YOSHIKI、2026年4月に本格復帰へ!3度の手術を乗り越え「覚醒前夜」クラシカル公演から世界へ
ニュース要約: X JAPANのYOSHIKIが、3度の頚椎手術とリハビリを経て2026年4月に本格復帰することを発表。東京ガーデンシアターでのクラシカル公演を皮切りに世界ツアーを展開予定。新曲「LARME」の配信やファッションブランドの拡大、慈善活動の継続も表明しており、音楽家としての新たな章が幕を開けます。
YOSHIKI、2026年4月に本格復帰へ 3度の手術乗り越え「覚醒前夜」クラシカル公演で世界への第一章
X JAPANのリーダーYOSHIKI(59)が、長期のリハビリを経て本格的なアーティスト活動の再開を宣言した。2026年4月3日から5日まで東京ガーデンシアターで開催される「YOSHIKI CLASSICAL 2026 覚醒前夜―Tokyo 3 Nights 世界への第一章」を皮切りに、段階的に海外公演も展開していく計画だ。3度にわたる頚椎手術からの復活を目指すYOSHIKIの挑戦は、音楽活動にとどまらず、慈善事業やファッションブランド展開など多岐にわたる。
手術とリハビリ、そして「70%」の現実
2025年12月18日に東京で開かれた記者会見で、YOSHIKIは自身の健康状態について率直に語った。これまでに3度の頚椎手術を受け、現在も継続的なリハビリを行っている。「回復度合いは70%くらい。決して100%じゃない」と本人は明言する。首の痛みや手のしびれに苦しんだ「最悪の時期」からは改善しているものの、完全復活への道のりは依然として険しい。
特筆すべきは、YOSHIKIのライフスタイルの変化だ。これまでの超夜型生活から一転、朝7時から8時に起床する朝型生活に転換。リハビリに加え、メンタルケアを含めた総合的な治療を続けている。「生きてるのが嫌になっちゃう時って、たくさんある」と心の内を吐露しながらも、「それでも前向きに持っていこうとしている」と復活への強い意志を示した。
2度目の手術後、完治前にツアーを始めてしまった反省から、今回は医師の管理下で慎重にリハビリを進めてきた。サウジアラビアの古代遺跡ヘグラで行われた誕生日コンサート後には一時体調を崩したものの、本人はSNSで「完全復活!」と報告。この約70分のコンサートを「ウォームアップ」と位置づけ、2026年4月の東京公演を本格復帰の第一弾として準備を進めている。
東京から世界へ―クラシカル公演の意義
今回の「YOSHIKI CLASSICAL 2026 覚醒前夜」は、2023年の「REQUIEM」ツアー以来約2年ぶりのクラシカル公演となる。3日間連続の東京ガーデンシアター公演は、「世界への第一章」と銘打たれており、順次海外公演も発表される予定だ。YOSHIKIは会見で「今後、徐々に海外公演も発表になると思いますが、世界ツアーの第一章を日本から始められることを光栄に思っています」とコメントした。
チケットは複数の先行販売が予定されており、楽天YOSHIKIカード先行(1月6日~12日)、ウドーメンバーズ先行(1月20日~29日)、TEAM YOSHIKI・海外居住者先行(1月30日~2月9日)などが実施される。VIPパッケージも用意され、アリーナ前方確約席やサウンドチェックパーティーへの招待などの特典が含まれている。
音楽活動の本格化に向けては、2026年1月23日に新曲「LARME」が全世界配信される。「20年以上前に作った2分ほどのクラシック曲」と説明されるこの作品は、「ようやく発表のタイミングが来た」という。さらに「このほかにも多数の新曲を来年発表する予定」で、「音楽家としての活動も本格化させる」とYOSHIKIは意欲を見せている。
慈善活動の継続と「公表する意義」
音楽活動の再開と並行して、YOSHIKIは慈善活動も継続している。2024年から2025年にかけて、東南アジアの豪雨災害や香港の高層マンション火災への支援を実施。タイ赤十字社とインドネシア赤十字社にそれぞれ5万ドル(約750万円)、香港赤十字社に10万ドル(約1500万円)を寄付し、東南アジア地域への寄付総額は20万ドル(約3000万円)に達した。
能登半島地震では、1000万円の寄付に加え、自身のクリスタルピアノをチャリティーオークションに出品。落札額4000万円を含む計5000万円を日本赤十字社経由で寄付している。こうした活動により、米国非営利公益法人「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じた長期的な社会貢献が評価され、Forbes Asia「最も優れた慈善家30人」(2019年)に選出されたほか、2021年には紺綬褒章を受章した。
YOSHIKIは寄付を公表する理由について、「寄付を公表するたびに批判を受けることもあるが、公表することで支援の輪が広がる。自分1人の力は小さいが、発信することで支援が数十倍、数百倍にもなるはず」と説明。「世界各地で起きている災害などを知ってもらうためにも、公表する意義がある」と強調し、2026年新春以降も「寄付を公表し、SNSやメディアを使って支援の輪を広げる」方針を継続する姿勢を示している。
ファッションブランドの世界展開
音楽活動以外でも、YOSHIKIは新たな領域への挑戦を続けている。自身のハイファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」は、グラマラスでジェンダーレスなプレタポルテをコンセプトに、ウィメンズを中心としながらジェンダーレスアイテムを展開。初コレクションから、シューズ、バッグ、ジュエリーまでトータルで手がけ、今後はサングラスやアンダーウェアにもライン拡大を予定している。
2024-25年秋冬シーズンにはミラノファッションウィーク開幕日にウィメンズブランドとしてデビュー。イタリアやフランスの天然素材や環境配慮素材を使用し、フェミニンかつジェンダーレスで「華やかで反抗的」なコレクションを発表した。2025年春夏シーズンには、9月30日にパリ・ファッションウィーク中、パレ・ド・シャイヨでランウェイショーを実施し、パリデビューを果たした。約37ルックのコレクションは「セクシー&エッジー」をコンセプトに、ジェンダーレスな装いに重きを置いている。
さらに注目すべきは、フランスの老舗クリスタルメーカー「バカラ」との協業だ。ワイングラスなどのテーブルウェア領域への展開を予定しており、ファッションブランド発のライフスタイル・コラボとして期待が高まっている。YOSHIKIはインタビューで、バッグやビューティ、アンダーウェアまで含めた他分野との連携・展開を示唆しており、世界的な知名度を背景に「ミラノに限らず、さまざまな国・分野からのコラボオファーが絶えない」状況だという。
X JAPAN再始動への期待と現実
YOSHIKIの本格復帰宣言を受けて、ファンやメディアの間ではX JAPANとしての活動再開への期待が高まっている。「2026年4月から本格的なアーティスト活動を復活させる」「東京から世界へ向かっていく」という発言から、X JAPANとしてのワールドツアーや作品再開に繋がるのではないかとの憶測が再燃している。
しかし、現時点でX JAPAN名義の具体的なプラン―ライブや新曲リリースなど―についての正式発表はない。会見でも、他のメンバー(Toshl、PATAら)との具体的な交流エピソードや、バンドとして集まった事実は明示されていない。YOSHIKIの発言はあくまで個人としての活動再開に重点が置かれており、X JAPAN再始動を断定できる材料は乏しいのが実情だ。
それでも、「多数の新曲を来年発表する予定」「音楽家としての活動も本格化させる」というYOSHIKIの言葉は、ファンに希望を与えている。ソロやクラシカル活動に続き、ロックプロジェクト―すなわちX JAPAN―も動くのではないかという期待は、決して根拠のないものではない。今後、YOSHIKIのSNSや公式サイトからの発表、メンバー同士の共演情報などが注目される。
「涙」から「驚」へ―2026年の展望
YOSHIKIは2025年を振り返り、「今年の漢字」をリハビリの苦しさなどから「涙」と表現した。一方で、来年2026年については「多くのプロジェクトが発表され、"驚"の年になる」と予告している。満身創痍の体でそれでも走り続ける理由について、YOSHIKIは「音楽や表現を通じて、人々に何かを伝えたい。それが自分の使命だと思っている」と語る。
サウジアラビア・ヘグラでのコンサート映像は2026年初旬に公開予定であり、新曲「LARME」のリリース、東京でのクラシカル公演、そして段階的な世界展開と、YOSHIKIの2026年は確かに「驚き」に満ちた年になりそうだ。慈善活動やファッションブランドの展開も含め、YOSHIKIの多面的な活動は、単なるロックスターの枠を超えて、文化的アイコンとしての存在感を示し続けている。
3度の手術を乗り越え、70%の回復度で挑む本格復帰。「覚醒前夜」と名付けられた東京公演は、文字通りYOSHIKIの新たな覚醒への序章となるだろう。「完全ではない」体調の中で、それでも前を向き続けるその姿勢は、多くの人々に勇気と希望を与えている。2026年、YOSHIKIが奏でる音楽と行動が、世界にどんな驚きをもたらすのか。その答えは、まもなく明らかになる。