テレビ評価軸を変革!『ラヴィット!』SNSトレンド席巻の深層と成功戦略
ニュース要約: TBSの朝の情報バラエティ番組『ラヴィット!』が、従来の視聴率競争から脱却し、SNSトレンドを連日席巻する社会現象となっている。人気グループIMP.やM!LKといった若手タレントの積極的な起用と、視聴者参加型企画「#ようこそラヴィット」などが成功の鍵。バラエティシフトとデジタル時代の熱量を可視化する戦略は、テレビの新たなモデルケースとして注目を集めている。
「朝の顔」から「ネットの覇者」へ 『ラヴィット!』が席巻するSNSトレンドの深層
— 若手人気グループの起用と視聴者参加型企画が牽引、テレビ評価軸の変革を示す —
【東京 2025年11月24日 共同通信】
TBS系列で平日朝に放送されている情報バラエティ番組『ラヴィット!』が、テレビ業界における新たな現象を巻き起こしている。従来の視聴率競争に加え、SNS上での話題性、特にX(旧Twitter)のリアルタイムトレンドを連日席巻するその影響力は、朝番組の枠を超え、一つの社会現象として注目を集めている。
今週(11月17日~24日)も、人気グループの初出演や視聴者参加型の企画が瞬く間にネットを賑わせ、番組の話題性の高さを改めて証明した。
若手アーティストが「朝の顔」に、IMP.・M!LKの熱狂
2025年11月19日の放送では、人気グループIMP.の基俊介氏と影山拓也氏が初出演を果たし、SNSトレンドを席巻した。「基俊介」「影山拓也」「IMP.」といった関連ワードがトレンド上位を占め、二人の明るいキャラクターや、影山氏が「マネジャーにラヴィットに出たいとずっと言っていた」と熱意を語ったエピソード、基氏が「出演決定時はすぐにお母さんに電話した」と喜びを明かした裏話などが大きな反響を呼んだ。彼らの出演は、グループの全国的な認知度向上に大きく寄与したと評価されている。
また、週末の24日には、人気グループM!LKが登場し、「イイじゃん or 滅!」という対決企画に挑戦した。この企画はファンの間で爆発的な盛り上がりを見せ、「#みるラヴィ」「#イイじゃん」「#好きすぎて滅!」などのハッシュタグが飛び交い、番組公式アカウントの投稿も相まって、強力な拡散力を見せつけた。
**ラヴィット!**は、開始当初こそ低視聴率や批評にさらされた時期もあったが、MCの麒麟・川島明氏と田村真子アナウンサーの下、バラエティ要素を強化する「バラエティシフト」を断行。Snow ManやジャニーズWEST、SixTONESといった人気男性アイドルグループをマンスリーゲストとして積極的に起用することで、若年層やコアなファン層を巧みに取り込み、SNSでの「バズ」を生み出す構造を確立した。
視聴者を巻き込む「#ようこそラヴィット」戦略
番組の成功を支えているもう一つの柱が、視聴者参加型かつSNS連動型の企画である。今週も「#ようこそラヴィット」や「#ラヴィット総選挙」といったハッシュタグ企画が注目を集めた。
「#ようこそラヴィット」は、視聴者が希望するゲストをツイートで募集するもので、毎週のようにトレンド入りする常連企画となっている。これにより、視聴者は単なる受け手ではなく、番組編成に影響を与える「参加者」としての役割を担い、番組へのエンゲージメントを高めている。
さらに、「#ラヴィット総選挙」では、世間を二分する論争に決着をつけるというテーマで視聴者投票とSNSアンケートが集計され、議論を巻き起こすことで話題性を創出する。その多岐にわたる企画力は、特撮ファンを巻き込んだ「#赤いヒーロー」「#赤いギャバン」といったニッチなワードまでトレンド入りさせるなど、番組の影響力が多方面に及んでいることが窺える。
「ビリビリオネア」から「LOVE IT! ROCK」まで、枠を超えた展開
**ラヴィット!**の最大の特長は、朝の情報番組としては異例なほど企画の幅が広い点にある。クイズ形式の罰ゲーム企画「ビリビリオネア」に代表される、出演者のリアクションを引き出す体感型ゲームや、赤荻・南波・南後アナウンサーが最新トレンドファッションに挑戦した「お悩みアナウンサー変身計画」など、既存の朝番組の枠を大きく逸脱している。
また、2025年3月には「ラヴィット!AKASAKA COLLECTION」と題したファッションイベントを開催し、番組発の音楽イベント「LOVE IT! ROCK 2025」では約15万件の応募が殺到するなど、テレビ画面の外でも熱狂的なファンベースを構築している。
「日本でいちばん明るい朝番組」というキャッチコピーの下、**ラヴィット!**は視聴率が全てではない現代において、「話題の中心」となることで存在感を高めている。人気タレントの裏話や素顔を引き出しつつ、視聴者の熱量をSNSで可視化させるこの戦略は、テレビメディアがデジタル時代を生き抜くための新たなモデルケースとして、今後も注目を集めそうだ。