山下美月、卒業後の「天下取り」へ:女優・モデルとして進化、掴んだ素の自分
ニュース要約: 乃木坂46を卒業した山下美月(26)が、女優・モデルとして飛躍。アイドル像の葛藤を乗り越え精神的に成熟し、表現者として深みを増している。卒業後初の単独主演舞台『成瀬は天下を取りにいく』で本格女優への転身を印象づけ、ファッションブランドRESEXXYの顔としても影響力を拡大している。
山下美月、アイドルからの解放:女優業で掴んだ「素の自分」と挑戦の軌跡
—『成瀬は天下を取りにいく』主演、ファッション界での影響力拡大—
2025年11月25日
乃木坂46を2025年5月に卒業した山下美月(26)が、そのキャリアを女優業とファッションモデル業の両輪で加速させている。アイドル時代の「完成された」イメージから脱却し、自己否定的な思考を乗り越えた山下美月は、現在、多忙を極める中で精神的な成熟を見せ、表現者としての深みを増している。卒業から約半年が経過した今、彼女の活動動向と、日本エンターテインメント界におけるその存在感について深く追う。
女優としての「天下取り」へ:大舞台への挑戦
山下美月は乃木坂46在籍中から既に多数のドラマに出演し、俳優としての基礎を固めてきたが、卒業後はその活動が一層本格化している。特に注目されるのが、2026年7月上演予定の単独主演舞台『成瀬は天下を取りにいく』だ。これは本屋大賞を受賞した話題作の舞台化であり、彼女にとって乃木坂46卒業後初の単独主演作品となる。
彼女が演じるのは主人公の成瀬あかり役。この大役への挑戦は、アイドルから本格女優への転身を印象づける、まさに試金石となるだろう。関係者からは、アイドル時代から継続的にドラマ出演を果たし、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』やTBS日曜劇場『下剋上球児』など、約1年半にわたって連続ドラマに出演し続けた実績が、彼女の演技に対する真摯な姿勢を裏付けていると評価されている。
また、映像分野でもその存在感は際立っている。2025年11月22日公開の映画『六人の嘘つきな大学生』では、就活生役の矢代つばさとして出演し、共演者とともにリアルな学生の葛藤を表現。映画プロデューサーからもその表現力が高く評価された。さらに、2025年10月には映画『火喰鳥を、喰う』で主演を務めるなど、卒業後の不安を払拭し、次々と重要な役どころを射止めている。
精神的な成熟:アイドル像からの解放
乃木坂46という巨大な看板を背負っていた時期、山下美月は「正直私には向いていない」とアイドル像に対する葛藤を抱えていたという。デビュー当時から「完成されている」と見られることへの違和感と、自分を強く責めてしまうネガティブな思考が、彼女を支配していた時期があった。
しかし、卒業から1年半が経ち、彼女の仕事観と人生観には大きな変化が見られる。「自分の人生は自分で作っていくんだと考えるようになった」と語る山下美月は、経験を重ねる中で失敗を恐れず、前向きに切り替えられる精神的な強さを身につけた。
興味深いのは、彼女が「休みの日でも『仕事のために舞台を観に行ってみよう』『この資格を取ろう』とか、結局プライベートが全部仕事に繋がっている」と明かしている点だ。これは、アイドル時代の葛藤から解放され、女優という職業に文字通り全身全霊を捧げている証左であろう。卒業後の彼女は「素を出せるようになった」と語り、より自分らしい表現を追求できる環境を見出している。
ファッションリーダーとしての影響力:『RESEXXY』の顔に
女優業と並行し、山下美月はファッションシーンにおいても重要な地位を占めている。『CanCam』の専属モデルを務める彼女は、その透明感と艶やかな表現力で、多くのブランドからラブコールを受けている。
特に注目すべきは、レディースブランド『RESEXXY(リゼクシー)』のイメージモデルとしての活動だ。RESEXXYは、彼女が持つ「努力家で何事にも手を抜かず全力で取り組む姿勢」と、ブランドコンセプトである「人生を楽しみ、美しさを磨き続ける女性」のイメージが合致したとして、彼女を起用。2025年シーズンを通じて、「soft glossy」をテーマに、春、夏、秋、冬と多岐にわたるコレクションのビジュアルを担ってきた。
InstagramなどのSNSを通じたファッションコンテンツの発信も積極的であり、彼女はモデル・俳優・アイドルの分野を横断することで、尋常ではない勢いで個のブランド力を磨き続けている。
結び:さらなる飛躍への期待
卒業後の山下美月の活躍は、当初の不安を裏切る形で順調に進んでいる。精神的な成熟を経て、アイドルという枠を超えた表現者として進化を遂げた彼女は、主演舞台『成瀬は天下を取りにいく』をはじめ、今後も大作への出演が控えている。
山下美月が持つ凛とした佇まいと、甘く可愛らしい雰囲気が共存する稀有な魅力は、彼女の多角的なキャリアを支える礎となっている。女優、モデルとしてさらなる高みを目指す山下美月の今後の動向から、引き続き目が離せない。(了)