エヌビディア決算過去最高とバリ島入国簡素化:2025年11月最新動向
ニュース要約: 米エヌビディア(NVIDIA)がAI半導体の旺盛な需要を背景に、売上・純利益ともに過去最高の決算を発表し、市場予想を上回る強気な見通しを示した。一方、冬のバリ島では、入国手続きが「オールインドネシア」システムにより一括申請可能となり大幅に簡素化。2025年冬の投資と旅行に関する最新動向をまとめる。
エヌビディア決算速報と冬のバリ島旅行情報|2025年11月最新動向
エヌビディア株価が急伸、過去最高の決算を発表
米半導体大手エヌビディア(NVIDIA、NVDA)は11月19日、2025年8月から10月期(第3四半期)の決算を発表し、売上高と純利益がともに四半期として過去最高を記録した。人工知能(AI)向け半導体の旺盛な需要を背景に、同社の業績は市場予想を大きく上回る結果となった。
決算内容と株価の反応
エヌビディアの売上高は前年同期比62%増の570億600万ドル(約8兆9500億円)に達し、純利益は同65%増の319億1000万ドル(約5兆141億円)となった。特に最大の収益源であるデータセンター部門の売上高は512億ドルで、アナリスト予想の493億4000万ドルを上回った。
決算発表を受けて、エヌビディア株価は時間外取引で約4%上昇し、翌20日の米国市場では186.52ドルと前日比2.84%高で推移した。この好材料は日本市場にも波及し、同日の日経平均株価は一時2000円以上値上がりして5万円台を回復する場面もあった。
強気な業績見通しと市場の評価
市場の注目が集まった2025年11月から2026年1月期(第4四半期)の売上高見通しについて、同社は約650億ドルと市場予想の612億ドルを上回る強気な数字を示した。最新のAIチップ「ブラックウェル」の需要が極めて高く、クラウド向けGPUは完売状態が続いているという。
アナリスト80人のうち73人が買い推奨を出しており、目標株価の平均は232ドル程度と、現状より約20%高い水準が見込まれている。ただし、AI投資の持続性については慎重な声も上がっており、投資家はAIインフラへの大規模投資が確実に収益に結びつくかを注視している。
同社のジェンソン・ファン最高経営責任者(CEO)は、物理AI(Physical AI)が次の成長段階となり、数兆ドル規模の市場機会を創出すると強調している。AI半導体市場での競争激化が指摘される中、エヌビディアは技術革新と量子コンピューティングへの展開により、リーディングカンパニーとしての地位をさらに強固にしている。
冬のバリ島:入国手続きが大幅に簡素化
一方、旅行業界では冬のバリ島旅行に関する最新情報が注目を集めている。インドネシア政府は2025年9月から、入国手続きを一元化する「オールインドネシア(All Indonesia)」システムを導入し、観光客の利便性を大幅に向上させた。
新システムで入国がスムーズに
従来は別々に必要だった電子到着ビザ(e-VOA)、電子税関申告(E-CD)、健康報告(SATUSEHAT Health Pass)が、新システムで一括申請できるようになった。入国3日前からオンラインで申請し、発行されたQRコードを空港で提示するだけで、約30秒で入国審査が完了する。
日本国籍の旅行者は30日以内の観光目的であれば到着ビザが必要で、料金は約50万ルピア(約5200円)。パスポートの有効期限は6カ月以上残っている必要があり、別途バリ島観光税の支払いも求められる。
注意点とまとめ
インドネシア政府は、偽サイトによる詐欺被害を防ぐため、公式サイトからの申請を呼びかけている。入国要件は予告なく変更される可能性があるため、出発前に在デンパサール日本国総領事館などで最新情報を確認することが推奨される。
エヌビディアの好調な決算と、バリ島の入国手続き簡素化は、それぞれ投資と旅行という異なる分野で、2025年冬の日本人に関心の高いトピックとなっている。