ダノンデサイル、ジャパンCで「世代最強」証明へ!世界基準の末脚でG1連勝の偉業に挑む
ニュース要約: ダービー馬でドバイシーマクラシック覇者のダノンデサイルが、ジャパンカップに出走。国際的な実績を積み重ねた同馬が、得意の2400mで「世代最強」の真価を証明し、G1連勝を目指す。戸崎騎手とのコンビで、強力なライバルとの激戦に挑む。
ダービー馬ダノンデサイル、ジャパンCで問われる「世代最強」の真価:世界基準の末脚でG1連勝へ
【東京・競馬】 2025年11月30日、日本の競馬界が最も熱い視線を注ぐ一戦、第45回ジャパンカップ(G1、東京・芝2400m)が東京競馬場で発走を迎える。今年の主役の一頭として、昨年の東京優駿(日本ダービー)覇者であるダノンデサイル(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎)が出走する。
ダービー馬として、そして今年4月にドバイの地で**ドバイシーマクラシック(G1)**を制し、国際舞台での実績を積み上げた同馬は、この秋、日本競馬の「総大将」としての役割を期待されている。鞍上には名手・戸崎圭太騎手を迎え、国内外の強豪が揃う豪華なメンバー構成の中で、G1連勝という偉業に挑む。
疑念を払拭した国際的な実績
ダノンデサイルのキャリアは、常に進化と証明の連続であった。2024年の日本ダービーを人気薄で制した際は、一部で「フロック(まぐれ)」ではないかとの声も聞かれた。しかし、年末の有馬記念での3着好走を経て、その実力が本物であることを証明。そして、4歳を迎えた2025年、世界最高峰の舞台の一つ、ドバイシーマクラシックにおいて、強力な末脚を持つライバル、カランダガンを封じ込めて勝利を収めたことは、同馬の評価を一気に国際的なものへと引き上げた。
特に彼の代名詞となっているのが、**「驚異的な末脚」**である。戸崎騎手が「ベリーベリーホース」と最大級の賛辞を贈るほど、レース後半の爆発力は目を見張るものがある。安田翔伍厩舎による緻密な調整も功を奏し、春のドバイ遠征後も、2025年1月のアメリカジョッキークラブカップ(G2)勝利など、安定したパフォーマンスを維持している。
ジャパンカップの条件と「得意の2400m」
ジャパンカップの舞台である東京競馬場芝2400mは、ダノンデサイルにとって最適な条件であると陣営は見ている。彼は、過去に海外遠征として挑んだ英インターナショナルステークス(G1、芝2050m)では5着に敗れた経験を持つが、その敗因は距離の短さにあったと分析されている。その後の調査及び実績から、彼が本来の力を最大限に発揮できるのは、長い直線とペース変化への対応力が求められる2400m戦であることが明確になっている。
陣営は「左回り」のコース適性も強みとして挙げており、ダービー、ドバイシーマクラシックと、ダノンデサイルがG1タイトルを獲得した舞台はいずれも左回りである。
しかし、今年のジャパンカップは、強力なライバルが顔を揃える。特に、同世代のトップホースであるクロワデュノール(今年の東京優駿勝ち馬)や、世界ランキング1位の実績を持つカランダガン(海外勢)といった強豪との世代最強馬対決は避けられない。戸崎騎手は「理想は内枠だが、与えられた枠順でやるのみ」「乗り味が良く、距離も対応可能」と述べ、馬の能力を信じて戦術的な駆け引きに臨む構えだ。
種牡馬としての未来と遠征計画
ダノンデサイルは現在、獲得賞金が11億円を超え、日本ダービーと海外G1という輝かしい実績を背景に、引退後の種牡馬としての期待値も非常に高い。現役としての実績を積み重ねることが、将来的な価値に直結するため、ジャパンカップでの勝利は至上命題と言える。
陣営は、ジャパンカップ後も、2025年8月に予定されている英インターナショナルステークス(G1)への再挑戦を視野に入れている。これは、日本馬として同レース初制覇を目指すという国際的な挑戦であり、ダノンデサイルのキャリアにおける重要なステップとなる。
「わんぱく」な気性を保ちつつ、順調な調整過程を経て大一番を迎えるダノンデサイル。彼の持つ瞬発力と、得意とする2400mでのパフォーマンスが、世界レベルの強豪を相手にどこまで通用するのか。今日の東京競馬場での一戦は、彼が単なるダービー馬ではなく、世界に誇れる「世代最強」のトップホースであることを証明する試金石となるだろう。