カズ所属のアトレチコ鈴鹿がJFL入れ替え戦で降格決定、三浦知良は現役続行へ
ニュース要約: サッカー界のキング、三浦知良(58)が所属するJFLアトレチコ鈴鹿は、30日のJFL入れ替え戦でVONDS市原に延長戦の末0-1で敗れ、地域リーグへの降格が決定した。三浦選手は延長後半に出場するも無得点に終わり、プロ40年目のシーズンを苦渋の結果で終えた。チームは降格したが、三浦選手は「諦めず、はい上がる」とプロ41年目となる来季の現役続行を強く決意した。
【速報】カズ所属のアトレチコ鈴鹿、延長戦の末に降格決定 58歳三浦知良、無得点でプロ40年目に幕
JFL 入れ替え戦の激闘、VONDS市原が初昇格 「諦めずはい上がる」キングは現役続行へ決意
サッカー界の「キング」こと三浦知良選手(58)が所属するJFL(日本フットボールリーグ)のアトレチコ鈴鹿は30日、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿にて行われたjfl 入れ替え戦で、地域リーグの雄VONDS市原FC(ボンズ市原)と激突。延長戦にもつれ込む死闘の末、0対1で敗れ、2018年以来となる地域リーグ(東海1部)への降格が決定した。延長後半には三浦選手もピッチに立ったが、チームをJFL残留に導くことはできず、プロ40年目のシーズンを苦渋の結果で終えた。
運命の一戦、98分に沈む
この日、アトレチコ鈴鹿はJFL残留を、対するVONDS市原は悲願のJFL初昇格を懸けて、まさに運命の一戦に臨んだ。会場には、JFLの「壁」を死守せんとする地元のサポーターが大勢詰めかけ、熱気に包まれた。
試合は序盤からホームの鈴鹿が攻勢をかけるも、VONDS市原の組織的な守備網を崩しきれず、決定機を生かせないまま時間が経過。両チームとも得点を奪えず、0対0の均衡が保たれたまま90分を終了し、勝負は延長戦に持ち込まれた。
延長戦に入ると、地域リーグからの挑戦者であるVONDS市原が集中力を維持。延長前半7分(98分)、VONDS市原の加藤勇司ベサーナ選手が均衡を破る決勝点となるゴールを叩き込み、試合の主導権を握った。
最後の望みを託されたキング・カズ
後がなくなったアトレチコ鈴鹿は、延長後半6分、最後の望みを託し、背番号11、三浦知良を投入した。58歳を迎えたキング・カズは、プロ40年目のキャリアの集大成として、ピッチに入るとすぐに前線でボールを呼び込み、懸命にゴールを狙った。
しかしながら、VONDS市原の堅牢な守備を崩すことはできず、チームは得点できないままタイムアップの笛が鳴り響いた。アトレチコ鈴鹿は、この敗戦により、2026年シーズンを地域リーグで戦うことが決定した。
「これもサッカー」現役続行への強い決意
チームの降格が決定した後も、三浦知良は毅然とした態度で報道陣の取材に応じた。今シーズンは故障に悩まされ、リーグ戦7試合に出場したものの無得点という不本意な結果に終わった。「これもサッカー。結果は受け止めなければならない」と語り、チームの降格という現実を直視した。
しかしながら、キングの現役続行への意欲は衰えていない。自身の不調を「自分のサッカー人生の一部として、次に生かす」と強調。プロ41年目となる来季に向け、「諦めず、はい上がる」と強い決意を表明した。
アトレチコ鈴鹿との期限付き移籍契約は2026年1月31日までとなっており、来季の所属先については「自分の気持ちだけで決められるものではない。クラブの意向が重要だ」と述べ、自身の意欲とチーム側の判断の双方を考慮する姿勢を示した。
悲願達成のVONDS市原
一方、歓喜に沸いたのはVONDS市原FC(ボンズ市原)である。彼らは過去2年間、地域チャンピオンズリーグ決勝ラウンドで涙を飲んできた苦労人であり、jfl 入れ替え戦での敗退経験が、今回の勝利への執念を燃やさせたと言える。地域リーグの「壁」を打ち破り、組織力と決定力でJFL初昇格という悲願を達成した。
今回のjfl 入れ替え戦は、日本のサッカーピラミッドの厳しさと、挑戦者たちの熱い思いを改めて浮き彫りにした。58歳の三浦知良がプロのキャリアで初めて経験する地域リーグでの戦いとなるか、あるいは新たな挑戦の場を求めるのか。キングの動向は、来季に向け、日本のサッカー界の注目を集め続けるだろう。