【J2最終決戦】ベガルタ仙台、痛恨ドローでPO圏自力消滅 昇格争いは他力待ちに
ニュース要約: J2リーグ最終節、ベガルタ仙台はいわきFCとの「東北ダービー」で0-0のスコアレスドローに終わった。勝利が絶対条件だったベガルタは勝点63でストップし、自力での昇格プレーオフ(PO)圏確保の可能性が消滅。PO圏争いは7位磐田の結果次第となり、J1復帰への道は極めて険しい他力待ちの状態となった。
【J2最終決戦】ベガルタ、痛恨のスコアレスドロー 昇格PO圏争いは他力待ちに—いわきFCとの「東北ダービー」で決定力欠く
2025年11月29日
明治安田J2リーグは29日、最終節となる第38節を迎え、J1昇格プレーオフ(PO)出場権をかけた熾烈な戦いが繰り広げられた。ユアテックスタジアム仙台で行われたベガルタ仙台 対 いわきFCの一戦は、ホームのベガルタ仙台にとって、自力でのPO圏確保を目指す上で「勝利が絶対条件」という極めて重要なベガルタ仙台 試合となった。しかし、試合は両チーム譲らぬ堅い展開となり、結果は0-0のスコアレスドローに終わった。
この痛恨のドローにより、ベガルタの勝点は63でストップ。PO圏(4位~6位)争いは他会場の結果に委ねられることとなり、J1復帰への道は極めて険しいものとなった。
勝利を渇望したユアスタ、堅守に阻まれたベガルタ攻撃陣
最終節の舞台となったユアスタには、J1復帰への望みを繋ぎたいサポーターが詰めかけ、ベガルタ仙台 試合に熱狂的な雰囲気を醸し出した。ベガルタは、直近5試合で4得点と好調を維持していたエース宮崎選手を前線に配置し、4-4-2の布陣で積極的に攻勢を仕掛けた。
しかし、対するいわきFCは、すでに残留を確定させているものの、「東北ダービー」としての意地を見せ、強度の高い守備で応戦した。いわきは3-1-4-2の守備的な布陣を採用し、スタメンを5人変更するなど、仙台対策を徹底。特に守備の集中力は高く、ベガルタ仙台の攻撃陣は、シーズン後半戦で培ってきた連動性を発揮できず、最後まで決定機を作り出すことができなかった。
試合は前半、後半を通じてスコアレスで推移し、互いにセットプレーのチャンスを得ながらも、ネットを揺らすには至らなかった。ベガルタは林彰洋選手を中心とした守備陣が2試合連続のクリーンシートを達成したことは評価できるものの、昇格を目指す最終決戦で得点が奪えなかった事実は、決定力不足というシーズンを通じての課題を改めて露呈する形となった。
昇格PO圏争いの行方:磐田の結果が命運を握る
この仙台 対 いわきFC戦の結果は、最終節のPO争いを複雑化させた。第37節終了時点で、ベガルタ仙台は勝点62で6位。7位ジュビロ磐田が勝点61で追走しており、ベガルタにとっては「勝てばほぼ確実に圏内確保」という状況だった。
しかし、引き分けに終わったことで勝点は63でストップ。これにより、他会場で勝利を収めたチームがベガルタを上回る可能性が高まった。
特に、7位の磐田が勝利した場合、勝点64となりベガルタの勝点63を上回り、順位が逆転する。この場合、ベガルタ仙台はPO圏外の7位以下に転落し、2025年シーズンのJ1昇格の可能性は消滅する。ホーム最終戦で勝ち点3を積み上げられなかったことが、昇格への道を自ら閉ざす最大の要因となったと言える。
東北ダービーの熱気と今後の課題
今回のベガルタ仙台 試合は、単なるリーグ戦の一戦に留まらず、東北地方におけるクラブ間の熱い対決「東北ダービー」として、大きな注目を集めた。いわきFCは、昇格争いの渦中にある相手に対し、組織的な守備と高い強度を見せつけ、J2での戦い方に確かな自信を深めた。いわきは昇格争いとは無関係ながら、強豪ベガルタを相手に土壇場で勝ち点1をもぎ取り、「下剋上」の印象を強く残した。
一方、ベガルタ仙台は、終盤の重要な局面で結果を残せず、J1復帰という目標の達成が極めて困難になった。シーズンを通して守備の安定性は高まったものの、エース宮崎選手が不発に終わるなど、攻撃面での爆発力が不足した点が浮き彫りとなった。
ユアスタでの激闘は幕を閉じたが、ベガルタの2025年シーズンはまだ終わっていない。他会場の結果を待つ間、サポーターは祈るような気持ちで見守ることになる。来季を見据えたとき、ベガルタ仙台が再びJ1昇格を現実にするためには、この最終節で露呈した決定力不足をどのように克服するかが、最大の焦点となるだろう。クラブは、この苦い教訓を糧に、来シーズンこそJ1復帰を果たすための抜本的なチーム強化が求められる。(1110字)