STVVが激戦制し4位堅持!伊藤涼太郎の鮮烈「パネンカ」弾でリーグ3連勝
ニュース要約: ベルギーリーグ第15節、STVVはOHルーヴェンを2-1で破り、リーグ3連勝で4位を堅持。伊藤涼太郎が冷静な「パネンカ」で今季5点目を決め、山本理仁もアシストを記録。谷口彰悟ら日本人守備陣の堅守も光り、STVVのPO1進出へ向け重要な勝利となった。
【ベルギーリーグ】日本人トリオ躍動、STVVが激戦制し4位堅持 伊藤涼太郎、鮮烈「パネンカ」で今季5得点目
2025年11月24日(ベルギー現地発)
ベルギー・ジュピラー・プロ・リーグ第15節、OHルーヴェン(OH Leuven)とシント=トロイデンVV(STVV)の一戦が、24日にルーヴェンの本拠地で行われた。欧州のサッカーファン、そして日本国内から熱い視線が注がれるこの「ルーヴェン 対 STVV」戦は、最終的にアウェイのSTVVが2-1で勝利を収め、リーグ戦3連勝を飾った。この結果、STVVは上位4位の座を堅守。一方、ルーヴェンは依然として13位と、順位表の下位に留まる形となった。
この試合は、両チーム合わせて多数の日本人選手が先発出場し、そのパフォーマンスが試合の行方を大きく左右した。STVVは谷口彰悟、山本理仁、伊藤涼太郎、小久保玲央ブライアン、後藤啓介、畑大雅の6名が、ルーヴェンは明本考浩がスターティングイレブンに名を連ねた。
序盤から主導権握るSTVV、伊藤の冷静な一撃
序盤から試合の主導権を握ったのはSTVV。特に中盤の山本理仁と、攻撃の核である伊藤涼太郎の連係が冴え渡った。均衡が破られたのは前半21分。セットプレーから獲得したペナルティキックのチャンスを、MF伊藤涼太郎が務める。
伊藤は冷静沈着に、GKの動きを最後まで見極め、ボールを中央に浮かせる「パネンカ」で鮮やかにゴールネットを揺らした。今季5得点目となるこの先制点は、チームに大きな勢いをもたらした。
さらに41分、STVVは追加点を奪う。右サイドでボールを受けた山本理仁が、相手DFの裏を突く絶妙なスルーパスを供給。これに反応したイリアス・セバウィが冷静に決め、2-0とする。山本は攻撃の起点として、単なるチャンスメイクに留まらない、決定的なアシストを記録した。
しかしルーヴェンもホームで黙ってはいない。前半ロスタイム(45+4分)、ルーヴェンのティボー・フェルリンデンが左45度の角度から強烈なシュートを突き刺し、1点差に詰め寄って前半を終えた。
後半の猛攻を耐え抜いた「堅守」の日本人DF陣
後半に入ると、巻き返しを図るルーヴェンが猛攻を仕掛ける。攻撃的な交代策を講じ、STVVゴールに迫る時間帯が続いたが、STVVの守備陣は集中力を切らさなかった。
特にDFラインを統率した谷口彰悟は、的確なポジショニングと冷静なカバーリングで相手の攻撃を何度も阻止。さらに守護神であるGK小久保玲央ブライアンも安定したセービングを見せ、追加点を許さない堅守を築いた。畑大雅もサイドで粘り強く対応し、ルーヴェンのサイド攻撃を封じた。
ルーヴェンも明本考浩を中心に積極的に攻撃を組み立たせたが、STVVの守備ブロックを崩すには至らず。結果、STVVが1-2のまま逃げ切り、貴重な勝ち点3を獲得した。
順位争いを左右する戦術的勝利と代表選出への影響
この「ルーヴェン 対 STVV」の一戦は、単なるリーグ戦の一試合に留まらない、順位争いを大きく左右する結果となった。STVVは勝ち点を27に伸ばし、プレーオフ1(PO1、上位グループ進出)圏内の4位を堅持。堅守速攻を軸とした戦術が功を奏し、上位争いの核としての地位を確固たるものにしている。
一方、敗れたルーヴェンは、カウンターを多用する攻撃力を持つものの、守備面での脆さが改めて浮き彫りとなった。今後の上位チームとの対戦を見据えると、守備の安定化と効率的な得点力向上が急務と言える。
また、この試合での日本人選手のパフォーマンスは、日本代表選出に向けた競争において大きな影響を与えるだろう。
特に、パネンカという大胆かつ冷静なPKを決めた伊藤涼太郎は、現地メディアからも高い評価を得ており、採点ではチーム最高点(8.0/10)を記録した。彼の攻撃センスと決定力は、森保ジャパンの新たなオプションとして、今後の代表監督の注目をさらに集めることは必至だ。
また、守備のリーダーである谷口や、チャンスメーカーとして機能した山本理仁の安定感も際立っており、ベルギーリーグでの日本人選手の活躍は、日本代表の強化戦略において欠かせない要素となりつつある。STVVはPO1進出に向け、この勢いを維持できるかが今後の焦点となる。