ほしのあき、10年の沈黙を破り再起──48歳が魅せる第二の人生

グラビア界の"伝説"から家族を支える妻へ　SNSで発信する新たな生き方

　2000年代に「最年長グラビアアイドル」として一世を風靡したほしのあき（48）が、約10年ぶりの芸能活動再開から2年を経た今、新たな人生のステージで輝きを放っている。2023年の復帰以降、インスタグラムを中心に美容やトレーニングの情報を発信し、変わらぬ美貌で多くのファンを魅了。夫である騎手の三浦皇成（35）と13歳の長女との家族生活も積極的に公開し、「仲良しファミリー」として注目を集めている。

栄光と挫折、そして長い沈黙

　1977年生まれのほしのあきは、1990年代後半から本格的に芸能活動を開始。2004年頃から「最年長グラビアアイドル」を掲げ、童顔とFカップのボディーのギャップで人気を博した。『ロンドンハーツ』や『クイズ！ヘキサゴンII』など、当時のバラエティ番組に数多く出演し、2000年代を代表するタレントの一人となった。

　しかし、2011年に三浦皇成騎手と結婚し、翌年第1子を出産した直後、ペニーオークションのステルスマーケティング問題に関与していたことが発覚。これを機に芸能活動を事実上休止し、約10年間にわたって表舞台から姿を消すこととなった。

Instagram開設で再び脚光

　転機が訪れたのは2024年3月。47歳の誕生日を迎えたほしのあきは、公式インスタグラムアカウント（@akihoshino_official）を開設。かつての「ぶりっ子」キャラクターとは一線を画した、自然体の姿を披露し始めた。同年8月には整形施術を公表するなど、48歳の女性としての率直な生き方を示している。

　2025年5月にはピラティスデビューを報告し、引き締まった体型を公開。10月29日には「下半身をもっと強化したいお年頃」とコメントしながらトレーニングウェア姿を披露し、フォロワーから「48歳とは思えない」「いつまでも綺麗」と称賛の声が寄せられている。美容雑誌『美ST』のモデルとしても活動しており、同世代の女性から支持を集めている。

夫を支え続けた献身の日々

　ほしのあきの復帰劇を語る上で欠かせないのが、13歳年下の夫・三浦皇成騎手との関係だ。三浦騎手は2024年9月28日、スプリンターズステークスでデビューから18年、G1挑戦127回目にしてついに悲願の初勝利を達成。その瞬間、ほしのあきと長女が声援を送る姿が報じられ、「長年夫を支え続けた妻」として再びメディアの注目を集めた。

　結婚から14年目を迎えた2025年11月には、夫婦で京都を訪れた「ラブラブショット」をインスタグラムで公開。年の差13歳の夫婦は今も変わらぬ仲の良さを見せ、ファンから「いつ見ても仲良し」「素敵な夫婦」との声が寄せられている。

　10月末のハロウィンでは、家族3人で「チャッキー」のコスプレを披露。また、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは「おそろコーデ」で手をつなぐ姿を公開するなど、プライベートの充実ぶりを積極的に発信している。

年齢の壁を超えた先駆者として

　ほしのあきが2000年代に築いた「最年長グラビアアイドル」というポジションは、当時のグラビア界において画期的だった。20代前半が主流だった業界で、30代半ばまで第一線で活躍し続けた彼女の存在は、年齢の壁を打ち破る先駆者として今も伝説的に語り継がれている。

　復帰後のほしのあきは、過去の騒動について直接言及することなく、「2013年からお休みをしていた」と表現するにとどめている。この姿勢は、過去と向き合いながらも前を向いて歩む、成熟した女性の在り方を示しているといえるだろう。

　48歳となった現在も美しさを保ち続けるほしのあき。グラビアアイドルとして若さを競った時代から、夫と子を支える妻・母として、そして同世代の女性に勇気を与える存在として――。彼女の第二の人生は、新たな輝きを放ち始めている。