レイカーズ快進撃!ペリカンズ撃破で初の7連勝、八村塁が4戦連続2桁得点
ニュース要約: レイカーズはペリカンズを133-121で破り、今季初の7連勝を達成し西地区上位争いをリード。八村塁は14得点を記録し、4試合連続2桁得点で快進撃に貢献。ドンチッチとリーブスが攻撃を牽引する一方、レディックHCは守備の課題を指摘し、今後の改善が焦点となる。
レイカーズ、ペリカンズを撃破し今季初の7連勝 八村塁が4戦連続2桁得点、西地区上位争いをリード
【ロサンゼルス共同】米プロバスケットボールNBAは11月30日(日本時間12月1日)、ロサンゼルス・レイカーズが本拠地でニューオーリンズ・ペリカンズと対戦し、133-121で勝利を収めた。この勝利により、レイカーズは今季初の7連勝を達成。西地区の順位争いにおいて、その勢いを決定づける一戦となった。
注目の「レイカーズ 対 ペリカンズ」戦は、序盤から激しい高得点の攻防が展開されたが、レイカーズが終始主導権を握り続けた。チームはルカ・ドンチッチが34得点12リバウンド、オースティン・リーブスが33得点、ディアンドレ・エイトンが22得点12リバウンドと、主要選手たちが次々とダブルダブルを記録する驚異的な攻撃力を披露した。
八村、快進撃を支える安定感 4試合連続2桁得点
レイカーズの快進撃を支える日本人フォワード、八村塁も先発出場し、チームの勝利に大きく貢献した。八村は3点シュートを2本成功させるなど、14得点を記録。これで4試合連続の2桁得点となり、チーム内での役割が定着していることを証明した。特に、接戦の中でも冷静に得点を重ねる八村の安定感は、レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスといったベテラン勢が担うべき役割を分担し、チーム全体の得点バランスを向上させている。
しかし、JJ・レディックヘッドコーチ(HC)は楽観視していない。勝利後のコメントでは「攻撃面では評価できるが、守備が全体を通して良くなかった」と、高得点での勝利にもかかわらず、チームの守備意識に厳しい評価を下した。連勝が続く中で、更なる安定性の維持と守備の強化が、レイカーズにとっての今後の課題として浮上している。
西地区の勢力図に影響 ペリカンズは守備の立て直しが急務
今回の「レイカーズ 対 ペリカンズ」の連戦(11月15日にもレイカーズが勝利)は、西地区の勢力図に明確な影響を与えている。レイカーズはドンチッチ、リーブスといった若手主力が安定して高得点を稼ぎ出しており、連勝によって順位上位確保に大きく優位に立っている状況だ。
一方、ペリカンズはレイカーズの多彩な攻撃を止めきれず、直近の対戦で敗戦を重ねている。チームの潜在的な能力は高いものの、守備面での課題が浮き彫りになっており、このままでは順位争いで後退する懸念がある。エースのザイオン・ウィリアムソンを中心とした攻撃の多様化と、対戦相手に高得点を許す傾向の改善が急務と言える。
世代交代の象徴としての対決 レブロンとザイオンの軌跡
レイカーズとペリカンズの対決は、単なる一試合の結果以上の意味合いを持つ。特に、レブロン・ジェームズとザイオン・ウィリアムソンという世代を代表するスターの「直接対決」は、NBAファンの間で常に大きな注目を集めてきた。
情報によれば、2019-20シーズンにはレブロンがシーズン最多の40得点を記録し、若きザイオンを抑え込んだ歴史がある。この対決は、レブロンの老獪なオールラウンドプレーと、ザイオンの若さとパワーがぶつかり合う象徴的な構図を生み出してきた。また、レイカーズのアンソニー・デイビスが古巣ペリカンズ相手に、ザイオンの強力な攻撃をファウルを恐れずに抑え込むなど、ディフェンス面で重要な役割を果たしてきた経緯もある。
今回の試合では、レブロンとザイオンの具体的なスタッツは報道されていないものの、レイカーズが経験豊富な主力と若手の連携でペリカンズを封じ込めるという、過去の対戦構造を踏襲した結果となった。
レイカーズは7連勝という勢いを背景に、西地区の頂点を目指す上で重要な局面を迎えている。八村塁の継続的な活躍と、レディックHCが指摘する守備面の改善が、今後の長期的な成功の鍵となるだろう。ペリカンズは、ザイオンを軸とした攻撃をさらに成熟させるとともに、守備を立て直すことが、地区上位に食い込むための絶対条件となる。