町田ゼルビア、ACLエリートで江原FCを3-1撃破!韓国アウェーで示したJ王者の真価
ニュース要約: FC町田ゼルビアはACLエリート第5節、韓国アウェーで江原FCを3-1で圧倒した。仙頭、下田、オ・セフンが前半に電撃的な3得点を挙げ、試合を決定づけた。天皇杯優勝直後の過密日程の中、町田は組織力と戦術的柔軟性を示し、Jリーグ王者の真価をアジアに印象付けた。
激闘の韓国アウェー、町田ゼルビアが江原FCを圧倒:ACLエリートで示したJリーグ王者の真価
2025年11月25日、アジアクラブサッカーの頂点を決めるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第5節が行われ、日本のFC町田ゼルビアが韓国の江原FCと激突した。アウェーの地、春川(チュンチョン)で行われたこの歴史的な初公式対戦は、町田が前半の猛攻で試合を決め、3-1で快勝を収めた。天皇杯優勝から中2日という過密日程を乗り越えて掴んだこの勝利は、Jリーグ王者の国際舞台での適応力と、組織力の高さをアジア全域に印象付けた。
前半の電撃的な3得点:仙頭、下田、オ・セフンの躍動
この江原 対 町田の一戦は、町田の積極的なプレースタイルが江原の守備陣を翻弄する展開となった。黒田剛監督率いる町田は、ボール支配率53%と優位を保ちながら、持ち味である高い位置からのプレスと、迅速な攻守の切り替えを徹底。特に前半の攻撃は、まさに圧巻の一言だった。
口火を切ったのは前半24分。MF仙頭啓矢が、増山朝陽の浮き球パスを頭で冷静に押し込み、町田が先制点を奪取した。仙頭啓矢はこの日、右サイドで高い位置から相手ボールを奪うなど、攻撃の起点として重要な役割を果たした。
そのわずか4分後の前半28分、町田はセットプレーの精度で江原を突き放す。MF下田北斗が、ゴールまで約25メートルの位置から左足で直接フリーキックを放つと、ボールは鮮やかにゴールネットを揺らした。下田北斗の正確無比なキック技術が、国際舞台で重要な追加点をもたらした。
さらに勢いに乗る町田は、前半38分にも追加点を奪う。再び仙頭が高い位置でボールを奪い、ゴール前へ折り返すと、今季Jリーグで活躍を見せるFWオ・セフンが右足で押し込んだ。韓国代表クラスのストライカーであるオ・セフンの決定力が光り、町田は前半だけで3点の大量リードを奪い、試合の主導権を完全に掌握した。
采配の妙と昌子源の投入
この勝利は、過酷な日程の中で実現したことが特筆される。町田は天皇杯優勝直後という疲労が懸念される状況下で、先発メンバーを6人入れ替えるターンオーバーを敢行。中山雄太やオ・セフンといった主力選手を起用しつつも、チーム全体の総合力で乗り切る戦略が功を奏した。
後半、江原FCがセットプレーから1点を返し反撃の機運を高めるが、町田の守備は崩れなかった。後半26分、黒田監督は負傷退場したオ・セフンに代えて、主将のDF昌子源を投入。経験豊富な昌子源による守備ラインの統率が機能し、江原の反撃を抑え込み、最後まで3-1のリードを守り抜いた。
この試合で町田が示したのは、ACLというタフな舞台で勝ち抜くための「組織的な柔軟性」と「セットプレーの強さ」だ。戦術分析においても、町田の攻守の切り替えの速さが江原を上回っていたことが指摘されている。
日韓クラブ間の新たなライバル関係構築へ
今回の江原 対 町田の対戦は、両クラブにとって歴史的な初公式戦であり、今後の日韓クラブ間競争における新たな競争軸を形成する可能性を秘めている。
近年、JリーグとKリーグ間では選手の移籍が活発化しており、町田は今季、清水エスパルスからFWオ・セフンを獲得するなど、国際的な補強戦略を積極的に展開してきた。この試合では、その戦略が国際舞台で結果に結びついた形だ。
試合配信やSNSでは、この国境を越えた対決に対して、日韓のサポーターから熱い議論が交わされた。町田の前半3得点を評価する声や、ACLでの日本クラブの躍進に対する期待が高まっており、両クラブの対戦は今後も大きな注目を集めることが予想される。
現時点(2025年11月26日)で、2026年プレシーズンマッチにおける両チームの対戦予定は公式発表されていないが、このACLEでの激闘が、今後の国際交流戦や親善試合のきっかけとなる可能性は高い。FC町田ゼルビアは、アジアのトップクラブとして確かな一歩を踏み出した。今後のACLでの戦い、そして日韓クラブ間の交流深化は、アジアサッカーの発展にとっても重要な試金石となるだろう。(了)