【速報】ソニー a7v 正式発表:AIチップ、高速センサー搭載で「標準機」を再定義
ニュース要約: ソニーがフルサイズミラーレス a7v(ILCE-7M5)を正式発表。3300万画素部分スタックドCMOSと専用AIチップを搭載し、AF性能と読み出し速度が飛躍的に向上。電子シャッターで最大30コマ/秒の連写、待望の4K 60pクロップなし撮影を実現し、標準機の性能基準を塗り替える。
【速報】ソニー、「標準機」を再定義するフルサイズミラーレスカメラ $\text{a7v}$を正式発表:AIチップとスタックドセンサーが切り拓く新時代
2025年12月3日
ソニー株式会社は2025年12月2日(台北時間)、かねてより市場の注目を集めていたフルサイズミラーレス一眼カメラの新製品、$\text{Sony a7v}$($\text{ILCE-7M5}$)を正式に発表した。この最新モデルは、静止画と動画の両分野で高性能を両立させる「標準機」の地位を確立してきた$\alpha 7$シリーズの第5世代にあたる。
前モデル$\alpha 7 IV$($\text{a7iv}$)の成功を土台としつつ、$\text{a7v}$は最上位機種$\alpha 1$や$\alpha 7R V$で培われた先進技術を惜しみなく投入している。特に、専用AIプロセッシングユニットの搭載と、読み出し速度が飛躍的に向上した新型センサーの組み合わせは、近年のフルサイズミラーレス市場における性能競争の新たな基準を打ち立てるものとして、国内外のクリエイターやメディアから高い評価を受けている。
発売時期と価格動向:上代は$\text{a7iv}$を上回る設定
$\text{a7v}$の予約販売は発表と同時に開始されており、正式な発売日は中国大陸で12月19日、香港、台湾でも12月中旬から下旬にかけて順次展開される予定である。日本国内での具体的な発売日と価格は現時点(12月3日)では未公表だが、海外市場の価格設定から、上代は$\text{a7iv}$を上回る水準となることが確実視されている。
例えば、中国大陸での本体推奨小売価格は17,999元($\text{a7iv}$の16,999元より高価)、台湾では約91,000台湾ドル(約2,899米ドル相当)と設定されており、高性能化に伴うコスト増が反映された形だ。
核心技術:3300万画素部分スタックドCMOSと専用AIチップ
**$\text{sony a7v}$**の最大の技術的革新は、その心臓部にある。
1. センサーとプロセッサーの進化 $\text{a7v}$は3300万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載する。特筆すべきは、このセンサーが「部分スタックドCMOS」設計を採用している点だ。この設計により、読み出し速度は$\text{a7iv}$比で約4.5倍、実測値で約2倍の高速化(27msから14msへ)を実現。これにより、ローリングシャッター現象の抑制と、高速連写性能の劇的な向上が可能となった。
さらに、画像処理エンジンには最新の$\text{BIONZ XR2}$が採用され、処理能力が大幅に強化されている。
2. AIによる次世代オートフォーカス $\text{a7v}$は、$\alpha 7R V$にも搭載された専用のAIプロセッシングユニットを内蔵している。このAIチップは、人物の瞳や顔認識にとどまらず、動物、鳥、昆虫、車、電車、飛行機など多様な被写体を高精度で認識し、追尾することを可能にする。特に、AIによる「人体姿勢推定」機能は、被写体がフレーム内で複雑な動きをしても、その姿勢を基にした高い追従性を実現し、プロフェッショナルな現場での信頼性を高めている。
動画性能と連写速度の飛躍
$\text{a7v}$は、静止画の連写性能と動画機能の両面で、競合他社に対する優位性を確立している。
1. 圧倒的な連写性能 電子シャッター使用時、$\text{a7v}$は最大30コマ/秒の$\text{14bit RAW}$連続撮影を可能にした。これは、従来の$\text{a7iv}$の機械シャッター連写速度(10fps)から3倍の飛躍であり、スポーツや野生動物など、決定的な瞬間を逃さないための強力な武器となる。また、プロ機並みの「ブラックアウトフリー」撮影と「プリキャプチャー機能」も搭載され、電子シャッターの実用性が大きく向上した。
2. 動画の「クロップ問題」を解消 動画機能では、待望の**4K 60pクロップなし(無裁切)**撮影を実現した。これにより、フルサイズセンサーの広い画角を活かした高精細な映像制作が可能となった。さらに、$\text{10bit 4:2:2}$の記録に対応し、7Kオーバーサンプリングによる高画質な4K映像出力も可能である。
手ブレ補正機構も強化され、ボディ内5軸手ブレ補正は最大7.5段相当の中心補正を実現。動画撮影時の「アクティブモード」も進化し、手持ち撮影の安定性が格段に向上している。
ユーザビリティの向上と周辺環境
**$\text{a7v sony}$**は、操作性やインターフェースも最新のトレンドに合わせて刷新された。
電子ビューファインダー($\text{EVF}$)は、約596万ドットの高解像度版にアップグレードされ、よりクリアな視認性を提供する。液晶モニターは、$\alpha 7R V$と同様の多角度(4軸)バリアングル式3.2インチタッチパネルを採用し、ローアングルやハイアングル撮影、動画の自撮りなど、幅広い撮影スタイルに対応する。
また、データ転送の高速化に対応するため、デュアル$\text{UHS-II SD}$カードスロットに加え、デュアル$\text{USB-C}$インターフェース(10Gbps対応)を搭載。一部の海外モデルでは$\text{Wi-Fi 6E}$にも対応し、プロのワークフローにおけるデータ管理の効率化を支援する。
ソニーは$\text{a7v}$の発表に合わせて、100-400mm f/4.0 $\text{GM}$など、高性能な新しいEマウントレンズ群の投入も予定しており、$\text{a7v}$のポテンシャルを最大限に引き出すためのエコシステムも盤石である。
$\text{a7v}$は、$\text{a7iv}$からの順当な進化にとどまらず、AI技術と高速センサーを融合させることで、プロフェッショナルとハイアマチュアの双方に対し、新たな表現の可能性を提供する「ゲームチェンジャー」となることが期待される。今後の市場の反応と、競合他社の動向が注目される。