【J1百年構想リーグ】岡山が歴史的逆転劇!天敵C大阪から悲願の初勝利、山根永遠が決勝弾
ニュース要約: 明治安田J1百年構想リーグ第7節で、ファジアーノ岡山がセレッソ大阪を2-1で破り、クラブ史上初となる対戦勝利を収めました。先制を許す苦しい展開ながら、ウェリック・ポポの同点弾と山根永遠の勝ち越しゴールで逆転。10年以上に及ぶ「天敵」との因縁に終止符を打ち、秋春制移行期の重要なシーズンで歴史的な一歩を刻みました。
【J1百年構想リーグ】岡山が歴史的逆転劇、C大阪から悲願の初勝利 山根の決勝弾で「天敵」を撃破
【大阪】明治安田J1百年構想リーグ第7節は3月18日、ヨドコウ桜スタジアムでセレッソ大阪とファジアーノ岡山が対戦した。試合は、これまで対戦成績で圧倒的不利に立たされていたファジアーノ岡山が2-1で逆転勝利を収めた。岡山にとってセレッソ大阪は、過去10年以上にわたり一度も勝利を挙げることができなかった「天敵」。降格のない2026年特別シーズンとはいえ、両クラブの歴史に新たな一ページを刻む劇的な結末となった。
序盤はセレッソが主導権、櫻川の先制弾で暗雲
13,230人の観衆が詰めかけた聖地・ヨドコウ桜スタジアム。ホームのセレッソ大阪(C大阪)は、慣れ親しんだ4-2-3-1の布陣で試合に入った。一方、木山隆之監督率いるファジアーノ岡山は3-4-2-1のシステムを採用。立ち上がりから主導権を握ったのは、地力に勝るセレッソだった。
前半19分、試合が動く。セレッソは中盤での細かなパスワークからサイドを崩すと、最後はFW櫻川ソロモンが反応。豪快にネットを揺らし、セレッソが幸先よく先制に成功した。これまでの「0勝2分7敗(岡山視点)」という一方的な対戦データが頭をよぎる展開に、スタジアムの雰囲気はセレッソ完勝ムードに包まれた。
ウェリック・ポポの同点弾が呼んだ「反撃の機運」
しかし、2025年シーズンをJ1・13位で残留し、着実にトップカテゴリーでの経験を積んできた今のファジアーノは粘り強かった。失点後も木山監督が志向するハイプレスと統制された守備を崩さず、チャンスを伺う。
前半終了間際の45分、試合の分岐点が訪れる。岡山は高い位置でのインターセプトから素早く攻撃に転じると、新加入のウェリック・ポポが値千金の同点ゴールをマーク。土壇場で試合を振り出しに戻し、ハーフタイムへ突入した。
山根永遠の「一撃」がジンクスを打ち破る
後半に入ると、一進一退の攻防が続く。セレッソは中島元彦やチアゴ・アンドラーデを中心に勝ち越しを狙うが、岡山の立田悠悟らを中心とした3バックがこれを跳ね返していく。
そして69分、ついに均衡が破れた。岡山はサイドの攻防から山根永遠が抜け出し、鮮やかな勝ち越しゴールを奪取。スタンドのビジターサポーターから地鳴りのような歓声が上がった。その後、セレッソの波状攻撃を凌ぎ切った岡山が2-1でタイムアップを迎え、ついにクラブ史上初となる「対セレッソ大阪戦」の白星を掴み取った。
秋春制移行期における「勝利の価値」
2026年シーズンはJリーグが秋春制へ移行するための転換期にあたり、2月から6月にかけては昇降格のない「J1百年構想リーグ」が開催されている。成績が直接的な降格に直結しない期間ではあるが、両チームにとっては新戦力のテストや組織構築の重要なプロセスだ。
特にファジアーノ岡山にとっては、2016年のJ1昇格プレーオフ決勝で敗れ、長年苦杯をなめさせられてきたセレッソからの勝利は、数字以上の価値を持つ。木山監督はかつて愛媛FC時代にもセレッソに昇格を阻まれた因縁があり、今回の勝利は指揮官にとっても格別のものとなったはずだ。
一方、敗れたセレッソ大阪は、圧倒的な相性の良さを誇りながら逆転を許す形となった。中村航輔や井上黎生人ら守備陣の連携に課題を残したものの、櫻川の得点など収穫もあった。
次なる対戦では、セレッソが誇りを取り戻すのか、それとも岡山がこの勝利を機に互角のライバル関係を築くのか。今季の対戦カードにおいて、最も注目すべき一戦となったことは間違いない。
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