松岡昌宏が独立!新会社「MMsun」で挑む表現者キャリアと『ミタゾノ』『DASH』の未来
ニュース要約: 俳優の松岡昌宏が11月末でSTARTOを退所し、個人事務所MMsunを設立。高視聴率の『ミタゾノ』主演など俳優業を継続しつつ、クリエイティブ面も主導する「選手兼監督」の道を選ぶ。『鉄腕DASH!!』での地域貢献も軸に、表現者として新境地を開く。
松岡昌宏、独立で挑む「表現者」の新境地—高視聴率『ミタゾノ』と『DASH』継続の舞台裏
【東京・函館発】 俳優の松岡昌宏(51)が、2025年11月末をもって長年所属したSTARTO ENTERTAINMENTを退所し、個人事務所「MMsun」を設立する。TOKIO解散という大きな節目を経て、松岡氏が選んだのは、プレイヤーとしての活動を継続しつつ、クリエイティブ面での主導権を握る「選手兼監督」の道だ。俳優業での盤石な支持と、長寿番組『ザ!鉄腕!DASH!!』での地域貢献という二つの軸を維持しつつ、新たな表現者としてのキャリアを本格化させる。(共同通信社・文化芸能部)
第1章 高視聴率を維持する「盤石」の俳優業
松岡氏の俳優としての地位は、独立前のこの時期においても揺るぎない。特に主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『家政夫のミタゾノ』は、2025年1月期の第7シーズンにおいても、初回12.8%、第7話で14.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録するなど、安定した高視聴率を維持している。
「常にシーズン1の気持ちで臨みたい」と語る松岡氏のプロ意識は、シリーズが10周年を迎え、2025年5月には舞台化『家政夫のミタゾノ THE STAGE レ・ミゼラ風呂』も決定するほどの人気を支えている。
また、WOWOWのハードボイルドミステリー『密告はうたう2 警視庁監察ファイル』でも、警察組織の光と影を映し出すシリアスな演技が好評を博しており、民放連続ドラマ主演制覇を達成した『死役所』など、ジャンルを問わず多様な役柄で評価を得ている。松岡昌宏は、視聴者から高い信頼を得た状態で、独立という大きな転機を迎えることとなった。
第2章 新会社「MMsun」が示すクリエイティブ志向
新設された個人事務所「MMsun」(東京都港区)は、従来のタレントマネジメントに加え、「音楽著作権の管理」と「原盤の企画・制作」を事業目的に掲げている点が特筆される。これは、単にマネジメントを独立させるだけでなく、作品の企画段階や、自身の音楽的ルーツに関わるクリエイティブな分野において、自らが責任を持ち、深く関与していく姿勢の表れだ。
情報筋によれば、松岡氏は近年、舞台作品への参加や映像作品の脚本分析など、クリエイター志向を強めていたという。新会社設立は、その方向性を具体化する体系的な動きであり、今後は「選手兼監督」として、俳優業のみならず、プロデューサー的な視点も取り入れた表現活動を展開する見込みだ。独立後の初仕事は、12月上旬から始まるライブ上演企画『いきなり本読み!in三越劇場』となる予定だ。
第3章 『鉄腕DASH!!』と福島への変わらぬ貢献
TOKIO解散後も、松岡昌宏氏の活動の大きな軸となっているのが、日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』の農業プロジェクト、通称「DASH村」だ。
2025年9月から11月にかけて特集された「DASH村25年目の米作り」では、松岡氏が4か月ぶりに現場に復帰。後輩タレントたちを指導しながら、難易度の高いもち米品種「ヒメノモチ」に15年ぶりに挑戦し、DASH島で採取したアカモクを肥料に転用するなど、独自の知恵と経験で収穫に成功した。
この農業活動は、単なるバラエティ番組の枠を超え、福島県の農業振興や地域復興に貢献するという社会的意義を担っている。多忙な俳優業の傍ら、松岡氏が「農業の担い手」として、地元農家との連携やPR活動を継続する姿勢は、長年にわたり培ってきた信頼の証であり、今後も後輩たちへのノウハウ伝承を含め、プロジェクトの中心であり続けることが期待されている。
第4章 故郷・函館での「自分探し」と表現の軸
公私にわたる大きな変化として、故郷である北海道・函館での二拠点生活を開始している点も注目される。松岡氏は「生まれ故郷でもある北の大地で、雄大な青空を見ながら『自分探し』をしてみたかった」とコメント。2025年10月には地元の北海道文化放送で初の冠番組『松岡の北の夕飲み』もオンエアされ、地域に根差した活動も積極的に行っている。
TOKIOの再結集については、「5人がすぐ集まれるんだったら、解散はしてない」としつつも、「そういうもの(要望)が生まれたときに、やらせてもらうことはあるかもしれない」と含みを持たせており、未来への可能性を完全に閉ざしてはいない。
俳優として、クリエイターとして、そして農業の担い手として、松岡昌宏氏の多角的なキャリアは、独立を機に新たなフェーズへと突入する。その活動の軸は、安定した人気に甘んじず、常に新しい表現を追求する姿勢にある。