【4667】アイサンテクノロジー株価が暴騰!自動運転・インフラDX牽引で年初来高値を更新
ニュース要約: 公共測量大手アイサンテクノロジー(4667)の株価が急騰し、年初来高値を更新。中間決算で営業利益が208%増と驚異的な伸びを示した。成長の背景には、同社が注力する自動運転・インフラDX分野での需要爆発と高水準の受注残がある。増配も発表され、市場は2,000円台乗せを視野に入れる。
アイサンテクノロジー(株)(4667)株価が暴騰:自動運転・インフラDX需要が牽引、年初来高値を更新
【東京】 公共測量・地理情報システム(GIS)大手、アイサンテクノロジー(株)(東証スタンダード:4667)の株価が急騰している。2025年11月21日には年初来高値となる1,935円を記録し、市場の大きな注目を集めた。この株価暴騰の背景には、直近の好調な中間決算に加え、同社が注力する自動運転やインフラDX(デジタルトランスフォーメーション)分野での高い成長期待がある。特に、週末の株価振り返りでは、決算発表後の出来高急増が確認され、来週以降の動向にも関心が集まっている。
決算が示す成長軌道:営業利益200%超の伸長
アイサンテクノロジー(株)の株価が急伸した最も直接的な要因は、11月11日に発表された2026年3月期中間決算の卓越した内容だ。売上高は前年同期比28.4%増の31.1億円、営業利益は同208.3%増の2.06億円と、驚異的な増収増益を達成した。
この飛躍的な利益成長を支えているのは、同社の事業構造の変化である。従来の安定収益源である公共測量セグメントが堅調に推移する一方、成長戦略の中核に据える「モビリティ・DXセグメント」が大きく寄与している。同セグメントでは、自動運転関連やインフラ管理ソリューションの需要が爆発的に拡大。特に、モビリティ分野の受注残は前年比約130%と高水準であり、通期業績予想(営業利益6億円、前期比33.5%増)の達成に向け、下期にさらなる収益貢献が見込まれている。
同社は、高精度測量ソリューション「WingNeo INFINITY」や、レーザースキャニング技術「LasPort」、自動運転車両向け高精度地図作成システム「ATM'S」など、日本の社会インフラのデジタル化に不可欠な最先端技術を提供している。政府が進めるデジタル化推進や、老朽化対策としてのインフラ維持管理効率化が急務となる中で、同社の技術に対する構造的な需要拡大が、持続的な成長を担保している形だ。
成長期待と増配が個人投資家を惹きつける
今回の決算発表では、業績好調に加えて増配も同時に発表された。安定した収益基盤の上に、成長投資と株主還元への積極的な姿勢が評価され、同社のアイサンテクノロジー(株)株価は一気に水準を切り上げた。
市場では、フィスコなどのアナリストから「株価2,700円程度も視野に入る」との強気なレポートが相次いでおり、投資家心理を強く押し上げている。特に、個人投資家の間では、成長性が高く、かつ配当も期待できる銘柄として注目されており、NISA(少額投資非課税制度)枠での買い付けも活発化している模様だ。
2025年11月21日の終値は1,929円。株価チャートは、11月12日の決算発表を境に、出来高を伴いながら大きく上昇する典型的な「業績相場」の様相を呈している。特に11月21日は、前日比+119円(+6.57%)と強い上昇を見せ、市場の関心の高さを裏付けた。
週末の株価振り返り、来週の株価見通し
週末の株価振り返り(11月20日~22日)では、1,800円台前半からスタートし、一時1,935円の高値を付けるなど、強い買い意欲が持続した。これは、同社の成長ストーリーが市場に深く浸透しつつあることを示している。
しかし、短期間での暴騰により、過熱感も指摘され始めている。現在のPER(株価収益率)は、成長期待を強く織り込んでいる水準にあるため、短期的な利益確定売りや調整が入る可能性も否定できない。
専門家は、来週の株価見通しについて、短期的な調整局面で1,800円台前半がサポートラインとして機能するかどうかが焦点になると分析している。中長期的には、自動運転・インフラDXという巨大な成長分野を背後に持つため、節目となる2,000円台乗せは時間の問題との見方が優勢だ。
stocks市場全体が年末に向けて成長株への関心を高める中、アイサンテクノロジー(株)(4667)は、日本経済のDX推進を体現する銘柄として、引き続き高い注目を集めそうだ。NISA投資家にとっては、暴騰後のリスク管理として、分散投資や購入タイミングの分散を図りつつ、中長期的な成長を見据えた投資判断が求められる。(了)