ゲンク、バーゼルとの激戦を制し2-1勝利!EL決勝T進出へ王手
ニュース要約: UEFAヨーロッパリーグのリーグフェーズ第5節、KRCゲンクがFCバーゼルを2-1で下し、決勝トーナメント進出へ大きく前進。オ・ヒョンギュの先制点とオテレの勝ち越し弾が決め手となった。勝利によりゲンクは上位8位入りを視野に入れ、新フォーマットでの躍進に期待が高まる。
欧州の激戦、ゲンクがバーゼルを退ける EL決勝Tへ大きく前進
2025-26シーズン リーグフェーズ、攻撃力が守備の課題を凌駕
2025年11月28日
【ブリュッセル共同】27日(日本時間28日未明)に行われたサッカーのUEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第5節で、KRCゲンク(ベルギー)がFCバーゼル1893(スイス)をホームのCegeka Arenaに迎え撃ち、2-1で勝利を収めた。このゲンク 対 バーゼル戦の結果は、2025-26シーズンのELにおけるグループステージ突破争いの行方を大きく左右するものとして、欧州サッカー界の注目を集めている。
序盤の先制と後半の決定力
試合は、ゲンクの攻撃的なアプローチが序盤から火を噴いた。前半14分、FWオ・ヒョンギュが先制ゴールを記録し、試合の主導権を握る。しかし、バーゼルも粘りを見せ、前半アディショナルタイム(45分+2)にコンスタンティノス・カレサスが同点弾を決め、試合は1-1の振り出しに戻った。
勝負の行方を決定づけたのは後半だった。ゲンクは、前半終盤に同点に追いつかれた動揺を抑え、再び攻撃のギアを上げた。そして後半57分、P. オテレが勝ち越しゴールを奪い、これが決勝点となった。ゲンクは今シーズン、15試合で19得点を記録しており、その攻撃的なチームとしての機能が、この重要な一戦で遺憾なく発揮された形だ。
一方、バーゼルは守備面での課題が浮き彫りとなった。セットプレーからの失点に加え、後半の集中力の途切れを突かれ、オテレに勝ち越しゴールを許した。チーム全体でシーズン19失点というデータが示すように、守備組織の再構築が急務となっている。
規律面の課題が浮上したバーゼル
このゲンク 対 バーゼル戦では、両チームのキープレイヤーの活躍と、規律面の課題が試合のターニングポイントとなったと分析されている。
ゲンク側では、先制点を挙げたオ・ヒョンギュがシーズンを通して主要得点源としてチームを牽引。また、パトリク・フロソフスキーや、かつて日本代表として活躍した伊東純也も得点に絡むなど、複数の選手が得点力を発揮している。
対照的に、バーゼルでは規律面での問題が深刻化している。日本国内で注目を集めたDF常本佳吾(ケイゴ・ツネモト)は、90分当たり1.55枚という極めて高いイエローカードの記録を残しており、チーム全体のファウル数の多さを象徴している。攻撃の中心であるシェルダン・シャキリの奮闘も空しく、守備陣が試合中に多くの反則を犯していたことが、数的不利に陥るリスクを高め、試合の流れをゲンクに傾かせた一因と見られる。
欧州新フォーマットにおける戦略的意義
今回のゲンク 対 バーゼルの勝利は、単なる勝ち点獲得に留まらない戦略的な意義を持つ。UEFAヨーロッパリーグは、2025-26シーズンからリーグフェーズという新方式を採用しており、グループステージ上位8チームが自動的に決勝トーナメントに進出、9位から24位はプレーオフに回る。
ゲンクは、この勝利によって上位8位以内への進出可能性を大幅に高め、過酷なプレーオフ回避に向けた大きな一歩を踏み出した。過去の直接対戦成績は2度の引き分けに終わっており、今回のゲンクの勝利は、バーゼルとの対戦関係において優位性を確立する点で極めて重要だ。特に、得失点差が順位決定に直結する新フォーマットにおいて、接戦ながらも勝利を収めた事実は、今後のグループステージ最終節に向けた大きなアドバンテージとなる。
試合後、ソーシャルメディア上では、バーゼルサポーターから判定や守備陣への不満が噴出し、緊迫した試合展開を巡る論争が活発化した。勝利したゲンク側もファウル数の多さが議論の的となっており、両チームの荒いプレーが、サポーターの感情的な応酬を招いた背景にあると見られる。
ゲンクは、この重要な勝利を足がかりに、欧州の舞台での更なる躍進を目指す。