【NBA】ピストンズ、歴史的13連勝がストップ セルティックスが激戦制す、カニングハム痛恨のクラッチFTミス
ニュース要約: NBAでボストン・セルティックスがデトロイト・ピストンズに117-114で競り勝ち、ピストンズの13連勝をストップさせた。カニングハムが42得点を記録するも、試合終盤、同点に追いつくはずのフリースローを痛恨のミス。この敗戦は、イースト首位を走るピストンズのクラッチタイムにおける決定力という課題を浮き彫りにした。
ピストンズ、13連勝でストップ セルティックスが競り勝つ 117-114 カニングハム痛恨のFTミス
激戦の末、ボストンに軍配 イースト首位チームの課題を露呈
NBAは26日(現地時間)、ボストン・セルティックスがホームのTDガーデンでデトロイト・ピストンズと対戦し、117-114の接戦の末、勝利を収めた。この結果、イースタン・カンファレンス首位を快走していたピストンズの連勝記録はフランチャイズ史上最長タイの「13」で途絶えることとなった。終始激しい攻防が続いた一戦は、最終盤、ピストンズのエース、ケイド・カニングハムが同点の機会を逃すフリースローミスが響き、セルティックス 対 ピストンズの対決はボストンに軍配が上がった。
シーソーゲームの展開とスターの躍動
試合は序盤から両チームが譲らない息詰まる展開となり、終始10点差以内の攻防が続いた。記録上、この試合は同点11回、リードチェンジ19回を数える、まさにシーソーゲームの様相を呈した。
ピストンズは、ガードのカニングハムがこの日、爆発的なパフォーマンスを見せ、ゲームハイの42得点を叩き出し、チームを牽引した。対するセルティックスは、ジェイレン・ブラウンが33得点10リバウンド5アシスト2スティール2ブロックと攻守にわたりオールラウンドな活躍を見せ、エースとしての役割を果たした。また、デリック・ホワイトも27得点7リバウンドを記録し、ブラウンを強力にサポートした。
第4クォーターに入っても緊張感は衰えず、両チームのリードが何度も入れ替わる一進一退の攻防が続いた。特にホワイトは、勝負どころで立て続けに3ポイントシュートを成功させ、このクォーターだけで11得点を挙げる勝負強さを見せた。
運命を分けた「クラッチタイム」の攻防
勝敗を分けたのは、試合終盤の「クラッチタイム」における決定力の差であった。
残り1分、ホワイトが値千金の3ポイントシュートを沈め、セルティックスが4点リードを奪う。ピストンズもトバイアス・ハリスの3ポイントで即座に1点差に詰め寄るなど、緊張感は最高潮に達した。
そして、運命の瞬間は残り4.4秒に訪れた。ピストンズは、この日絶好調だったカニングハムがファウルを誘発し、フリースロー3本を獲得。スコアは117-114でセルティックスがリードしており、カニングハムが全てを決めれば同点という千載一遇のチャンスだった。
カニングハムは最初の2本を冷静に成功させたものの、3本目のフリースローは無情にもリム手前に弾かれ、同点追いつきの機会を逃した。この痛恨のミスがピストンズの敗因として大きく響いた。
その後、セルティックスはペイトン・プリチャードがファウルを受け、フリースロー2本を獲得。プリチャードは高圧力下でこれを確実に沈め、リードを3点に広げた。このプリチャードの決定力が、激戦に終止符を打つ結果となった。プリチャードはベンチからの出場ながら、16得点5リバウンドを記録し、勝利に貢献した。
ピストンズが露呈したクラッチの課題
この勝利により、セルティックスは2連勝を飾り、直近6試合で5勝1敗と好調を維持している。開幕3連敗スタートと苦しんだが、ここにきて勢いを取り戻し、イースタン・カンファレンス8位(10勝8敗)まで順位を回復させている。
一方、連勝がストップしたピストンズだが、現在も15勝3敗でイースト首位の座を堅持している。しかし、今回の敗戦は、チームが抱える戦略的・精神的な課題を浮き彫りにしたとの指摘も多い。
フリースローはバスケットボールにおける最も基本的なスキルでありながら、試合終盤の高圧力下では、その成功率が勝敗を大きく左右する。カニングハムの42得点という数字は目覚ましいが、真の強豪チームへと進化するためには、彼のような主力選手がクラッチタイムでの集中力を維持し、フリースローを確実に決め切る精神的なタフネスさが不可欠である。
今回のセルティックス 対 ピストンズ戦は、ピストンズの再建計画において、メンタルトレーニングと試合終盤の戦術的な調整が今後の重要な課題となることを示唆している。リーグ首位を走るピストンズが、この苦い敗戦を糧に、真のチャンピオンチームに必要な決定力という壁を乗り越えられるか、今後の戦いが注目される。