春高バレー2026組み合わせ決定！4連覇狙う駿台学園に「死のブロック」出現

4連覇狙う駿台学園の行方は？ 春高バレー2026 組み合わせ決定、初戦から激戦必至

【東京・千駄ヶ谷発 2025年11月30日 共同】

高校バレーボール界最大の祭典、第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会、通称「春高校バレー 2026」の組み合わせ抽選会が11月30日、都内で行われ、男女各52校、計104校のトーナメント表が完成した。大会は年明けの2026年1月5日から11日まで、東京体育館（東京都渋谷区）で開催される。男子は史上稀に見る4連覇を目指す駿台学園（東京）が絶対的本命とされる中、初戦から強豪校同士が激突する激しいブロックが出現し、例年以上に波乱の幕開けが予想される。

男子：駿台学園の連覇ロードに立ちはだかる強豪

男子のシードは、順当に駿台学園（第1）、鎮西（熊本、第2）、市立尼崎（兵庫、第3）、東亜学園（東京、第4）の4校に決定した。

第1シードの駿台学園は、鉄壁の守備を誇るリベロの谷本悦司選手らを中心に、絶対的な安定感を誇る。しかし、彼らが勝ち進むブロックの対抗馬として、昨年の準優勝校である福井工大附福井高校や、高い攻撃力を持つ東山高校（京都）など、難敵がひしめく。

特に注目が集まるのは、第2シード鎮西高校のブロックだ。鎮西は、土浦日大（茨城）や強豪の愛工大名電（愛知）、初出場の常翔学園（大阪）らが集まるHゾーンの勝者と対峙する可能性があり、勝ち上がりには集中力が求められる。

また、春高バレー2026 組み合わせの中で「死のブロック」とも称される激戦区となったのはGゾーンだ。シード校の福岡大大濠（福岡）と東山（京都）が配置され、さらに東北（宮城）や高松工芸（香川）といった伝統校が初戦から火花を散らす。京都予選を制した東山は、麻野堅斗セッターが繰り出す多彩な攻撃で、このブロックを勝ち抜けるかどうかが鍵となる。

シード校以外でも、Cゾーンでは、市立船橋（千葉）や清風（大阪）、札幌大谷（北海道）といった実力校が顔を揃え、大会序盤から白熱した試合が期待される。

女子：インターハイ王者と伝統校が激突

女子戦線は、高校総体（インターハイ）を制した金蘭会（大阪）と、前回準優勝の下北沢成徳（東京）、そして伝統の強豪就実（岡山）が三つ巴の優勝争いを繰り広げる構図だ。

特に下北沢成徳は、司令塔の山口珠李選手に加え、高い身体能力を持つ後藤ビビアン愛音選手を擁し、前回大会の雪辱に燃えている。一方、就実高校は11年連続48回目の出場と豊富な経験が武器であり、安定したチーム力で頂点を狙う。

また、九州からは東九州龍谷（大分）や熊本信愛女学院（熊本）といった強豪が名を連ね、全国の舞台でどのような戦いを見せるか注目される。女子では銀河学院高校（未公表県）、日南学園高校（宮崎）など、勢いに乗る初出場校が多数参戦しており、ダークホースの台頭も期待される。

未来の日本代表候補を発掘

この春高校バレー 2026は、未来の日本代表を担うスーパー高校生たちの登竜門でもある。男子では駿台学園の谷本選手、東山の麻野選手がすでに国際舞台でも注目されており、そのプレーは必見だ。女子では、下北沢成徳の山口選手や池谷優佳選手、そして金蘭会の宮部藍梨選手らが、技術とスピードを兼ね備えたプレーで観客を魅了するだろう。

大会は1月5日に開幕し、11日の決勝まで熱戦が繰り広げられる。チケットは12月1日より一般発売が開始される予定で、会場の東京体育館周辺では、早くも熱気が高まっている。初戦から見逃せない好カードが多数実現した今大会の春高バレー2026 組み合わせは、高校バレーファンにとって最高の年明けを約束するだろう。

第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会（春高バレー2026）

• 日程: 2026年1月5日（月）～1月11日（日）
• 会場: 東京体育館
• 放送: フジテレビ系列にて主要試合を放送予定。