【ガンダム総選挙2025】熱狂の中間速報！SEED系強し、多様な支持とダークホースの拮抗

全世界“ガンダム”総選挙2025：中間速報に見る熱狂の構図――世代を超えた多様な支持、ダークホースの台頭

2025年11月26日

現在、世界中のガンダムファンを巻き込み、熱狂の渦中にある「全世界“ガンダム”総選挙2025」は、投票期間の終盤を迎えようとしている。公式サイトで公開された最新中間結果速報は、多くのファンの間で大きな話題を呼んでおり、従来の人気機体と、予想外の「ダークホース」の激しい拮抗状況が明らかになった。

この総選挙は、ガンダムシリーズに登場する膨大な数のモビルスーツ（MS）の中から、ファン投票によって「No.1ガンダム」を決定する一大イベントだ。投票は2025年12月25日まで継続し、最終的な結果発表は2026年春に予定されている。栄えある1位を獲得した機体には、新規の描き下ろしイラスト制作が決定しており、ファンの投票意欲を一層高めている。

多様な機体が示す「多世代共存」の熱量

中間結果の上位20機体の顔ぶれからは、ガンダムシリーズが持つ「多世代共存」の特性が鮮明に浮かび上がっている。

上位には、宇宙世紀（U.C.）の金字塔である『機動戦士Ζガンダム』のΖガンダムや、根強い人気を誇るνガンダム、さらには『機動戦士ガンダムUC』の**フルアーマー・ユニコーンガンダム（デストロイモード）**といった古典的名機が名を連ねる一方、近年特に支持層を拡大している「ガンダムSEED」シリーズの強さが際立っている。

特に、2024年の劇場版公開で再び脚光を浴びた『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のストライクフリーダムガンダムや、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』から参戦したデスティニーガンダムSpec IIなど、「SEED」系機体だけで6機が上位に食い込むなど、2000年代以降のファン層の熱量がランキングに強く反映されている。

また、富野由悠季監督作品からは、『Gのレコンギスタ』のG-セルフ、『∀ガンダム』の**∀ガンダム**が上位にランクイン。これは、単に古いか新しいかという「世代間対立」ではなく、各世代のファンが自身の愛する作品のMSに日々熱心に投票している証左であり、ガンダムというコンテンツの裾野の広さを物語っている。

予想外の順位変動と「赤いガンダム」の動向

今回の総選挙の大きな特徴は、従来の人気投票では見られなかった意外な順位の動きにある。

中間速報では、従来の主役機体ではない、いわゆる「ダークホース」的な機体が急上昇していることが注目を集めた。例えば、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』から参戦したガンダム・バルバトスルプスレクスは、その異形の魅力で熱狂的な支持を集めている。

さらに、ネット上では「赤いガンダム」の動向にも関心が集まっている。これはシャア・アズナブルをはじめとするライバル機体や、赤系統のガンダムを指す呼称だが、特定の機体だけでなく、脇役的な存在ながらも個性的な魅力を放つ機体への支持が分散し、ランキングを複雑化させている。

今回の投票は、一人1日1票というルールを採用しており、熱心なファンが組織的に投票を継続することで、僅差の拮抗が生まれている。歴代ガンダムパイロット役声優13名からの推薦コメントも公開され、ファンは作品への愛を再確認し、推し機体をトップへと押し上げようと奮闘している。

グローバルな視点と最終結果への期待

「全世界“ガンダム”総選挙2025」という名の通り、本企画はグローバルな展開を見せており、今後は投票言語別のランキングも発表される予定だ。これは、国や地域ごとのファンの特色や、どの作品が世界で広く受け入れられているかを測る貴重なデータとなるだろう。

投票期間の締め切りが迫る中、この中間結果を基に、ファンによる更なる組織票や巻き返しが予想される。現在上位を占める機体がそのまま逃げ切るのか、あるいは「ダークホース」が最終盤で大逆転を演じるのか。この熱狂的な総選挙は、ガンダムシリーズが単なるアニメ作品の枠を超え、世界的な文化として深く根付いている現状を改めて浮き彫りにしている。最終結果がもたらすであろう驚きと感動に、国内外のファンからの期待が高まっている。