南野拓実、CL日本人最多6得点記録更新!モナコはパフォスと2-2ドロー
ニュース要約: 欧州CLリーグフェーズ第5節、モナコはキプロス王者パフォスと2-2で引き分けた。南野拓実は先制点を挙げ、CL通算6得点という日本人最多記録を更新したが、終盤にオウンゴールで追いつかれ、勝ち点3を逃した。ベテランDFダビド・ルイスもパフォスの同点弾を決め、ベテランの意地が光る一戦となった。
CL激戦、南野拓実が日本人最多6得点も モナコ、キプロス王者パフォスの粘りに屈しドロー
【ニコシア(キプロス)共同】 2025年11月26日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節、フランスの強豪モナコは、キプロス1部リーグ王者パフォスFCと敵地で対戦し、激しい点の取り合いの末、2-2の引き分けに終わった。モナコの日本代表MF南野拓実(27)は試合開始早々に先制ゴールを決め、CL通算6得点という日本人最多記録を更新したものの、リードを守り切れず、終盤のオウンゴールで勝ち点3を逃した。
このパフォス 対 モナコの一戦は、若きスター南野の活躍と、キプロス勢の老獪な戦術が交錯する、欧州カップ戦における「中小クラブの挑戦」を象徴する試合となった。
南野がCL日本人最多記録を更新、モナコが先手
試合は序盤からモナコが積極的にハイプレスを仕掛け、主導権を握った。そのモナコ サッカーの攻撃的な姿勢が実を結んだのは、開始わずか5分。モナコのハイプレスがパフォスGKのパスミスを誘発すると、マグネス・アクリウシェのパスを受けた南野拓実が鮮やかな先制弾をネットに突き刺した。
このゴールは、南野にとってCL通算6点目となり、日本人選手が欧州最高峰の舞台で積み上げた最多得点記録を更新する快挙となった。南野は今季、モナコの攻撃の核として躍動しており、その技術とスピードは欧州トップレベルで確固たる存在感を示している。
しかし、キプロスのパフォスはホームの利を活かし、強豪相手に守備を組織化しながら、セットプレーという明確な武器で対抗した。前半18分、右サイドからのCKに対し、38歳のベテランDFダビド・ルイス(元ブラジル代表)が強烈なヘディングシュートを決め、同点に追いつく。ルイスは、この得点によりCL史上2番目の年長得点者という記録も樹立。経験豊富なベテランの一撃が、試合の流れを再び引き戻した。
モナコは26分にフォラリン・バログンのゴールで再びリードを奪い、優位な状況で後半を迎えたものの、パフォスの粘り強い守備とカウンターの前に、決定機を活かしきれない展開が続いた。
ベテランの意地と組織力:パフォスが土壇場で追いつく
試合終盤、パフォスは「守備の組織化」と「カウンターの徹底」という戦術を貫き、モナコの猛攻を凌ぎ続ける。そして、ドラマは試合終了間際に訪れる。後半43分(88分)、左CKの流れから、ミスラブ・オルシッチのクロスをモナコのDFモハメド・サリスが不運にもオウンゴールとしてしまい、パフォスが土壇場で2-2の同点に追いついた。
この結果、モナコは勝ち点1を獲得するに留まり、CLリーグフェーズ突破に向け、次節以降に大きなプレッシャーを抱えることとなった。
南野の若さとルイスの経験、日伯両スターの対比
このパフォス 対 モナコ戦は、両チームの個の力が際立った好勝負として、多くの視線を集めた。
モナコにおいては、若き南野拓実が攻撃を牽引し、日本人としての新たな歴史を刻んだ。その高い決定力は、チームの士気を高める重要な要素となっている。一方、パフォスの守備を支えたのは、38歳にしてCLの舞台で得点を挙げたダビド・ルイスの豊富な経験と、セットプレーでの高さというフィジカルアドバンテージだった。若さと勢いの南野と、経験と老獪さのルイス。日伯両スターの対比は、欧州の舞台における「個の力」の重要性を改めて浮き彫りにした。
今後の展望:モナコの課題とパフォスの自信
モナコにとって、この引き分けは国内リーグ(リーグ・アン)での上位争いにも影響を及ぼしかねない。南野拓実ら主力選手のCLでの疲労をいかに回復させ、今後の過密日程を乗り切るか、コンディション管理が最重要課題となる。
一方、キプロス王者パフォスが強豪モナコから勝ち点をもぎ取った事実は、チームの士気を飛躍的に高めるだろう。守備の組織化と効率的なカウンター戦術が欧州の舞台で通用した経験は、国内リーグでの戦い方や選手の成長に良い影響を与えることが期待される。パフォスは次節、アウェイでユヴェントスと対戦するが、このモナコ戦で得た自信を糧に、さらなるサプライズを狙う。(1108字)