【CL詳報】オーバメヤン劇的2発!マルセイユがニューカッスルを撃破、グループ突破へ大前進
ニュース要約: CL第5節、マルセイユはホームでニューカッスルに2-1で劇的な逆転勝利。前半の失点後、後半開始直後にベテランFWオーバメヤンがわずか4分間で連続ゴールを決め、試合をひっくり返した。この勝利でマルセイユはグループ突破へ大きく前進した一方、ニューカッスルは後半の集中力不足と疲労が敗因となり痛恨の敗戦となった。
【詳報】CL運命の第5節:マルセイユ、オーバメヤンが導いた劇的逆転勝利の深層―― ニューカッスルは後半の集中力に課題
(2025年11月26日、フランス・マルセイユ発 共同通信)
2025/26シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節、グループ突破の行方を占う上で極めて重要な一戦となったマルセイユ 対 ニューカッスル戦が26日未明(日本時間)に、マルセイユのホーム、オレンジ・ヴェロドロームで行われた。試合は、前半にリードを許したマルセイユが、後半にベテランFWピエールエメリク・オーバメヤンの連続ゴールで劇的な逆転勝利を収め、2-1でニューカッスルを下した。
この勝利により、マルセイユはグループ突破に向け大きく前進した一方、ニューカッスルは痛恨の敗戦となり、エディ・ハウ監督が「大きな失望だ」と語るように、今後のグループステージの展開に暗雲が立ち込めている。
わずか4分間の逆転劇
試合は開始直後、アウェーのニューカッスルが電光石火の速攻を見せる。前半わずか6分、FWハーベイ・バーンズがゴールネットを揺らし、ニューカッスルが先制点を奪取。前半はそのまま0-1で推移し、マルセイユはホームの重圧の中で苦しい展開を強いられた。
しかし、ロベルト・デ・ゼルビ監督率いるマルセイユは、ハーフタイムでの修正が功を奏し、後半開始直後に反撃を開始する。
後半46分、MFダリル・バコラのアシストから、エースのオーバメヤンが同点ゴールを叩き込み、試合を振り出しに戻す。さらにそのわずか4分後の50分、今度はFWティモシー・ウェアのアシストから、再びオーバメヤンがゴールを決め、あっという間に2-1と試合をひっくり返した。この一連の素早い逆転劇が、デ・ゼルビ監督に「雲の上にいたようだ」と言わしめるほどの決定的な瞬間となった。
疲労と戦術の駆け引きが勝敗を分ける
このマルセイユ 対 ニューカッスル戦は、単なる点の取り合いに終わらず、両監督の戦術とチームコンディションが色濃く反映された結果となった。
マルセイユは、提供された戦術分析にもあるように、強度とスピードを重視する攻撃的スタイルを貫徹。後半、ガットゥーゾ監督時代から受け継がれるハイプレッシャーと、サイド攻撃の要であるイスマイラ・サールらの推進力が、ニューカッスルの守備陣に重くのしかかった。特に、オーバメヤンの得点能力を最大限に活かすための縦への速い展開が、後半の逆転劇の鍵となった。
一方、ニューカッスルはエディ・ハウ監督の下、攻守のバランスを重視し、ボール保持時のパスワークで相手のプレッシャーをかわす戦術を得意とする。しかし、直近のプレミアリーグでの強豪戦を終えた直後の遠征という過酷なスケジュールが、後半のパフォーマンスに影を落とした可能性が指摘されている。選手たちの疲労蓄積が、後半のわずか数分間で組織的な守備に綻びを生じさせ、マルセイユの猛攻に対応しきれなかった要因と見られる。
グループ突破へ、両チームが抱える懸念材料
今回の結果は、両チームのグループ突破の可能性を大きく左右するが、マルセイユもニューカッスルも、満身創痍の状態で残りの試合に臨むことになる。
マルセイユは、現在、主力選手ではないものの、負傷者リストが非常に多く、さらに中盤の要であるピエール=エミール・ホイビュルクの出場も不透明という懸念を抱える。重要な選手が欠場し続ければ、今後の戦力維持に不利となるだろう。
対するニューカッスルは、ルイス・ホールらの欠場の可能性に加え、前述の通り、過密日程による選手の疲労蓄積が最大のリスクとなっている。国内リーグでの安定感を欠く中、CLで安定した守備と得点力を維持できるかどうかが、突破の鍵となる。
欧州メディアはオーバメヤンを「救世主」と称賛
欧州メディアは、この試合結果に対し、マルセイユの粘り強さとオーバメヤンの決定力を高く評価している。『L’Équipe』(フランス)は、「オーバメヤンの2ゴールはまさに“チャンピオンズリーグの瞬間”だった」と報じ、30代後半を迎えてなお衰えを見せないベテランの存在感を称賛した。
一方で、『Sky Sports』(イギリス)は、ニューカッスルについて「後半の集中力の欠如が敗因」と分析。先制しながらも勝利を逃した点に対し、ハウ監督の手腕だけでなく、チーム全体の精神的なタフネスに課題が残ったとの指摘が上がっている。
マルセイユはこの劇的な勝利を弾みに、最終節でグループステージ突破を確固たるものにしたい考えだ。一方、ニューカッスルは、この敗戦を糧に、如何にコンディションを立て直し、残りの試合で巻き返すかが問われている。