松岡昌宏、36年の節目に独立！新会社「MMsun」が示唆する「TOKIO」楽曲サブスク解禁と再結成の布石

松岡昌宏、36年の節目に独立へ 新会社「MMsun」始動、示唆される「TOKIO」音楽活動再開の布石

【東京、函館発】 2025年11月26日、国民的アイドルグループTOKIOの元メンバーであり、俳優として活躍する松岡昌宏氏（49）が、長年在籍したSTARTO ENTERTAINMENTを11月末をもって退所し、12月より完全独立することが明らかになった。芸能生活30周年を迎えた松岡昌宏氏にとって、36年間にわたり歩んだ旧ジャニーズ事務所系の組織からの離脱は、キャリアにおける最大の転換点となる。

退所の背景には、2025年6月のTOKIO解散や、グループを取り巻く環境の変化がある。松岡氏はすでに10月上旬、自身が代表取締役を務める新マネジメント会社「MMsun」を設立しており、今後はこの新会社を拠点に活動を展開していく。

新会社「MMsun」の狙い：音楽著作権管理に込めた意味

松岡昌宏氏が設立した新会社「MMsun」の事業内容が、芸能界関係者の間で大きな注目を集めている。従来の俳優・タレントのマネジメント業務に加え、定款に**「音楽著作権の管理」と「原盤の企画・制作」**が明確に盛り込まれているためだ。

松岡昌宏氏は新会社設立に際し、「"母屋TOKIO"を無くさないために新しい建物を」という強い思いを表明している。この言葉と、音楽著作権事業への参入は、TOKIOの音楽活動再開に向けた明確な布石と見られている。

TOKIOの楽曲は現在、サブスクリプションサービスでの配信が実現していないが、松岡氏が自ら著作権管理を担うことで、長年ファンが待ち望んだTOKIO楽曲のサブスク解禁に向けた道筋が開ける。さらに、ライブ活動に限定した形での「一夜限りの再結成」イベントの可能性も浮上している。完全なグループ復活は困難であるものの、音楽活動に特化した形であれば、城島茂氏や国分太一氏のパートにサポートメンバーを加えるなど、柔軟な形でステージに立つ機会を検討できるとの見方もある。

俳優業は堅調、ミタゾノシリーズの根強い人気

独立という大きな決断を下した松岡昌宏氏だが、俳優としてのキャリアは極めて安定している。現在放送中の主演ドラマ『家政夫のミタゾノ』第7シーズン（テレビ朝日系、火曜21時）は、冬ドラマの中で一定の存在感を示している。

初回視聴率は関東地区で8.7%と、冬ドラマ全体の中では中堅の数字を確保。第2話以降はやや下落傾向を見せているものの、ネット上では「三田園薫」役の奇抜な設定と松岡昌宏氏のコミカルかつシリアスな演技に対する肯定的なコメントが多数を占めており、シリーズファンの支持は根強い。ドラマのテンポやスピード感も評価されており、今後のストーリー展開次第で再び視聴率を回復させる可能性を秘めている。

また、松岡昌宏氏はバラエティ番組で見せる「アニキキャラ」も健在だ。後輩グループから「松兄」として慕われる彼は、明るくざっくばらんながらも、共演者や視聴者へのリスペクトを欠かさない誠実な人柄で知られる。この「アニキ」としての存在感は、長年にわたり『鉄腕DASH』をはじめとする様々な番組で、グループの顔として活動してきた経験に裏打ちされている。

新たな活動拠点：北海道・函館での二拠点生活

松岡昌宏氏は近年、活動の幅を広げるため、東京と北海道・函館での二拠点生活を始めている。2025年に入ってから函館に家を購入し、これをオフィスとしても活用していることを公言。独立を機に、函館を盛り上げるための地域活動にも積極的な姿勢を示しており、地元メディアやイベントからのオファーが殺到しているという。

芸能界からは、独立を機に「最強の北海道ローカルタレント誕生」を期待する声も上がっており、彼の地域貢献への意欲は強い。

一方で、TOKIO時代から関わってきた福島県「DASH村」プロジェクトとの縁も深く、グループ解散後も福島訪問の継続を約束するなど、地域復興への責任感も持ち続けている。

松岡昌宏氏の独立は、単なる所属事務所の変更ではなく、芸能生活30周年という節目を迎え、自らの音楽的ルーツや地域との繋がりを重視した、主体的なキャリア構築の始まりと言える。新会社「MMsun」を通じた今後の俳優、バラエティ、そして待望の音楽活動の展開に、ファンと業界の期待が高まっている。