第38回ジュノンボーイGP大野礼音(18)の素顔:夢は「仮面ライダー」へ
ニュース要約: 「第38回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」グランプリは高校3年生の大野礼音さん(18)に決定。約1万5千人の中から頂点に立った大野さんは、バレーボール全国大会3位の実績と、審査員を圧倒した表現力を併せ持つ。アスリートの精神で夢の「仮面ライダー」を目指す、新時代のスター候補の素顔に迫る。
第38回ジュノンボーイ」グランプリに輝いた新星・大野礼音(18)の素顔 バレーボールで培った「負けず嫌い」が切り開く俳優への道――夢は「仮面ライダー」
2025年11月24日
若手俳優の登竜門として知られる「第38回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の最終選考会が23日、東京都内で開催され、東京都出身の高校3年生、大野礼音さん(18)が栄えあるグランプリに輝いた。約1万5千人の応募者の中から頂点に立った大野さんは、バレーボールで培ったアスリートとしての身体能力と、審査員を圧倒した表現力で新時代のスター候補として一躍注目を集めている。
審査委員長を唸らせた「凄まじいパフォーマンス」
ジュノンボーイコンテストの最終選考会は、モデル・俳優の井桁弘恵さんがゲスト審査員を務め、お笑いコンビの見取り図がMCを担当するなど、華やかな雰囲気の中で行われた。
大野さんが栄冠を勝ち取った背景には、その特異な経歴と、舞台上での顕著な成長が挙げられる。彼は中学時代、バレーボールで全国大会3位という輝かしい実績を持つ。この経験を活かし、1次審査では鍛え上げられた身体能力を伴うバレーボールの特技を披露し、会場を沸かせた。
しかし、大野さんの真価が発揮されたのは、2次審査で披露された告白パフォーマンスだった。ゲスト審査員の井桁弘恵さんを相手に、幼馴染という設定で真っ直ぐに思いを伝える演技は、単なるスポーツマンの域を超えた表現力を示し、審査委員長をして「凄まじいパフォーマンス」と言わしめた。スポーツを通じて養われた集中力と、目標達成に向けた「負けず嫌い」な精神が、演技という非日常の舞台でも最大限に発揮された結果と言えるだろう。
アスリートから俳優へ:夢は「仮面ライダー」
大野礼音さんは2007年11月8日生まれの18歳。身長175cm、O型。彼の魅力は、爽やかな笑顔とともに時折見せるアンニュイな表情と、内に秘めた熱い情熱にある。
グランプリ獲得後のインタビューで、大野さんは今後のキャリアについて明確な夢を語った。それは「小さい頃からの夢だった、仮面ライダーになれるように、ここから頑張っていきたい」というものだ。
ジュノン・スーパーボーイ・コンテストは、これまでも数多くの若手俳優を輩出し、彼らの多くが特撮ヒーロー作品をキャリアのスタート地点としている。大野さんにとって、仮面ライダーは単なる目標ではなく、「子供たちに憧れられる存在」になるという、自身の社会的な役割を見据えた具体的なビジョンを意味している。バレーボールで培った機敏な動きや高い身体能力は、アクションが求められるヒーロー役において、大きな強みとなることは間違いない。
学業との両立と家族への感謝
現在、高校3年生である大野さんは、高校卒業後の大学進学も視野に入れ、学業と芸能活動の両立を目指すという。ストイックに競技と向き合ってきた彼の姿勢は、多忙な芸能界においても、自己管理能力として活かされるだろう。
大野さんは、栄冠を支えてきた存在として、母親への深い感謝を表明した。「一番支えてきてくれた母親に抱きつきたくて」と、感極まった様子で語る姿は、彼の誠実な人柄を物語っている。家族や友人の揺るぎない応援が、彼が厳しいコンテストを勝ち抜く原動力となった。
新時代のスター候補としての期待
大野礼音さんの今後の活躍には、大きな期待が寄せられている。ジュノン公式アプリ「JUNON TV」やライブ配信サービス「SHOWROOM」での積極的な活動を通じて、ファンとの距離を縮めてきた親しみやすい一面も、彼の人気を後押ししている。
アスリートとしての実績、そして「負けず嫌い」な精神力を持つ彼は、従来のジュノンボーイ像に、新たな要素を付け加えた。モデルや俳優としての活動の幅を広げ、ドラマや映画出演を通じて、彼が目指す「日本のヒーロー」への道を歩む準備は整っている。
第38回という歴史あるコンテストの頂点に立った大野礼音さんが、その類稀なる才能と努力をもって、日本のエンターテイメント界にどのような新風を巻き起こすのか。今後の動向から目が離せない。