横山裕・佐野岳の重傷事故が続発!「ドッキリGP」での負傷で問われるTV番組の安全管理体制
ニュース要約: SUPER EIGHT横山裕氏が『ドッキリGP』収録中に肋骨骨折で全治2カ月の重傷。これに先立ち佐野岳氏も長期療養が必要な怪我を負っており、身体を伴う芸能番組の収録リスクと、テレビ業界全体の安全管理体制の抜本的な見直しが喫緊の課題となっている。
芸能番組収録で事故相次ぐ:SUPER EIGHT横山裕氏が全治2カ月、佐野岳氏に続き安全管理体制に警鐘
【東京】 2025年12月、テレビ業界のバラエティ番組収録中に、出演者が重傷を負う事故が相次ぎ、番組制作における安全管理体制の構造的な課題が改めて浮き彫りとなった。特に、フジテレビ系の人気番組『芸能人が本気で考えた!ドッキリグランプリ』(以下、ドッキリGP)の収録中に、SUPER EIGHTの横山 裕氏(44)が負傷した事故は、視聴者やファンに大きな衝撃を与えている。
横山裕氏、回転台ゲームで重傷
フジテレビは12月12日、前日11日午後に発生した横山裕氏のケガについて、番組公式サイトを通じて発表した。事故は、ロケで行われた「回転台の上に乗るゲーム」の最中に発生。横山氏がバランスを崩して転倒し、身体を強く打ちつけたという。
診断結果は「右肋骨骨折および腰椎捻挫」で、全治には約2カ月を要する重傷。横山氏は入院は避けられたものの、当面は活動の制限を余儀なくされる見通しだ。
番組を制作するフジテレビは、「横山さんが怪我をされたことについて大変申し訳なく、心より御見舞い申し上げます」と謝罪。今後は「番組制作上の安全管理をより一層徹底してまいります」との声明を発表した。
『ドッキリグランプリ 横山裕』の負傷は、年末の多忙な時期に発生したこともあり、関係各所に多大な影響を与えている。
現場の動揺と共演者への配慮
今回の事故は、現場に居合わせた共演者にも大きな精神的動揺を与えている。特に、同番組で人気企画「記憶忍者隊 マッサマン」に出演するSnow Manの向井康二氏は、事故を目の当たりにしたとされ、ファンからはSNS上で向井康二氏のメンタルヘルスを心配する声が相次いだ。「先輩の大ケガを目の前で見て、責任を感じているのではないか」といった、共演者への配慮を求める意見が拡散している。
バラエティ番組の過酷なロケやゲーム企画において、タレントが負傷した場合、その衝撃は共演者やスタッフにも波及する。単なる物理的な安全対策だけでなく、事故後のメンタルケア体制の整備も、今後のテレビ制作現場には不可欠な要素となるだろう。
佐野岳氏の重傷とバラエティ収録の危険性
さらに懸念を深めているのが、同時期に報告された別番組での重傷事故である。俳優の佐野岳氏(33)は、11月収録のTBS系特番『最強スポーツ男子頂上決戦2025冬』において、怪我を負った。
佐野岳氏の診断は「右膝の半月板損傷と靱帯断裂」という深刻なもので、全治は約8~9カ月と報じられている。これは、俳優業における身体表現に長期的な影響を及ぼしかねない重傷であり、関係者やファンに大きな衝撃を与えた。
佐野岳 怪我の事例と、今回のドッキリグランプリ 怪我の事例は、異なる番組、異なる局で発生したものの、共通しているのは、身体運動を伴う企画やゲームの安全性が十分に確保されていなかった点だ。
横山氏の事故は「回転台」という比較的シンプルな道具を使ったゲームでありながら発生した。一方、佐野氏の事故は高度な身体能力を要する競技中であった。いずれのケースも、リスク評価の甘さや、万一の事態に備えたセーフティ対策の不足が指摘されている。
制作現場は「コストと安全」のジレンマに直面
テレビ局側は、視聴率競争の中で、より過激で挑戦的な企画を求めがちになる。しかし、その結果として、出演者であるタレントの安全が脅かされる事態が続けば、番組の存続そのものにも影響が出かねない。
今回のドッキリ グランプリ 横山氏の負傷は、全治2カ月という期間でありながら、視聴者に対し「バラエティの危険性」を強く印象付けた。テレビ業界は今、企画の面白さと、出演者の生命・健康を守るという基本的な責任との間で、深刻なジレンマに直面している。
各局は、タレントの活動休止による制作スケジュールへの影響だけでなく、社会的な信頼回復のためにも、企画立案段階から医療専門家や安全管理の専門家を積極的に関与させ、二度とこのような事故が発生しないよう、抜本的な安全管理体制の見直しを迫られている。タレントが安心してパフォーマンスを発揮できる環境の整備こそが、テレビ業界全体に課せられた喫緊の課題である。(了)