イングランド、スリランカ遠征で圧倒!カランの快挙とブルックの猛打でT20世界杯へ弾み
ニュース要約: イングランド代表はスリランカとの白球シリーズで圧倒的な強さを見せ、ODIシリーズ制覇に続きT20I初戦も勝利しました。特にサム・カランが史上2度目のハットトリックを達成し、ハリー・ブルック主将やジョー・ルートも安定した打撃を披露。2月に開幕するT20世界杯に向けて、イングランドは最高のコンディションで準備を整えています。
スリランカ対イングランド、白球シリーズで英国が優位を確立――カランの快挙がT20世界杯への弾みに
コロンボ発 ――2026年1月、スリランカで行われたイングランドとの白球クリケットシリーズは、訪問チームであるイングランドが圧倒的な強さを見せつけ、ODI(ワンデイ・インターナショナル)で2勝1敗、T20I(トゥエンティ20・インターナショナル)では第1戦を制し、1勝0敗と好スタートを切った。特に1月30日のパレケレ国際クリケットスタジアムで行われたT20I第1戦では、サム・カランがイングランド男子T20I史上2度目となるハットトリックを達成し、チームを勝利に導いた。この成果は、2月7日から開催されるT20世界杯に向けて、イングランドの戦力を大いに高めるものとなった。
ODIシリーズ:ブルックとルートの圧巻パフォーマンス
1月22日からコロンボで始まったODIシリーズは、第1戦でスリランカが271対6で勝利したものの、イングランドは第2戦で223対5と逆転勝利を収めた。この試合では、イングランドが史上初めて6人のスピナーを起用し、全員が wickets を獲得するという記録的な戦術を披露した。ジョー・ルートが75ラン(90球)を記録し、チームの勝利に貢献した。
シリーズの命運を分けた第3戦(1月27日)では、イングランドが圧倒的な攻撃力を発揮した。ハリー・ブルック主将が136ラン(65球、11x4、9x6)の未defeat、ルートが111ラン(108球)の未defeatと、両者が century を達成。さらにジェイコブ・ベセルが65ランを加え、イングランドは357対3という高得点を記録した。対するスリランカは、パヴァン・ラトナヤケが初のODI century となる121ラン(114球)を記録したものの、304ランで全滅し、53ランの差で敗れた。
この勝利により、イングランドは2023年3月のバングラデシュ戦以来、実に約3年ぶりとなるアウェーでのODIシリーズ制覇を達成した。一方、スリランカは2021年のインド戦以来保っていたホームでのODI不敗記録に終止符を打たれた。シリーズ最多得点はルートの247ランで、ラトナヤケが162ランで続いた。
T20I第1戦:カランのハットトリックが試合を決定
1月30日、パレケレで行われたT20I第1戦は、雨の影響で17オーバー制に短縮された。トスに勝ったイングランドのブルック主将はボウリングを選択し、この判断が功を奏した。
試合序盤、スリランカはパトゥム・ニッサンカやクサル・メンディスらが善戦したが、アディル・ラシッドが3wickets を19ランで抑え、リアム・ドーソンも2wickets を31ランで獲得するなど、イングランドのスピナー陣が中盤でスリランカ打線を崩壊させた。しかし、試合の流れを完全に決定づけたのは、サム・カランの劇的なハットトリックだった。
カランは第16オーバーで、スリランカ主将のダサン・シャナカ、マヒーシュ・ティークシャーナ、マティーシャ・パティラーナを連続で仕留め、0対35から一気に3wickets を38ランに改善した。この快挙により、スリランカは133ラン(16.2オーバー)で全滅。カランにとっては通算65試合目のT20Iで60 wickets 目となる記念すべき瞬間でもあった。
イングランドの追撃では、フィル・ソルトが49ラン(49球)、トム・バントンが29ラン(15球)を記録し、雨による中断後もDLS法で計算された目標を125対4(15オーバー)でクリア。11ランの差で勝利した。ジョフラ・アーチャーは0wickets ながら22ランという経済的なボウリングで試合を締めた。
世界杯への影響と今後の展望
今回のシリーズ勝利は、イングランドにとって2月8日に開幕するT20世界杯への重要なステップとなった。カラン、アーチャー、ラシッドといった主力投手陣が好調を維持し、ブルックやルートら打撃陣も安定した成績を残したことで、チーム全体の士気が大きく向上した。
特にラシッドは、ODIシリーズで7 wickets を獲得し最多奪取者となり、T20Iでも通算148 wickets という節目を達成。直近13イニングで19 wickets(経済率8.76)という驚異的な数字を記録しており、スピンが効果的なインド亜大陸での世界杯でも重要な役割を果たすと期待される。
一方、開催国の一つであるスリランカにとっては、中盤から終盤にかけての打線崩壊という深刻な課題が露呈した。ホームでのT20I最近10試合で3勝しか挙げられていないというデータが示すように、世界杯本番では大幅な戦術改善が求められる。ニッサンカやラトナヤケといった個々の選手の爆発力はあるものの、チーム全体としての安定性に欠ける点が、今後の最大の懸案事項となるだろう。
T20Iシリーズは2月1日と3日にもパレケレで続行される予定で、スリランカの巻き返しなるか、それともイングランドが完勝を収めるか、両国のファンの注目が集まっている。