【衝撃】徳島県議・古川広志容疑者、ホテルで盗撮逮捕 清廉潔白を掲げた政治家の倫理崩壊
ニュース要約: 徳島県議の古川広志容疑者(64)が、赤坂のホテルで派遣型風俗店の女性を盗撮した疑いで逮捕された。約30年地方行政に携わり清廉潔白を掲げてきたベテラン議員の突然の転落は、公人に対する社会の信頼を根底から揺るがしている。公約と真逆の行動に、徳島県議会と公明党の厳しい対応が迫られている。
【深度】徳島県議・古川広志容疑者逮捕に見る「公人」の倫理崩壊:清廉潔白を掲げた政治家の裏側
2025年11月30日 日本経済新聞/共同通信
徳島県政に激震が走っている。高齢者支援や女性の安全確保を公約に掲げてきた公明党所属の徳島県議会議員、古川広志容疑者(64)が、東京都港区赤坂のホテルで派遣型風俗店に勤務する20代女性の裸をスマートフォンで盗撮した疑いで、警視庁に逮捕された事件は、公人に対する社会の信頼を根底から揺るがしている。約30年にわたり地方行政に携わり、清廉潔白を強調してきた古川広志容疑者の突然の転落は、政治家の倫理観と監視体制のあり方に重大な課題を突きつけている。
赤坂のホテルで発覚した「盗撮」の瞬間
事件が発覚したのは2025年11月28日午後8時ごろ。東京都港区赤坂の宿泊施設において、古川広志容疑者が派遣型風俗店の女性と接していた際、女性が容疑者の不審なスマートフォンの操作に気づき、その場で警察に通報したのが端緒となった。
警視庁の捜査員が現場に急行し、任意同行を求めて容疑者のスマートフォンを調べたところ、女性を無断で撮影したとみられる動画データが確認された。これを受け、警視庁は盗撮容疑で古川広志容疑者を現行犯逮捕した。容疑者は捜査に対し「スマホで撮影したことは間違いありません」と容疑を全面的に認めているという。
公職にある者が、人目につかない場所とはいえ、都心のホテルで盗撮行為に及び、被害女性の通報によって逮捕されるという異例の展開は、地元徳島のみならず、永田町にも衝撃を与えている。
「清廉潔白」の仮面:地方行政に捧げた30年
古川広志容疑者は、徳島県庁に約30年間勤務し、地方行政の要職を歴任した後、県議会議員に転身。2期務めるベテラン議員であり、公明党徳島県議団の重鎮として活動してきた。彼の政治活動の柱は、高齢化が進む徳島県における福祉の充実と、若者や女性の安全確保だった。
特に、彼は自身のウェブサイトや議会活動において、倫理性を強く訴え、県民の信頼こそが政治家の基盤であると繰り返し主張していた。そうした「清廉潔白」なイメージを掲げてきた人物が、裏側で極めて卑劣な性犯罪に手を染めていたという事実は、その政治家としてのキャリアと、彼が訴えてきた政策理念そのものを欺く行為と言わざるを得ない。
徳島県議会と公明党の対応
今回の事件を受け、徳島県議会事務局は対応に追われている。公職にある議員が、県外とはいえ、性的犯罪の容疑で逮捕された事態は、議会全体の品位を著しく損なうものだからだ。県議会は近く、この問題に関する正式なコメントを発表する予定だが、倫理規定に基づく処分や、議員辞職勧告の動きが加速するのは避けられない見通しだ。
また、古川広志容疑者が所属する公明党徳島県議団も、事件発覚直後から緊迫した状況にある。公明党はクリーンな政治を掲げており、所属議員の不祥事に対しては厳しい姿勢を取る傾向にある。党本部は「事実関係を確認中」としているものの、今後の捜査の進展次第では、離党勧告や除名処分に至る可能性が高い。
この事件は、地方議員の「職務外」の行動に対する倫理監視が、いかに脆弱であるかを浮き彫りにした。公人たる者、私生活においても高い倫理観が求められるが、その監視を党や議会任せにする現状の限界が露呈した形だ。
社会への波紋と再発防止の課題
近年、政治家や公務員による盗撮や性的な不祥事が相次いでいる。今回の古川広志容疑者の事件は、特に自身の公約とは真逆の行動であることから、有権者が政治に抱く不信感を一層深める結果となった。
被害者となった派遣型風俗店の女性は、自身のプライバシーを侵害されただけでなく、公権力に近い存在からの被害という二重の苦痛を負っている。司法手続きにおいては、容疑者が容疑を認めていることから、量刑判断が焦点となる。公職者としての地位、社会的影響力が考慮され、厳罰が下されるかどうかが注目される。
徳島県民からは、「信頼していた議員がなぜ」といった落胆の声が聞かれる一方、公人による性犯罪に対する法の厳正な適用と、再発防止に向けた政治家自身の倫理意識の抜本的な改善を求める声が高まっている。この事件は、単なる一議員の不祥事として終わらせるのではなく、地方政治における倫理規定の強化と、信頼回復に向けた真摯な取り組みを促す契機としなければならない。(了)