケーションが維持されている。
超特急という名が示す「最速」のイメージ通り、彼らは日本のエンターテインメント界を駆け抜けている。基礎力の高さ、個性と統一感のバランス、そして音楽性の追求―これらが融合した超特急のパフォーマンスは、今後も多くの観客を魅了し続けるだろう。アリーナツアーの成功が、次なるステージへの扉を開くことになる。