久保裕也、MLSシンシナティ退団!12年ぶりJリーグ復帰へ急浮上か
ニュース要約: 元日本代表FW久保裕也(31)が、約6年間在籍しクラブ史上最多出場記録を持つMLSのFCシンシナティを退団し、フリーエージェントとなった。欧州・北米で活躍した経験豊富な久保選手の去就に注目が集まる中、12年ぶりとなるJリーグ復帰が最も現実的な選択肢として浮上している。多ポジションをこなせる久保選手が、キャリアの岐路で下す「新たな挑戦」の決断に期待が高まる。
久保裕也、MLSシンシナティ退団の衝撃 12年ぶりJリーグ復帰へ加速か 31歳、新たな挑戦の行方
【ニューヨーク共同】元日本代表FWの久保裕也選手(31)が、約6年間在籍した米メジャーリーグサッカー(MLS)のFCシンシナティを2025年シーズンをもって退団したことが明らかになった。クラブ史上最多出場記録を保持するレジェンドの退団は現地で大きな衝撃を与えており、現在フリーエージェントとなった久保選手の去就、特に12年ぶりとなるJリーグ復帰の可能性に大きな注目が集まっている。
シンシナティでの金字塔 ユーティリティプレイヤーとしての貢献
久保選手は2020年にシンシナティに加入して以来、チームの成長期を支える不可欠な存在として活躍した。欧州での経験を携えて北米の地へ渡り、その豊富な経験と高い戦術理解力を遺憾なく発揮。通算成績は179試合出場、19得点9アシストを記録している。この出場数は、クラブの歴史において誰も到達していない金字塔であり、彼のチームへの貢献度がいかに大きかったかを物語っている。
久保選手の最大の特長はその戦術的な柔軟性にある。キャリア初期はストライカーやウィングとして攻撃的なポジションが主戦場であったが、シンシナティでは左ウィングバックや、特に2025年シーズンは中盤の要であるボランチとしてもプレーするなど、守備的なタスクも高いレベルでこなす稀有なユーティリティプレイヤーとして機能した。監督の要求に応じ、役割を変えながらチームの戦術的な幅を広げた功績は計り知れない。
2025年シーズンはリーグ戦で17〜21試合に出場し、1ゴールを記録。攻守両面で貢献を見せた一方で、ストライカーとしての久保選手に期待される得点数という点では、控えめなスタッツに終わったことも事実だ。クラブで安定した活躍と得点力の維持・向上は、彼が今後、トップレベルで戦い続ける上での重要な課題として挙げられている。
クラブ側は久保選手の退団に際し、長年の貢献に感謝を表明。久保選手自身も自身のインスタグラムなどでファンやクラブへの感謝を述べつつ、「新たな挑戦」を求めて次のステップへ進む決意を固めた。
12年ぶりJリーグ復帰へ 高まる期待と市場の動向
久保選手は2013年に京都サンガを離れ、スイスのBSCヤングボーイズ、ベルギーのKAAヘント、ドイツのニュルンベルクを経て、MLSのシンシナティで6年間プレーするなど、欧州・北米の第一線で戦い続けてきた。その経験値は計り知れない。現在31歳を迎え、フリーの状態となったことで、移籍金が発生しない点も国内外のクラブにとって魅力的な要素となっている。
特に、Jリーグ復帰への期待は高まる一方だ。久保選手が最後にJリーグのピッチに立ったのは12年前。円熟期を迎えた彼の日本でのプレーは、リーグに大きな刺激を与えることは間違いない。報道では、現時点で具体的な移籍先の情報は確認されていないものの、彼の豊富な経験と実績を評価する複数のJクラブが獲得に動く可能性は十分にあると見られている。
欧州復帰の可能性も完全には排除できないが、現時点ではJリーグ復帰が最も現実的な選択肢として浮上している。移籍市場の動向は12月以降、本格化すると見られ、久保陣営の動きが注目される。
サムライブルーへの思いと今後の課題
久保裕也選手は、かつて日本代表(サムライブルー)の一員として活躍した過去を持つ。2016年11月のキリンチャレンジカップでフル代表デビューを果たし、ハリルホジッチ監督のもとでW杯アジア予選にも召集されるなど、将来を期待された逸材だ。
しかし、その後は代表定着に至らず、国内外の激しいポジション争いに直面してきた。現在の日本代表の攻撃陣は若手の台頭が著しく、競争は激化している。久保選手が再び代表の扉をこじ開けるためには、新たなクラブでの絶対的な活躍と、ストライカーとしての得点能力を再び証明する必要がある。クラブでの安定したパフォーマンスこそが、代表復帰への唯一の道となる。
MLSでの偉大なキャリアを終え、久保選手は今、キャリアの重要な岐路に立っている。彼の豊富な海外での経験、そして多ポジションをこなせる能力は、どのクラブにとっても大きな財産となるだろう。次の「新たな挑戦」がJリーグのピッチとなるのか、あるいは再び海外の舞台となるのか。31歳のベテランが下す決断と、その後の活躍に、日本サッカー界の視線が注がれている。