【京都】嵯峨野トロッコ列車、紅葉最盛期に突入!保津川渓谷の絶景と「光の幻想列車」
ニュース要約: 京都の嵯峨野トロッコ列車は紅葉最盛期を迎え、保津川渓谷が錦絵のような絶景に。夜間運行の「光の幻想列車」も好評だ。週末は極度の混雑が予想されるため、確実な乗車には1ヶ月前の事前予約や平日・早朝便の利用など、戦略的な混雑回避が鍵となる。
錦秋の保津川渓谷を往く 嵯峨野トロッコ列車、紅葉が最盛期に突入
幻想的な夜間運行「光の幻想列車」も好評、混雑回避の戦略的利用が鍵
【京都】 2025年11月28日現在、京都を代表する観光路線である嵯峨野トロッコ列車(正式名称:嵯峨野観光鉄道)は、沿線約1000本のカエデやヤマモミジが燃えるように色づき、紅葉の最盛期を迎えている。例年、紅葉の見頃時期は11月中旬から12月上旬とされており、まさに今が最も景色を楽しめる「旬」の時季だ。レトロなディーゼル機関車が牽引する列車に揺られ、保津川渓谷の絶景を間近に体験しようと、国内外からの観光客が嵐山・嵯峨野エリアに集結している。
トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までの全長7.3kmを約25分かけて走行する同列車は、保津川の流れに沿って敷かれた線路をゆっくりと進む。特に「殿の漁場」と呼ばれるカーブ地点や、約70本の紅葉が密集する保津川橋梁手前など、複数の絶景スポットでは列車が速度を落とすサービスが実施されており、乗客は車窓から錦絵のような風景を心ゆくまで堪能できる。運賃は片道大人880円、小人440円で、手軽に非日常の体験が得られる点も人気の要因となっている。
夜の渓谷を彩る「光の幻想列車」
今年の秋季特別企画として、嵯峨野トロッコ列車では夜間のライトアップイベント「光の幻想列車」を運行している。開催期間は10月25日から12月29日まで(12月17日運休)。毎日16時30分以降の最終列車まで運行され、沿線が約1000基のライトで照らされる。
昼間とは一変し、闇夜に浮かび上がる紅葉と保津川のコントラストは、まさに「幻想」の名にふさわしい。トロッコ保津峡駅ではイルミネーションも実施され、ロマンチックな雰囲気を求めるカップルや夜景愛好家からの評判も高い。
さらに、紅葉シーズン終了後の冬期(12月)には、一夜限定の「スイーツ列車」など、特別なイベント運行も予定されており、単なる移動手段に留まらない、体験型観光列車としての地位を確立している。
混雑回避とスムーズな乗車のための戦略
現在、紅葉シーズンの最盛期は、週末を中心に全便が満席となる極度の混雑が予想される。当日券もトロッコ各駅(保津峡駅を除く)で販売されるが、購入は極めて困難な状況だ。
確実な乗車のためには、乗車予定日の1ヶ月前午前0時より受付開始となる公式ホームページでの事前予約が強く推奨される。
旅行日程の柔軟性がある場合は、混雑回避のために以下の戦略が有効となる。
- 曜日選択:土日祝日を避け、比較的空いている**平日(特に火曜日や水曜日)**を狙う。
- 時間帯の選定:観光客が動き出す前の午前9時台の早朝便、またはライトアップ開始前の夕方16時前の便が比較的穴場となる。
- 乗車地点の変更:JR嵯峨嵐山駅に隣接するトロッコ嵯峨駅からの乗車が一般的だが、比較的空きやすいトロッコ亀岡駅をスタート地点に設定する「逆コース」も有効な手段だ。
定番の日帰りコース:トロッコ列車と保津川下りの連携
嵯峨野観光のハイライトは、嵯峨野トロッコ列車と「保津川下り」を組み合わせた日帰りモデルコースにある。これは、多くの旅行会社やツアーで提供される定番プランだ。
トロッコ列車で保津川渓谷を上流の亀岡まで登った後、そこからバスで保津川下り乗船場へ移動し、熟練の船頭による巧みな竿さばきで、全長約16kmの保津川を下る。約2時間かけて進む川下りでは、船頭のユーモラスな解説とともに、水面から見上げる迫力ある渓谷美を体感できる。
終着点の嵐山で船を降りた後は、渡月橋や竹林の小径、天龍寺といった名所を巡る自由散策が定番の流れだ。散策の合間には、「嵐山 熊彦」のような京料理専門店や、「嵯峨野 京野菜料理 たんぽぽ」といった京野菜を味わえる店、さらには抹茶パフェやわらび餅が人気の甘味処など、周辺の豊富なグルメ情報を楽しむことができる。
なお、保津川下りは天候や増水により欠航となる場合があるため、ツアーやセット券を利用する場合は代替案の確認が肝要だ。
嵯峨野トロッコ列車が提供する秋の絶景と、保津川下りがもたらす水辺の興奮は、京都観光の魅力を最大限に引き出す。紅葉がピークを迎える今、戦略的な予約と計画をもって、日本の古都が誇る大自然のアクティビティを満喫したい。