【独自】第70回有馬記念ファン投票中間発表!レガレイラが圧倒的トップ、世代交代の波へ
ニュース要約: 第70回有馬記念ファン投票の第1回中間発表が締め切られ、昨年の覇者レガレイラが28万票超えで圧倒的な首位に立った。2位にはダービー馬クロワデュノールが続き、歴史的牝馬の支持と世代交代の波が鮮明に。12月28日のドリームレースへ期待が高まる。
【独自】第70回有馬記念(G1)ファン投票中間発表:レガレイラが圧倒的トップ、ドリームレースは世代交代の波へ
年末の祭典、混戦模様の中山2500m
中央競馬の1年を締めくくるグランプリレース、第70回有馬記念(G1、12月28日=中山競馬場、芝2500メートル)に向けた「有馬記念 ファン投票」の第1回中間発表が11月27日に締め切られ、昨年の覇者レガレイラ(牝4、木村哲也厩舎)が圧倒的な支持を集め、首位に立った。有効投票件数は34万件を超え、ファンが選ぶ夢の舞台への期待は例年通り高まっている。レガレイラは牝馬として歴史的な快挙を重ねてきた実績馬であり、その圧倒的な得票数は、ファンが彼女の走りに最後の一年を託している証左と言えるだろう。
◆ファン投票トップ10分析:レガレイラが独走、ダービー馬が追う構図
日本中央競馬会(JRA)が発表した第1回中間結果によると、レガレイラは28万7909票を獲得し、2位に大差をつけた。2位には今年の日本ダービー馬であるクロワデュノール(牡3、斉藤崇史厩舎)が27万1092票で続き、3位にはメイショウタバル(牡4、石橋守厩舎)が19万8994票でランクインした。
有馬記念 ファン投票は、出走馬選定の根幹をなす制度であり、上位10頭に優先出走権が与えられる。この結果からも、ファンがどの馬の勇姿を年末の舞台で見たいと願っているかが鮮明に浮かび上がる。
レガレイラの支持率は群を抜いている。彼女は2歳時にホープフルステークスを牝馬として制し、3歳時には43年ぶりとなる3歳牝馬による有馬記念制覇を成し遂げた名牝である。その歴史的偉業と、牝馬特有の斤量面での有利さ(55kg)が、多くの競馬 投票を集めた要因とみられる。
一方、2位のクロワデュノールは、今年のクラシック戦線を牽引した3歳世代の代表格。3歳馬は斤量面で有利となるため、世代交代の旗手としてファンからの期待も大きい。4位のマスカレードボール、5位のベラジオオペラといったG1実績馬も僅差で続き、最終的な有馬記念 出走馬の顔ぶれは、12月4日の第2回中間発表、そして12月11日の最終結果発表まで予断を許さない状況だ。
◆血統に見る「時代の転換点」:ディープ時代から次世代へ
今年の有馬記念は、単なる一年の締めくくりに留まらず、日本競馬界の血統的な「時代の転換点」として位置づけられている。長らく日本の競馬を支配してきたディープインパクト産駒の時代が終焉を迎え、エピファネイアやキズナといった次世代種牡馬の産駒が勢力を拡大している。
中間発表の上位馬を見ても、パワーと持続力を兼ね備えた産駒が多く、特に中山芝2500mというタフなコース設定において、これらの「パワー型」が有利に働くとの分析が専門家から出ている。レガレイラやクロワデュノールといった主役候補たちが、新時代の血統を背負って立つことで、レースの質そのものが変化しつつある。
また、春のクラシック戦線とは異なるルートで力をつけてきた「上がり馬」ディマイザキッドやヤマニンブークリエらの参戦も予定されており、実績馬と新興勢力との激突も大きな見どころとなる。
◆有馬記念が持つ独自の意義:創設者・有馬頼寧の想い
有馬記念がこれほどまでに国民的な注目を集めるのは、その創設理念に由来する。レースの前身である「中山グランプリ」を創設したのは、日本中央競馬会第2代理事長であった有馬頼寧氏だ。
彼は、プロ野球のオールスターゲームから着想を得て、競馬 投票によって出走馬を決定するという、当時としては極めて革新的なシステムを導入した。これは、ファンが競馬に親しみを感じ、自らレースに参加しているという意識を高めるための試みであった。有馬氏の急逝後、その功績を称えて「有馬記念」と改称されたこのレースは、創設から約70年が経過した今もなお、ファンと競馬界の絆を象徴する「ドリームレース」としての地位を揺るぎないものとしている。
12月28日、中山のゴール前で、ファンが選び抜いた精鋭たちが激突する。年末の興奮は、最終的な有馬記念 出走馬の確定とともに、さらに高まっていくことだろう。
(経済・スポーツ部 競馬担当記者)