セブン-イレブン、揚げ物「半額」で市場席巻!ブラックフライデー集客戦略の衝撃
ニュース要約: コンビニ最大手のセブン-イレブンが、ブラックフライデーに合わせ、揚げ物日替わり半額セールを27日から30日までの4日間限定で実施。特に「揚げ鶏」などが半額となりSNSでトレンド入りするなど、異例の価格戦略が功を奏し、ホットスナック市場での優位性を確保した。初日には約750万個を販売するなど、消費者の購買意欲を強力に喚起し、クロスセル効果も期待されている。
セブン、揚げ物「半額」で攻勢:ブラックフライデー、異例の集客戦略と市場への影響
コンビニエンスストア最大手のセブン-イレブン・ジャパンが、年末商戦の口火を切る「ブラックフライデー」に合わせ、異例の大規模キャンペーンを展開し、市場の注目を集めている。2025年11月27日から30日までの4日間限定で実施されているのが、人気フライドフードを日替わりで半額にする「揚げ物日替わり半額セール」だ。
特に目玉商品である「揚げ鶏」が半額となる本日29日(土)は、多くの店舗で開店直後から顧客が殺到し、ホットスナック市場における同社の攻めの姿勢が鮮明となった。(2025年11月29日)
異例の「半額」戦略、消費者の購買意欲を刺激
今回のキャンペーンは、セブン-イレブンとしては初の試みとなる大胆な価格戦略だ。SNS上では「セブンイレブン 半額」というキーワードがトレンド入りし、その集客力の高さは計り知れない。
対象商品は日替わりで設定されており、27日(木)の「北海道じゃがいもの牛肉コロッケ」を皮切りに、消費者からの評価が高い商品が次々と半額で提供されている。中でも、特に注目度が高かったのが、「揚げ鶏」と「五目春巻」だ。
「揚げ鶏」は、通常約240円前後の価格帯で販売されているが、本日29日(土)に限り、半額の約120円で提供された。ジューシーでボリュームがあり、通常価格でも「夕食のメインディッシュ」として利用する顧客が多い同商品が半額となることで、朝から購入目的で来店する顧客が目立った。
また、「セブン 春巻き」として親しまれる「五目春巻」(通常約121円)も、28日(金)と30日(日)の2日間、約60円で販売されるスケジュールが組まれている。この「五目春巻」も、パリッとした皮と具だくさんの餡が好評で、半額となれば「コスパ抜群」と、主婦層やビジネス層からの支持を集めている。
「セブンイレブン 揚げ物 半額」という強力なメッセージは、単なるおやつ需要を超え、手軽な中食(なかしょく)としての需要を掘り起こすことに成功している。
競争激化するホットスナック市場で優位性を確保
なぜセブン-イレブンは、採算を度外視したかに見える大規模な半額セールに踏み切ったのか。その背景には、競争が激化するコンビニ市場、特にフライドフードを中心としたホットスナック部門での優位性確保という戦略的意図がある。
近年、各社はチキンやコロッケなどの品質向上に注力しており、これらは顧客の「ついで買い」を誘発する重要な収益源となっている。このキャンペーンは、単なる値引きではなく、セブン-イレブンのフライドフードの品質の高さを再認識させ、顧客ロイヤリティを高める狙いがあると分析される。
情報筋によると、このキャンペーンはすでに大きな成果を上げており、初日のコロッケセールでは、単日で約750万個という驚異的な販売数を記録したという。これは、クリスマス期間を除く過去最高の売上水準に迫る勢いであり、消費者の需要を強力に喚起したことが裏付けられる。
クロスセル効果と今後の展望
今回の「セブンイレブン 揚げ物 半額」キャンペーンは、価格競争に陥りがちな小売業界において、一時的な大胆な価格戦略が、いかに消費者の購買行動に影響を与えうるかを示す好例となった。
特に、「揚げ鶏」や「五目春巻」といった人気商品をフックにすることで、来店頻度を高め、弁当やデザート、飲料といった他の高単価商品の購入に繋げるクロスセル効果も期待できる。実際に、半額商品を求めて来店した顧客が、夕食のメインとなるお弁当や、他の日用品を購入するケースが増加している模様だ。
セブン-イレブンは、この成功体験を基に、今後も季節イベントや特定期間に合わせた集客力の高いプロモーションを強化していくと見られる。今回のブラックフライデーセールは、ホットスナック市場におけるセブン-イレブンの競争優位性を再確立し、顧客ロイヤリティを高めるための戦略的な一手として、今後のコンビニ業界の動向を占う上で重要な試金石となるだろう。