【エールディヴィジ】PSVが圧倒的独走!連覇へ死角は?上田綺世擁するフェイエノールトの冬の戦略
ニュース要約: 2025-26シーズンのエールディヴィジは、PSVアイントホーフェンが開幕から圧倒的な攻撃力で独走。リーグ記録を塗り替える勢いだ。追うフェイエノールトは、上田綺世と渡辺剛の日本人コンビを軸に連敗を阻止したが差は広がる。冬の移籍市場では、PSVの独走阻止と欧州戦線を見据えた戦略的な補強が焦点となる。
オランダ・エールディヴィジ独走態勢のPSV、連覇へ死角なしか—フェイエノールトは日本人選手軸に巻き返し図る
【ハーグ発:2025年11月30日 共同通信】 2025-2026シーズンのオランダ・エールディヴィジは、折り返し地点を前にPSVアイントホーフェンの圧倒的な独走態勢が鮮明となっている。PSVは驚異的な攻撃力で開幕から連勝を重ね、リーグレコードを塗り替える勢いを見せた。一方、昨季の覇権を争ったフェイエノールトは、日本人FW上田綺世、DF渡辺剛らの活躍を軸に巻き返しを図るものの、トップとの差は開きつつある。冬の移籍市場を目前に控え、各クラブは独走阻止、あるいは欧州戦線を見据えた戦略的な補強を急いでいる。
圧倒的攻撃力でリーグを支配するPSV
PSVアイントホーフェンは、今季もその攻撃力に磨きをかけ、リーグを席巻している。11月末時点の順位表では、13試合を終えて11勝1分1敗、勝点34で首位を堅持。得失点差は+24に達し、他チームを寄せ付けない。
PSVの強さの根源は、その得点力にある。昨季には年間111ゴールという驚異的な記録を樹立したが、今季もその勢いを維持。開幕から連勝記録を伸ばし続け、一時は16連勝を達成し、リーグの歴史に新たな一ページを刻んだ。その後17連勝で記録はストップしたものの、その攻撃の深さと多様性はリーグトップクラスである。
例えば、psv 対 フォレンダムのような、下位チームとの対戦においてもPSVは多彩な攻撃パターンを用い、高い得点力を発揮する。天然芝への対応やチーム編成に課題を抱えるフォレンダムに対し、PSVはシーズンを通じて安定した試合運びを見せている。若手の台頭と外国人選手の活躍が噛み合い、現在のPSVには明確な死角は見当たらない状況だ。
フェイエノールト、上田綺世の先制弾で連敗阻止
一方、PSVを追うフェイエノールトは、チーム状態の立て直しに努めている。特に、11月30日に行われたエールディヴィジ第14節のテルスター 対 フェイエノールト戦は、チームにとって重要な試金石となった。
この試合でフェイエノールトは2-1で勝利を収め、連敗を阻止。勝利の立役者となったのは、先発出場した日本人FW上田綺世だ。上田選手はチームの先制ゴールを挙げ、勝利に大きく貢献。また、同じく先発フル出場を果たしたDF渡辺剛も安定した守備を見せ、チームの勝利を支えた。
フェイエノールトはこの試合で、試合終盤に上田選手を交代させ、若手や控え選手を投入するターンオーバーの兆しを見せている。これは、リーグ戦と並行して進むカップ戦(KNVBカップ)も見据え、戦力の分散と若手育成を両立させようとするチームの柔軟な戦略を反映している。しかし、依然としてPSVとの勝点差は大きく、特に攻撃陣の層の薄さが課題として浮上している。
冬の移籍市場、欧州戦線と独走阻止の鍵
12月に入り、各クラブは冬の移籍市場に向けて具体的な動きを見せ始めている。PSVは既にCL予選出場がほぼ確実視されており、さらなる高みを目指す補強戦略だ。現在の課題として、中盤の厚み強化とセンターバックの補強が挙げられ、経験豊富な外国人選手の獲得を検討している模様だ。
フェイエノールトは、上田、渡辺両選手の活躍が光るものの、PSVの独走を阻止し、欧州戦線に食い込むためには、攻撃陣の層の薄さを解消する必要がある。即戦力のストライカーや、若手育成と即戦力のバランスを重視した補強が急務とされている。
一方、アヤックスも若手の台頭は目覚ましいが、中盤の安定化と守備陣の補強がテーマだ。psv 対 フォレンダム戦で課題が露呈したフォレンダムや、テルスター 対 フェイエノールト戦で苦戦したテルスターといった下位グループは、守備陣の安定化と攻撃陣の活性化に向けた即戦力の獲得が求められる。
今シーズンからエールディヴィジでは人工芝での試合が全面禁止となり、ピッチ管理や選手のコンディション維持にも影響が出ている。PSVの独走を止めるには、冬の補強と並行し、こうしたリーグ全体の構造的な変化への適応力が鍵となるだろう。