名越稔洋氏の独立後初タイトル『GANG OF DRAGON』電撃発表!主演はマ・ドンソク氏、舞台は歌舞伎町
ニュース要約: 「The Game Awards 2025」にて、名越稔洋氏率いる名越スタジオの初タイトル『GANG OF DRAGON』が電撃発表された。主演は韓国俳優マ・ドンソク氏。新宿・歌舞伎町を舞台にしたシネマティックなクライムアクションで、『龍が如く』の系譜を継ぐ意欲作だ。一方で、NetEase Gamesからの開発資金に関する懸念も浮上しており、今後の動向が注目される。
名越稔洋氏の独立後初タイトル『GANG OF DRAGON』電撃発表 韓国俳優マ・ドンソク氏が主演 新宿・歌舞伎町を舞台に裏社会を描く
【ロサンゼルス、東京発】 2025年12月12日(日本時間)、ゲーム業界最大の祭典「The Game Awards 2025」において、ゲームクリエイターの名越稔洋氏が率いる名越スタジオ(Nagoshi Studio)の完全新作タイトル『GANG OF DRAGON』(ギャングオブドラゴン)が電撃的に発表された。
長らく水面下で開発が続けられてきた本作は、その舞台設定と主演キャストの豪華さから、発表直後から国内外で大きな注目を集めている。特に、主演に韓国の人気俳優マ・ドンソク氏を起用し、日本の裏社会の象徴ともいえる新宿・歌舞伎町を舞台にするという、国際市場を強く意識した布陣は、名越氏の新たな挑戦を象徴している。
マ・ドンソク氏が演じる韓国系マフィア幹部
公開されたティザートレーラーでは、歌舞伎町のネオンが瞬く雑踏を背景に、主演のマ・ドンソク氏が演じる主人公「シン・ジソン」の姿が確認された。シン・ジソンは、歌舞伎町の裏社会で勢力を拡大する韓国系犯罪組織の幹部という設定であり、その役柄は、マ氏が韓国映画『犯罪都市』シリーズなどで見せてきた「強者」のイメージと完全に重なる。
映像内では、刀や銃、さらにはミニガンといった重火器を用いた激しいアクションシーンが展開され、殴る、撃つ、斬るという暴力的な描写が、本作が名越氏の代名詞とも言える『龍が如く』シリーズの系譜を継ぐ、シネマティックなクライムアクションであることを示唆している。
名越スタジオは、名越氏がセガを退社し、2021年にNetEase Gamesの支援を受けて設立した。設立から約4年を経て発表されたこの初タイトルは、氏が長年にわたり培ってきた都市型アクションアドベンチャーのノウハウを、最新の技術と国際的なキャストで表現する意欲作と言える。
挑戦を支えるビジネスの光と影
今回の発表は、ゲーム業界の専門メディアであるファミ通などでも速報され、その期待値の高さが伺える。現時点で対応プラットフォームはPC(Steam)が確実とされ、PlayStation 5(PS5)版の展開も示唆されているが、発売時期は未定だ。
しかし、この期待の裏側には、開発資金に関するビジネス上の懸念も存在する。情報筋によると、名越スタジオの主要な出資元であるNetEase Gamesが2025年2月頃から投資戦略を見直しており、進行中のプロジェクトにおいても予算削減やタイトな開発スケジュールが求められているという。
『GANG OF DRAGON』のような大規模な実写系アクションタイトルは、開発費が高騰しやすく、特に俳優のモーションキャプチャやシネマティックな演出には多大なコストがかかる。NetEaseからの支援はプロジェクト完遂のための最低限に留まる可能性が指摘されており、追加の開発やマーケティング予算が圧縮されるリスクが、今後の作品の最終仕様や展開速度に影響を与える可能性は否定できない。
このため、名越稔洋氏と名越スタジオは、限られたリソースの中で、いかに最高の品質を担保しつつ、国際的なスターであるマ・ドンソク氏の魅力を最大限に引き出すかという、厳しい経営判断と開発の舵取りを迫られることになる。
国際的な布陣と今後の展望
本作が新宿・歌舞伎町を舞台に、韓国系俳優を主人公に据えるという構成は、日本の裏社会のドラマをアジア、そして欧米市場に売り込むための戦略的な選択と見られる。名越氏が長年得意としてきた「人間ドラマ」と「激しい暴力」の融合が、いかにギャングオブドラゴンという新たなIPで昇華されるのか、世界中のゲーマーが固唾を飲んで見守っている。
ファミ通をはじめとするメディアは、今後、名越スタジオへの詳細なインタビューやゲームシステムの掘り下げを予定しており、続報が待たれる。この電撃発表は、2025年末のゲーム業界に大きな波紋を広げたことは間違いない。