【詳報】ジャイアンツファンフェスタ2025：清原氏OB集結、新戦力誓い、日本一奪回へ90勝宣言！

感謝と決意、東京ドームを熱狂させた一日――ジャイアンツファンフェスタ2025詳報

新入団選手が初披露、清原氏らOBも集結

読売ジャイアンツは23日、東京ドームで「ジャイアンツファンフェスタ2025」を開催した。来場者数は約4万人に上り、シーズン終了後のファンへの感謝と、2026年シーズンに向けた決意を新たにする盛大なイベントとなった。

特に注目されたのは、オンライン配信の視聴者数の高まりだ。GIANTS TVや各種プラットフォームでのライブ配信視聴者数は10万人を超え、過去最高レベルを記録。現地参加が難しいファンも含め、チームとファンが一体となる場として、その注目度の高さを改めて示した。

未来への希望、新戦力の誓い

イベントのハイライトの一つは、来季チームに加わる新入団選手の初お披露目だ。ドラフト指名選手や新外国人選手がステージに登場し、ファンからの大きな歓声に包まれながら、それぞれの抱負を語った。彼らの初々しくも力強いコメントは、来季への期待感を高めるものとなった。

グラウンドでは、選手たちがファンと交流する多彩な企画が展開された。大城卓三選手率いる「チームホワイト」、岸田行倫・小林誠司選手を中心とする「チームオレンジ」、そして大勢・山﨑伊織投手ら若手が集う「チームブラック」による3チーム対抗戦では、野球では見られない選手たちのユーモラスな一面が披露され、会場は終始、笑いと歓声に包まれた。

また、シーズンシートオーナー限定で実施された「プレイヤーズトーク」では、普段聞くことのできない選手たちの本音や裏話が飛び出し、参加したファンに特別な体験を提供。サイングッズが当たる抽選会も実施され、ファンサービスの充実ぶりが際立った。

清原氏ら豪華OB集結、感動の“延長戦”

今年の「ジャイアンツファンフェスタ」を象徴する出来事として、イベント終了後に開催された“延長戦”が挙げられる。2002年に日本一を達成した当時の優勝メンバーによる同窓会トークイベントには、清原和博氏や入来祐作氏ら豪華OBが登壇した。

清原氏は自身のSNSでもイベント参加を報告するなど、ファンにとってもサプライズとなったこの企画。当時の思い出話や裏話が披露されるたびに、スタンドからは大きな拍手が送られ、時を超えてチームを支えるファンとの絆が感じられる感動的な時間となった。新旧のジャイアンツの歴史が交錯する瞬間は、多くのファンの胸に深く刻まれたことだろう。

90勝、日本一奪回へ向けた首脳陣の戦略

ファンフェスタは、選手とファンが交流する場であると同時に、首脳陣が来季に向けた戦略と決意を表明する場でもある。

監督・コーチ陣は、2026年シーズンに向け、明確な目標として「シーズン90勝」と「14年ぶりの日本一奪回」を掲げた。基本戦略として、強力な投手力を維持しつつ、「得点効率の改善」と「先発投手のコントロール向上」を重点課題とすることを明言。東京ドームという本拠地の特性を踏まえた小技戦術の継続や、接戦を勝ち切るための戦術の見直しを図る方針を示した。

ファンフェスタのステージでは、監督以下、選手たちがファンに対し直接、来季への強い意気込みを伝達。チーム全体で目標達成に向けた強い意識改革を共有していく姿勢が鮮明となった。

限定グッズに熱狂、高まるファンビジネスの価値

ファンフェスタはグッズ販売においても大きな熱狂を生み出した。特に、公式オンラインストアで200セット限定で予約販売された「ファン感謝プレミアムバッグ」は瞬時に完売。さらに、当日選手が直接手渡しする「プレミアムバッグお渡し会」が実施されたことで、ファンの注目度は最高潮に達した。

シークレットチェキやシークレット缶バッジといった限定アイテムも多数登場し、物販ブースは終日、長蛇の列となった。こうした限定企画は、ファン満足度を高めると同時に、ジャイアンツのファンビジネスとしての経済的な価値が年々高まっていることを示している。

「ジャイアンツファンフェスタ2025」は、新旧のスターが集結し、ファンとの直接的な交流を深めることで、来季への大きな期待感を醸成した。グラウンド、そしてオンラインを通じ、ファンとチームの熱い絆が再確認された一日となった。