2026共通テスト、既卒者急増で競争激化!直前対策は「思考力」と「睡眠」が鍵
ニュース要約: 2026年度大学入学共通テストの出願総数は増加し、既卒者が1万2,835人急増したことで競争激化の様相を呈している。試験は思考力重視が継続しており、直前対策では過去問による時間配分と、メンタル安定のための「睡眠戦略」が鍵となる。特に、試験前日に7時間以上眠ることで正答率が大幅に向上するデータもあり、体調管理が合否を分ける。
2026年度大学入学共通テスト:出願総数は増加、既卒者急増で競争激化の様相
直前対策は「思考力強化」と「睡眠」が鍵
大学入試センターが実施する2026年度大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の出願状況が固まった。最終受付日(2025年10月3日)時点での出願総数は49万1,272人に上り、前年同時期比で6,704人の増加となった。特筆すべきは、現役生(高等学校等卒業見込者)が6,131人減少したのに対し、既卒者(高等学校卒業者等)が1万2,835人と大幅に増加した点だ。この既卒者の増加傾向は、一部の大学・学部における競争率を押し上げ、入試の難易度や志願者層の多様化に影響を及ぼす可能性が高い。
また、本年度から出願方法が完全にWeb出願へと切り替わったことも大きな変化点である。ペーパーレス化が進む一方で、システムの安定運用と情報伝達の確実性が引き続き課題となる。試験会場の確定情報については、出願内容の確認・訂正期間を経て、12月上旬に公表される予定だ。受験生は、この変動する状況の中で、効果的な直前対策と万全な体調管理が求められている。
難化傾向への対応:過去問と時間配分の徹底
共通テストは近年、単純な知識の暗記を問う問題から、思考力、理解力、そして応用力を試す出題へと明確にシフトしている。
2025年度の共通テストの難易度は全体として「標準的」との評価が多かったものの、科目別に見ると、地理や日本史、一部理科分野で思考力を要する難化傾向が見られた。特に、問題文を正確に読み込み、複数の情報を統合して論理的に解答を導くプロセスが重視されている。
専門家は、直前期の学習戦略として、過去問や模試の点数に基づき、個々の得点レベルに応じたカスタマイズされた対策を推奨する。特に、苦手分野の集中的な復習と、試験本番を想定した時間配分の練習が不可欠だ。
学習指導の現場からは、「実際の試験時間よりやや短めに設定して問題演習を繰り返すことで、本番で焦りを減らし、余裕を持って問題を解き切る感覚を身につけるべきだ」とのアドバイスが出ている。最新の過去問に加え、予想問題集を併用し、多様な出題形式に対応できる能力を養うことが、高得点獲得の鍵となる。
メンタルケアが合否を分ける:直前期の「睡眠戦略」
知識の詰め込みが終盤を迎える直前期において、合否を左右する最大の要因は「メンタルの安定」である。多くの受験生が抱える不安や焦燥感を乗り越えるためには、適切なストレス管理と体調維持が不可欠だ。
専門家は、不安を解消する唯一の方法は「目の前のやるべきことに集中すること」だと強調する。点数が伸び悩んだり、夜眠れなくなったりした時こそ、**「手を動かす」**学習を継続し、自信を積み重ねることが重要だ。また、深呼吸や軽いストレッチなど、自分なりのリラックスルーティンを確立し、ネガティブな思考を意識的にポジティブな言葉(例:「ここまで努力したから大丈夫」)に切り替える訓練も有効とされる。
さらに、体調管理の中でも「睡眠」の質と量は、学力に直結する重要な要素だ。データによると、共通テスト前日に7時間以上睡眠を取った受験生は、6時間未満の受験生と比較して、正答率が約12%高く、ケアレスミスも約40%少ないという結果が出ている。この事実は、直前期の徹夜学習がむしろ逆効果となり得ることを示唆している。集中力や判断力を維持するためにも、試験前日は必ず6~7時間以上の睡眠を確保することが、最高のパフォーマンスを発揮するための絶対条件となる。
総括:試される情報処理能力
2026年度共通テストは、既卒者の増加という構造的変化と、思考力重視という出題傾向の二つの波に直面している。新設科目である「情報Ⅰ」の出題形式も定着しつつあり、受験生には、プログラミングやデータ活用といった基礎知識に加え、論理的な情報処理能力が求められる。
受験生は残りわずかな期間、焦らず、共通テストの傾向を徹底的に分析し、時間管理とメンタルケアを徹底することが重要だ。体調万全の状態で本番に臨み、これまでの努力の成果を最大限に発揮することが期待される。
今後の主要日程(予定)
- 2025年12月上旬:試験会場の確定情報発表
- 2026年1月18日・19日:大学入学共通テスト実施