2026年1月17日、日本では忘れてはならない震災の記憶と、新たな時代への胎動が交錯する一日となりました。
阪神・淡路大震災から31年を迎えた神戸・東遊園地では、未明から多くの人が祈りを捧げました。今年は「つむぐ」の文字が灯籠で描かれ、震災を知らない世代へ教訓を繋ぐ決意が示されています[13][20]。一方で、今日から始まった大学入学共通テストでは、受験票の各自印刷義務化といった新ルールが導入され、受験生たちは緊張の面持ちで試験に臨んでいます[22]。さらに、1月としては極めて異例の「黄砂」が関東や近畿の広範囲で観測され、東京では統計史上初となる可能性も浮上し、健康への注意が呼びかけられました[38]。
政治の世界では、激震が走っています。日本共産党の志位和夫議長が、33年にわたる議員生活に終止符を打つべく次期衆院選への不出馬を表明しました[30]。一方で、立憲民主党と公明党が新党「中道改革連合」の結成を発表。高市政権に対抗する「第三の道」として、日本の政治地図を塗り替える大きな転換点を迎えています[12][37]。また、東京都が提供する「東京アプリ」では最大1.1万ポイントを付与する生活応援事業が本格始動し、行政のデジタル化が加速しています[39]。
エンターテインメント界では、世代を超えたスターたちの動向が注目を集めています。久本雅美は67歳の今も「生涯現役」を誓い[1]、漫画家の原哲夫は還暦を過ぎてなお圧倒的な筆致で『北斗の拳』40周年プロジェクトを牽引しています[5]。また、映画の吹き替えを10年務めた小野賢章が、ついに舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で主役のハリーを演じることが決まり、ファンを熱狂させています[27]。
ドラマ界も春に向けた新情報が相次ぎ、綾野剛が『ちるらん』で新撰組の宿敵・芹沢鴨を演じることが決定[14]。松本まりかと横山裕による『元科捜研の主婦』や[25]、中村倫也主演のK-POP業界を描くドラマ[17]、伊野尾慧と松本穂香による“ズレきゅん”ラブコメ[19]など、食指をそそるラインナップが揃いました。人気番組『それスノ』は依然として独走状態にあり、テレビの世界に活力を与えています[40]。
一方、スポーツやビジネスシーンからも重要なニュースが届いています。メジャーリーグでは、ボー・ビシェットがメッツと3年総額約195億円の巨額契約で合意[6]。サッカー界では、マンチェスター・シティがイングランド代表DFグエイの獲得に向けて最終調整に入りました[8]。国内の経済指標では、国分グループが売上高2兆円を突破し、物流のAI化を推し進めています[26]。
最後に、個人の歩みに寄り添うニュースも。かつて『GTO』で人気を博した希良梨が、がん闘病を乗り越え「再発なし」を報告し、新たな門出を迎えました[24]。タレントのネイボールは、白血病の数値が下がらない苦悩を明かしつつも、家族の支えを糧に前を向いています[28]。
震災の記憶を刻みつつ、政治も文化も新旧交代の波が押し寄せる。2026年の冬は、これまでにない変化のうねりの中にあります。
原哲夫、還暦超え現役の筆圧――『北斗の拳』から令和の最新作まで、劇画の巨匠が紡ぐ「漢」の魂
ニュース要約: 『北斗の拳』で知られる漫画家・原哲夫氏(64歳)の創作の源流と現在に迫る。アナログ技法と圧倒的な筆致にこだわり続ける巨匠は、最新作『前田慶次 かぶき旅』の連載や40周年記念プロジェクトを通じて、令和の時代にも「漢」の物語を刻み続けている。新作アニメ放送も控え、世代や国境を超えて再評価される伝説の画力とIPの生命力を詳しく解説。
原哲夫、還暦超え現役の筆圧――劇画の巨匠が紡ぐ令和の「漢」物語
世紀末を描いた伝説の画筆は今も荒野を駆ける。64歳の漫画家が放つ最新作、その影響力の源流を追う。
2026年1月、漫画界の重鎮・原哲夫(1961年生まれ)の筆は衰えを知らない。月刊コミックゼノン2月号(昨年12月25日発売)には、連載中の『前田慶次 かぶき旅』と『森の戦士ボノロン』の最新話が同時掲載された。1980年代に『北斗の拳』で一世を風靡した劇画の巨匠は、還暦を超えた今も、紙とエアブラシを武器に「漢(おとこ)」の世界を描き続けている。
武論尊との黄金コンビが生んだ社会現象
原哲夫の名を不動のものにしたのは、言うまでもなく『北斗の拳』だ。1983年から88年まで『週刊少年ジャンプ』に連載されたこの作品は、原作者・武論尊(本名:岡村善行)との「黄金コンビ」が生み出した奇跡だった。核戦争後の荒廃した世界で、北斗神拳の伝承者ケンシロウが暴力に支配された社会を旅する物語は、累計発行部数1億部を超え、アニメ化6度、映画化も重ねられるメディアミックスの金字塔となった。
だが、このコンビ誕生には意外な裏話がある。当初、原は武論尊を「当たらない原作者」と内心敬遠していたという。『ドーベルマン刑事』で人気を博していた武論尊だったが、原の読み切り版『北斗の拳』を見た編集者・堀江信彦が両者を引き合わせた。結果、秘孔を突く拳法、世紀末という独自の世界観が融合し、1980年代のジャンプ黄金期を支える作品が誕生した。武論尊の男気あふれる脚本と、原の筋肉表現が生む「義に厚く屈強な主人公像」は、『魁!!男塾』ら同時代作品とともに少年漫画の規範を打ち立てた。
池上遼一から学んだ劇画タッチの進化
原哲夫の画風を語る上で欠かせないのが、その圧倒的な「線の本数」だ。「日本の漫画家トップ5に入る」と評される緻密さは、池上遼一の『I・餓男』などから影響を受けた劇画タッチに由来する。Gペンによる強弱の荒々しい線で描かれる筋肉描写は、初期のダイナミックな表現から、フランク・フラゼッタのスーパーリアリズムを取り入れ、ケンシロウ(ブルース・リーやメル・ギブソンの影響)やラオウの肉体表現へと深化した。女性キャラクターでは優美で柔らかな筋肉を意識的に描き分け、身体描写の多様性を追求している。
2022年のカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」とのコラボレーションでも明らかなように、原は今もアナログ手法に固執する。紙とエアブラシを基調とし、デジタル移行を拒む姿勢は、「面倒な指定」を好むというこだわりの表れだ。2023年開催の「北斗の拳40周年大原画展」では400点超の原画が展示され、その緻密さが改めて証明された。64歳という年齢を考えれば、長年のアナログ作業は身体的負担も相当だろうが、原は「原点回帰」を語り、創作への情熱を持続させている。
40周年を経て再評価される『北斗の拳』
『北斗の拳』は連載終了から約40年を経た現在も、デジタル配信と新作展開により現代で再評価されている。公式サイト(hokuto-no-ken.jp)や電子書籍プラットフォームで全27巻が容易にアクセス可能となり、核戦争後のサバイバル世界観が、『マッドマックス』系ポストアポカリプス作品と親和性を持つことから、若年層にも再発見されている。
2023年の大原画展は「愛をとりもどせ!!」のスローガンのもと史上最大規模で開催され、ケンシロウ、ラオウのビジュアルインパクトが40年経過しても持続することを示した。さらに、『北斗の拳 拳王軍ザコたちの挽歌』のショートアニメが2026年1月5日からAT-X、TOKYO MXで放送開始。本家『北斗の拳』新作アニメも2026年放送が決定し、キービジュアル第2弾が1月5日・16日に公開されるなど、IPの活性化が続いている。
海外でも「Fist of the North Star」としてカルト的人気を持ち、NetflixやCrunchyrollなどの配信で近年再ブレイク。世紀末テーマが海外コミコンやファンアートで活発に取り上げられ、グローバルなロングセラーとなっている。
次世代への影響力と最新作の展開
原哲夫の影響は次世代作家にも及ぶ。『蒼天の拳 リジェネシス』(2025年11月完結)や『北斗の拳外伝 天才アミバの異世界覇王伝説』など、新世代作家が北斗世界を継承・拡張している。原自身も原作として『前田慶次 かぶき旅』(作画:出口真人)を連載中で、21巻が2026年3月19日発売予定だ。同作は2019年から月刊コミックゼノンで連載され、時代劇ファンに支持されている。
一方、『北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝』8巻が2025年11月に発売され、9巻は2026年7月頃の予想。コメディ寄りスピンオフが原作の重厚さを補完し、SNS共有を促進している。新連載『森の戦士ボノロン』は1巻発売未定だが、原の創作意欲の高さを物語る。
アナログの矜持が示す漫画の未来
原哲夫の歩みは、アナログ技法の価値を問い直す。デジタル全盛の現代において、紙とペンにこだわる姿勢は時代遅れに映るかもしれない。だが、2023-2024年の展覧会で示された緻密な原画群は、手作業でしか生み出せない「熱量」の存在を証明した。武論尊との協働は『蒼天の拳』などで今も続き、北斗シリーズは20年以上経過した2020年代も新規ファンを獲得し続けている。
64歳の原哲夫が紡ぐ「漢」の物語は、令和の時代にどう受け継がれるのか。その答えは、紙の上に刻まれた無数の線の中にある。