広瀬すず、TAMA最優秀女優賞で若手トップ確定!2026年『汝、星のごとく』への期待
ニュース要約: 女優の広瀬すずが第17回TAMA映画賞最優秀女優賞を受賞し、若手トップ女優の地位を確立した。2025年を「濃厚な年」と総括し、演技の幅と深さを証明。2026年には、横浜流星とW主演、藤井道人監督と初タッグを組む大作『汝、星のごとく』が公開予定で、CM女王としての経済的影響力も維持している。
広瀬すず、若手トップ女優の地位を確立:TAMA映画賞最優秀女優賞受賞、2026年大作『汝、星のごとく』への期待
2025年の「濃厚な年」を経て、表現力の深化を証明
女優、広瀬すず(27)が、2025年を自身にとって「役者人生でとても濃厚な年」と総括し、名実ともに若手トップ女優としての地位を確立した。本年11月15日に開催された「第17回TAMA映画賞」授賞式では、栄えある最優秀女優賞を受賞。複数の話題作で主演や重要な役柄を務め、その演技の幅と深さが批評家及び観客から高く評価されたことが、年末の映画賞レースにおける彼女の優位性を決定づけている。
広瀬は、受賞の対象となった『遠い山なみの光』や『ゆきてかへらぬ』、『宝島』など、前年10月から本年9月までに公開された計5作品での演技が高く評価された。特に、大正時代から現代、そして未来に至るまで、多様な時代背景と複雑な内面を持つキャラクターを見事に演じ分け、「演技の深まり」を証明した点に、選考委員の注目が集まった。彼女が役柄に没頭し、「一生分泣いた」と語るほど感情を揺さぶる撮影エピソードは、プロフェッショナルとしての徹底した姿勢を物語る。
2025年の広瀬の活躍はスクリーンに留まらない。1月期のTBSドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』で主演を務めたほか、Netflixオリジナル作品『阿修羅のごとく』への出演を通じ、海外市場も視野に入れたキャリア戦略を展開。さらに、紀伊國屋演劇賞の個人賞を最年少で受賞するなど、舞台での実力も評価されており、その活動領域は映画、ドラマ、舞台と多岐にわたる。この多角的な展開こそが、彼女を同世代の女優群から一歩抜きん出た存在たらしめている要因である。
2026年、待望のタッグ作『汝、星のごとく』へ
広瀬の次なる一手として、業界内外から最も熱い視線が注がれているのが、2026年に全国東宝系で公開予定の主演映画『汝、星のごとく』である。
本作は、横浜流星と広瀬すずがダブル主演を務めることで大きな話題を呼んでいる。二人は過去にも『流浪の月』や『片思い世界』などで共演経験があり、その息の合った演技には定評がある。今回は、瀬戸内の島で育った女子高生・井上暁海(広瀬)と、そこに現れた男子高生との15年にわたる壮絶な愛の物語を描く。
特に注目すべきは、映画『新聞記者』や『余命10年』などで知られる気鋭の藤井道人監督と広瀬が初タッグを組む点だ。藤井監督が描く繊細な人間ドラマと、広瀬が持つ感情表現の豊かさが融合することで、既存の恋愛映画の枠を超えた、重厚な作品が誕生すると期待されている。撮影は2025年7月から既に開始されており、2026年の映画界の最重要作品となることは確実視されている。
CM女王としての経済的影響力
女優としての確固たる地位に加え、広瀬すずは「CM女王」としての経済的影響力も維持している。2025年上半期のCM起用社数ランキングでは10社の契約を獲得し、常にトップティアに位置する。
彼女の契約先には、AGC、サントリー(「ザ・プレミアム・モルツ」)、資生堂(「dプログラム」)など、日本を代表する大手企業が名を連ねる。広瀬のCM出演料は1本あたり6,500万円前後と業界トップクラスの水準にあり、その高額なギャラは、彼女の圧倒的な知名度と好感度が生み出す経済効果を反映している。
タレントパワーランキングの調査では、彼女の認知度は女性層で9割を超え、特に「誘引率」(そのタレントをもっと見たいと答えた割合)が高いことが特筆される。企業が彼女を起用する最大の理由は、その親しみやすいキャラクターと、スキャンダルリスクの低さにある。安定したイメージは、ブランドイメージを損なうリスクを最小限に抑えたい企業にとって、極めて重要な資産となっている。
結論
2025年は、広瀬すずが単なる人気若手女優から、日本映画界を牽引する「若手トップ女優」へと進化を遂げた一年であった。TAMA映画賞最優秀女優賞の受賞は、その功績を象徴する出来事だ。来たる2026年、藤井道人監督、横浜流星とのタッグによる大作『汝、星のごとく』を通じて、彼女がどのような新たな表現を見せるのか、日本中の期待は高まるばかりである。