乃木坂46・中西アルノがWセンターで証明!試練を超えた「真価」と卓越した表現力
ニュース要約: 乃木坂46の中西アルノは、最速センター抜擢後の試練を乗り越え、38thシングルでWセンターに返り咲いた。その人気の根幹は卓越した歌唱力と多角的な表現力にあり、「THE FIRST TAKE」出演などでその実力を証明。女優、MCとしても活躍し、逆境を糧に真価を発揮した表現者として、乃木坂46の未来を牽引する存在として注目される。
【深層】乃木坂46・中西アルノ、試練を越えて掴んだ「真価」 多角的な表現力で新境地へ
最速センターから試練、そしてWセンターへ
2025年12月04日
女性アイドルグループ乃木坂46の5期生として、加入直後から異例の注目を集めてきた中西アルノ(22)が、現在、グループ内外で圧倒的な存在感を放っている。特に2025年に入り、彼女はキャリアの大きな転換点を迎え、過去の試練を乗り越えた真の表現者としての地位を確立しつつある。
千葉県出身の中西アルノは2022年2月、乃木坂46の新メンバーオーディションに合格。同年2月23日の「5期生お見立て会」でファンに初披露された直後、29thシングル『Actually...』でセンターに抜擢されるという、グループ史上最速の快挙を成し遂げた。その歌唱力は当時から高い評価を得ていたが、華々しいデビューの直後、加入前の報道により活動自粛を余儀なくされるという大きな試練に直面した。
約2ヶ月間の活動休止期間を経て復帰した中西アルノは、困難な状況下で着実に歩を進め、2024年8月発売の36thシングル『チートデイ』で7作ぶりに選抜復帰を果たす。そして、2025年3月26日リリースの38thシングル『ネーブルオレンジ』では、同期の井上和とともにWセンターを務め、9作ぶり二度目の表題曲センター就任を飾った。この「センター返り咲き」は、彼女が過去の逆風を力に変え、グループ内での信頼と実力を回復したことを象徴する出来事として、多くのファンの感動を呼んだ。
卓越した「歌唱力」が切り拓く新境地
中西アルノの人気の根幹を支えるのは、何よりもその卓越した歌唱力と表現力にある。幼少期に自身を変えたと語る尾崎豊の「I LOVE YOU」をオーディションで披露したエピソードは有名だが、その実力は、プロフェッショナルからも高く評価されている。
38thシングル『ネーブルオレンジ』のリリースに伴い、中西アルノは井上和とともに、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に再び登場。甘酸っぱい恋の思い出を歌った最新曲を披露し、そのパフォーマンスは「絶賛の嵐」となった。彼女の歌声は、乃木坂46のこれまでのイメージにはなかった凛とした強さと吸引力を持ち合わせているとされ、音楽関係者からは「これまでの乃木坂にはいなかったタイプの才能」との声も挙がる。
さらに、彼女の表現力の多面性は、楽曲のミュージックビデオや歌番組でも毎回違った表情を見せることで注目されており、最新の40thシングル『ビリヤニ』(2025年11月26日発売)でも、楽曲「Spark a revolution!」に参加するなど、グループの音楽活動において不可欠な存在となっている。
アイドルの枠を超えた多角的なキャリア展開
中西アルノは、アイドルとしての活動に留まらず、多岐にわたる分野でその才能を開花させている。
女優としての挑戦も積極的だ。2024年4月に上演された初舞台『乃木坂46"5期生"版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」2024』では、セーラーマーキュリー / 水野亜美役という重要な役どころを演じきり、舞台女優としての可能性を示した。
また、知的な一面も持つ彼女は、2023年4月よりNHK Eテレの『NHK俳句』にレギュラー出演を開始。さらに、2024年10月からは音楽番組TBSチャンネル1『Spicy Sessions』でゴスペラーズの黒沢薫氏と共にダブルMCを務めるなど、司会業にも進出している。これらの活動は、彼女が単なるアイドルではなく、多様なメディアに対応できる「表現者」として成長している証左と言える。
逆境を糧に、乃木坂46の未来を担う
中西アルノは、イタリアのアルノ川に由来するという名前の通り、日本人離れした整った顔立ちを持つが、純粋な日本人である。爬虫類を飼育し、ユニークな名前を付けるといった個性的な一面も、ファンの間で魅力の一つとなっている。
デビュー直後の試練から、約3年を経て再びグループの顔となるセンターに返り咲いた彼女の軌跡は、多くのファンに勇気と共感を与えている。彼女の持つ圧倒的な歌唱力と、逆境を乗り越えて磨かれた表現力は、乃木坂46が今後迎えるであろう新たなフェーズにおいて、不可欠な推進力となるだろう。最新シングルでの貢献はもちろん、女優、MCとしての活躍も含め、中西アルノの多角的なキャリア展開は、今後のアイドル業界のあり方を示す一つのモデルケースとして、引き続き注目を集めそうだ。