第76回紅白歌合戦 出場歌手発表!久保田利伸、布施明が電撃復帰、STARTO勢が完全復活へ
ニュース要約: 第76回NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表。久保田利伸が35年ぶり、布施明が16年ぶりに電撃復帰を果たすほか、STARTO ENTERTAINMENT勢が「完全復活」し、King & PrinceやNumber_iが出場を決めた。SNS発のCANDY TUNEなど初出場10組を含む、世代とジャンルを超えたドラマチックなラインナップとなっている。
第76回NHK紅白歌合戦 出場歌手発表:35年ぶり・16年ぶり大物復帰とSTARTO勢の「完全復活」
2025年11月14日、大みそかの風物詩「第76回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表されました。今年の紅白は、NHK放送100年を締めくくる節目の年として、「つなぐ、つながる、大みそか」をテーマに掲げ、新旧のアーティストが交差する、極めてドラマチックなラインナップとなりました。
出場は紅組20組、白組17組の計37組。特筆すべきは、紅組8組、白組2組の計10組に上る初出場のフレッシュな顔ぶれと、長らく紅白の舞台から遠ざかっていた大物歌手たちの電撃的な復帰です。
世代を超えたサプライズ:ベテラン勢の「待望の帰還」
今回の白組の発表で、最も音楽ファンを驚かせたのは、久保田利伸と布施明の復帰でしょう。
久保田利伸は、1990年の第41回以来、実に35年ぶり2回目の出場となります。今年はデビュー40周年という記念すべき年であり、日本R&B界のパイオニアとして、その円熟したパフォーマンスへの期待は計り知れません。
そして、2009年に紅白からの「勇退」を宣言していた布施明が、その宣言を撤回し、16年ぶりにステージに帰還します。通算26回目の出場となる布施は、今年デビュー60周年。日本を代表する歌手の「待望の帰還」は、年末の視聴者に大きな感動をもたらすに違いありません。
さらに、ORANGE RANGEが19年ぶり、TUBEが40周年記念で出場を決めるなど、日本の音楽史を彩ってきた実力派たちが一堂に会します。世代を超えた視聴者が楽しめる、懐かしくも新しい空間が演出されることとなりそうです。
STARTO勢の「完全復活」:新時代の紅白へ
昨年の紅白では、旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)所属タレントの出演が見送られ、44年ぶりにその歴史が途絶えるという出来事がありました。しかし、今年は世論の支持とアーティストの活躍を背景に、彼らが正式に紅白の舞台に「完全復活」を果たしました。
特に注目されるのは、King & PrinceとNumber_iです。King & Princeは、2人体制となってから初めての出場(通算6回目)となり、新たなスタートを切った彼らのパフォーマンスに注目が集まります。また、元King & Princeのメンバーで結成されたNumber_iも2年連続の出場を決めました。
この復活は、NHKが掲げる選考基準「今年の活躍」「世論の支持」を満たした結果であり、令和の音楽シーンにおける彼らの存在感を改めて示すものと言えるでしょう。
時代の潮流を読む:SNS発の「超新星」たち
一方で、今年の紅白は、音楽シーンの急速なデジタル化とSNS文化の浸透を色濃く反映しています。
紅組の初出場組8組のうち、その多くがデジタルプラットフォームで爆発的な人気を得ています。特に、TikTokで「倍倍FIGHT!」が50億再生を突破したというCANDY TUNEや、若者層に強い支持を持つFRUITS ZIPPERといった、SNS発の新世代アイドルグループの選出は、紅白が時代の潮流を敏感に捉えている証拠です。
また、グローバルな活躍を見せるK-POPグループのaespaや、オーディション番組出身のHANA、そして白組からは**&TEAM**、M!LKといった新鋭グループが名を連ねており、多様性と国際化が進む日本の音楽シーンの現在地を示しています。
安定と新風の司会陣
今年の司会は、安定感抜群の綾瀬はるか(4回目)、3年連続での起用となる有吉弘行、そして初司会となる女優の今田美桜、さらにNHKの鈴木奈穂子アナウンサーの4人が務めます。綾瀬と有吉の盤石なタッグに、フレッシュな今田が加わることで、テーマである「つなぐ、つながる」を体現する、温かくもエネルギッシュな進行が期待されます。
大物ベテランの復帰、STARTO勢の復活、そしてデジタル世代の超新星たちの台頭――。第76回紅白歌合戦は、放送100年という節目にふさわしく、伝統と革新が見事に融合した、歴史に残る大みそかの祭典となりそうです。