【NBA東地区】ピストンズ13連勝阻止なるか?セルティックス戦が占う勢力図
ニュース要約: 2025-26シーズン、NBA東地区首位を独走するデトロイト・ピストンズ(15勝2敗)が、球団新記録となる14連勝をかけて名門ボストン・セルティックスと激突する。再建途上のセルティックスは、ピストンズの歴史的快進撃を阻止し、東地区の主導権を取り戻せるか。この一戦は、今後の東地区の勢力図を決定づける極めて重要な分岐点となる。
【NBA分析】ピストンズ快進撃阻止か、独走加速か 「セルティックス 対 ピストンズ」が占う東地区の勢力図 13連勝中の挑戦者と再建途上の名門の激突
2025年11月27日(現地時間)
2025-26シーズンのNBAイースタン・カンファレンスは、デトロイト・ピストンズの歴史的な快進撃によってその勢力図が塗り替えられつつある。現在、イースト首位(15勝2敗)を独走するピストンズが、11月27日(現地時間)、ボストン・セルティックスの本拠地で激突する「セルティックス 対 ピストンズ」の一戦は、今後の東地区の行方を占う上で極めて重要な分岐点となる。
ピストンズは開幕から破竹の13連勝を記録しており、このボストン戦で勝利すれば、球団史上新記録となる14連勝を達成する。一方、昨季まで東地区の盟主であったセルティックスは、主力の離脱を経てチーム再編の途上にある。名門の意地にかけて、若き挑戦者の歴史的偉業を阻止できるのか、全米の注目が集まっている。
ピストンズ、若き才能が牽引する歴史的連勝記録
ピストンズは、今季、ケイド・カニングハム、ジェイレン・デューレンら若手スターが躍動し、昨季までの低迷から完全に脱却した。現在の15勝2敗という成績は、チームが攻守両面で成熟期に入ったことを示している。
彼らの「連勝記録」の原動力となっているのは、徹底したディフェンスだ。連勝中は相手の得点を効果的に抑え込み、また攻撃ではカニングハムを中心とした多角的な展開を見せている。特に、2025年10月26日の対セルティックス戦では119-113で辛勝を収めて以降、チームの勢いはさらに加速。その後の対戦でも117-97でセルティックスを破るなど、自信を深めている。
もし、ピストンズがアウェイでセルティックスを破れば、球団新記録を樹立するとともに、2位以下との差をさらに広げ、「イースト一強」の独走態勢を強化することになる。この歴史的な挑戦が、チームの士気を極限まで高めているのは間違いない。
セルティックスの苦悩と復調の兆し
対するセルティックスは、昨シーズンまで東地区の頂点に君臨していたが、今季は大きな転換期を迎えている。昨季優勝に貢献したジェイソン・テイタムの長期離脱、クリスタプス・ポルジンギスやドリュー・ホリデーらの主力移籍が響き、チームは再建を余儀なくされた。
NBA公式のオフパワーランキングでも12位と低評価を受け、苦戦が続いている。特に、今季は失点数がリーグ2位とディフェンス面に大きな課題を抱えており、これが安定した勝利に繋がらない要因となっている。
しかし、名門は沈黙していない。最近は5試合中4勝と復調の兆しを見せており、ペイトン・プリチャードが平均13.8得点、5.0アシストと成長を見せ、チームを支えている。彼らにとって、このピストンズ戦は、単なる1勝以上の意味を持つ。ピストンズの勢いを削ぎ、東地区の主導権を再び握るための「特効薬」として、ホームコートで勝利を掴みたいところだ。この一戦は、再建が成功軌道に乗っているかを測る試金石となるだろう。
過去の因縁と戦術的焦点
両チームの対戦は常に激しい。過去の対戦を振り返ると、拮抗した戦いが展開されてきたことがわかる。例えば、2024年12月13日の対戦では、セルティックスが123-99で快勝し、シーズン20勝目を挙げた。この試合では、負傷が多いながらも実力者であるポルジンギスが3ポイントシュートで先制点を挙げ、ジェイデン・デイビソンが試合終盤に決定的な3ポイントシュートを決めるなど、セルティックスの多角的な攻撃戦術が機能した。
しかし、その後のピストンズの成長は目覚ましく、今季はセルティックスの守備を打ち破る力を持っている。
今回の「セルティックス 対 ピストンズ」戦の焦点は、セルティックスの不安定な守備が、カニングハムを中心としたピストンズの多様な攻撃をどこまで抑え込めるか、そして、テイタム不在の中で、プリチャードや他のベテラン勢が得点力を維持できるかにかかっている。
東地区順位争いの行方を左右する一戦
専門家の間では、ピストンズが今季の東地区の筆頭候補との見方が支配的だ。しかし、もしセルティックスがホームで勝利し、ピストンズの歴史的な連勝をストップさせれば、東地区の勢力図は再び混戦化する。
セルティックスにとっては、この勝利はチーム再編の成功を示す大きな一歩となり、プレーオフ進出への道筋を明確にする。一方、ピストンズが勝てば、今季の「東地区順位争い」は彼らの独壇場となる可能性が高まる。
再建途上の名門と、歴史的な偉業に挑む若き挑戦者の激突。「セルティックス 対 ピストンズ」は、どちらに転んでも今後のリーグの行方を左右する、今季最も見逃せないカードの一つである。