巨人・甲斐拓也、年俸3億円を維持!FA2年目、誓う「日本一」への完全貢献
ニュース要約: 読売ジャイアンツの甲斐拓也捕手(33)が契約更改で来季の年俸3億円を維持した。FA移籍2年目となる来季へ、甲斐は怪我の悔しさをバネに「日本一」へのフル貢献を誓った。今季は68試合出場に留まったが、守備率.998、盗塁阻止率.351と守備の精度は健在。攻守両面でのレベルアップを目指す。
巨人・甲斐拓也、年俸3億円を維持 FA移籍2年目、誓う「日本一」へのフル貢献
【読売ジャイアンツ】
読売ジャイアンツの甲斐拓也捕手(33)が27日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、来季の年俸は現状維持の3億円でサインした。甲斐選手は、ソフトバンクからのFA移籍後、5年総額15億円の複数年契約の2年目を迎える。交渉後、甲斐は「今季は怪我もあり、十分な貢献ができなかった。来季こそはチームの勝利にフルで貢献し、日本一を目指す」と、強い決意を表明した。
故障離脱を乗り越え、来季へ期す完全復活
2025年シーズン、甲斐は開幕スタメンを勝ち取ったものの、シーズン中盤以降は出場機会が減少し、8月には右中指の骨折で戦線離脱を余儀なくされた。最終的に68試合出場に留まったが、これはこの9年間で比較的多い出場数であり、故障からの復帰も順調であることを強調した。
球団側も、甲斐が不在の期間に守備の要としてチームに与える影響の大きさを再認識しており、契約内容に変更はなかった。甲斐は「自分の成績には満足していない。この悔しさをバネに、2026年シーズンはフル稼働を目指す」と語り、来季にかける並々ならぬ意気込みを見せた。
守備の要、甲斐キャノンの不変の精度
甲斐拓也の真価は、その卓越した守備力にある。2025年シーズンも、セントラルリーグの公式記録において、その守備能力の高さが改めて証明された。65試合で460イニングを消化し、守備率.998という極めて高い水準を維持。失策はわずか1に抑え、捕手としての安定感は日本プロ野球界でトップクラスを維持している。
特筆すべきは、代名詞である「甲斐キャノン」と称される強肩による盗塁阻止能力だ。今季は56回の盗塁刺を記録し、盗塁阻止率.351をマーク。これは、過去のゴールデングラブ賞受賞実績を踏まえても、高い成功率を継続していることを示している。また、キャッチャーとしての総合的な守備評価指標であるランジファクターも7.95を記録し、その守備技術の進化と安定性はチームの守備の要として不可欠な存在であることを裏付けている。
打撃面での進化とバランス
守備だけでなく、2025年シーズンの甲斐は打撃面での改善傾向も見せた。シーズン序盤には、打率.316と好調なスタートを切り、約4年ぶりに5番打者として起用されるなど、打線の中核を担う期待も高まった。最終的なシーズン打率は**.252**で終えたが、捕手としての守備負担を考慮すれば、攻守のバランスが取れた成績と言える。
甲斐は「打撃でもチームに貢献したいという思いは強い。来季はさらに打率を向上させ、得点圏での役割も果たしていきたい」と、攻守両面でのレベルアップを誓った。
地元・大分で始動、勝利への貢献と若手育成
2026年シーズンに向けた甲斐拓也の準備はすでに始まっている。甲斐選手は、巨人に移籍後も変わらず、地元・大分市での自主トレーニングを重視しており、2025年1月7日から「甲斐拓也選手合同自主トレin大分」を継続している。別大興産スタジアムを拠点に、プロ野球公式戦の開幕に向けて万全の体調を作り上げる構えだ。
来季の目標設定について、甲斐は「チームの勝利に貢献したい」という点を最優先事項として挙げた。単に自身のパフォーマンス向上だけでなく、キャッチャーとしてのリーダーシップの発揮、そして若手選手の育成やチーム全体の連携強化にも力を入れる方針だ。
FA移籍2年目となる2026年シーズンは、甲斐拓也にとって、自身の完全復活とチームの日本一奪還という二つの大きな目標達成が懸かっている。長年にわたり培ってきた卓越した守備技術と、新たに芽生えた打撃での貢献意欲が、巨人のペナント奪還の鍵を握ることは間違いない。球界を代表する捕手の動向は、今後も大きな注目を集めるだろう。