経済
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スポーツ
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エンタメ
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映画監督・榊英雄被告の懲役8年が確定へ 最高裁が上告棄却
ニュース要約: 演技指導名目で俳優の女性2人に性的暴行を加えた準強姦罪に問われた元映画監督・榊英雄被告(56)について、最高裁第2小法廷が上告を棄却し、懲役8年の実刑が確定へ。一、二審は「立場の差を悪用した悪質で卑劣な犯行」と指摘していた。
演技指導などの名目で俳優の女性2人に性的暴行を加えたとして、準強姦(ごうかん)罪に問われた元映画監督で無職の榊英雄被告(56)の上告について、最高裁判所第2小法廷(岡村和美裁判長)は4日付の決定で棄却した。懲役8年とした一、二審の実刑判決が確定する。
一、二審の判決などによると、被告は2015年3月から16年9月にかけて、東京都内の事務所やホテルで、当時20代の俳優の女性2人に性的暴行を加えた。1人については、自身が監督を務める映画への出演が内定していた女性を相手に、演技指導と称して事務所内で暴行に及んだ。もう1人に対しては「作品に出続けるために、俺が協力できるかもしれない」「何でもやれる覚悟があるのか」などと告げ、ホテルで性的暴行を繰り返したとされる。
弁護側は「同意があった」「2人は抵抗できない状態ではなかった」と主張し、無罪を求めていた。被告は「映画監督の影響力を使っていない」とも訴えていた。しかし、一審・東京地方裁判所はことし3月、2人の女性が求めに応じなければ俳優活動に支障が出ると考え、抵抗することが著しく困難だったと認定。「監督と俳優という立場の差を悪用し、女性の性的自由を大きく侵害する悪質で卑劣な犯行」と指摘して懲役8年の実刑を言い渡した。
二審・東京高等裁判所も7月に控訴を退け、一審の判断を支持していた。被告側はさらに上告していたが、最高裁第2小法廷は決定で、憲法違反など上告理由に当たる事由はないと判断した。これにより、立場の差を悪用した犯行への量刑が一、二審から最高裁まで一貫して維持された形だ。
裁判をめぐっては、出演が決まった作品や続けて得られる仕事機会を背景とした要求が、相手の抵抗を困難にする状況を生み出すかどうかが主な争点となった。裁判所は、監督という立場の影響力を踏まえて被害者の心理や行動を評価しており、権力差を利用した性暴力の認定について、司法の判断基準が改めて示されたことになる。
映画業界では、#MeToo運動以降、撮影現場や指導の場面での性被害の告発が国内外で相次ぎ、制作サイドの予防策や対応体制の整備が課題とされてきた。朝日新聞は関連記事で、「監督から性被害」の告発を受けた映画の公開中止や、業界内外から改善を求める声に触れている。今回の確定判決は、立場を利用した性犯罪に対する抑止と、現場における対策強化への議論に影響を与えそうだ。
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