ACミラン、ラツィオを1-0撃破!トモリ&レオン弾でセリエA暫定首位奪還
ニュース要約: セリエA第13節、ACミランは難敵ラツィオを1-0で撃破し、暫定首位に浮上した。後半、DFトモリの絶妙なクロスをレオンが冷静に押し込み決勝点。GKメニャンを中心とする鉄壁の守備で猛攻を凌ぎ、貴重な勝ち点3を獲得。スクデット争いをリードする大きな一歩となった。
【スクープ・深層】ミラン、難敵ラツィオを撃破 1-0勝利でセリエA戦線に「首位奪還」の号砲
トモリの絶妙クロス、レオンが仕留める 鉄壁の守備で勝ち点3を死守
(ミラノ発 2025年11月30日 記者:田中 健一)
イタリア・セリエAは30日、第13節を迎え、名門ACミランが本拠地サン・シーロ(ジュゼッペ・メアッツァ)でSSラツィオと対戦した。激しい上位争いの渦中にある両チームの対決は、後半に生まれたわずか1点を守り切ったミランが1-0で勝利を収めた。この重要な勝利により、ミランは暫定ながらセリエAの順位表で首位に浮上。今シーズンのスクデット(リーグ優勝)争いをリードする形となった。
緊迫の90分間、決勝点は右サイドの連携から
伝統的に激しい競り合いとなるミラン 対 ラツィオの一戦は、序盤から両チームの守備意識の高さが際立ち、膠着した展開となった。ラツィオも堅固な守備ブロックを敷き、ミランの攻撃陣にスペースを与えない。前半は互いに決定的なチャンスを作り出せず、0-0で折り返す。
試合が動いたのは後半開始直後の51分。ミランの右サイドバック、フィカヨ・トモリが、ディフェンダーとは思えない高い攻撃センスを発揮し、右サイド深くまで侵入した。トモリが供給したクロスは、相手守備陣の隙間を縫うようにゴール前へ。これをエースストライカーのラファエル・レオンが冷静に押し込み、待望の先制点を奪った。
この決勝点について、複数のメディアやサッカー評論家は「トモリのクロスの精度と、レオンのクリーンなフィニッシュ能力が完璧に融合した、現代サッカーの理想的なゴール」と高く評価している。トモリはディフェンス面だけでなく、攻撃の起点としても重要な役割を果たし、ミランの戦術的な幅を広げた。
勝利を決定づけた「鉄壁」メニャンと組織守備
先制後、ラツィオは同点に追いつくべく猛攻を仕掛けたが、ミランの堅牢な守備陣がこれを完全にシャットアウトした。この試合で最も勝利に貢献した立役者の一人として、ゴールキーパーのマイク・メニャンの名前が挙げられる。
特に後半、ラツィオが作り出した決定的なシュートに対し、メニャンは驚異的な反射神経で「神セーブ」を連発。試合の流れをラツィオに渡さなかった。守備の堅さは今季のミランの最大の武器であり、失点数もリーグトップクラスの少なさを誇る。この日も、守備陣全体が規律を保ち、ファウルを恐れず激しいタックルでラツィオの攻撃の芽を摘み取った。
試合中、両チーム合わせて計6枚のイエローカードが出るなど、終始激しい肉弾戦となったが、ミランは最後まで集中力を切らさず、1点のリードを守り切り、貴重な勝ち点3を獲得した。
暫定首位浮上、セリエA優勝争いは極度の混戦へ
この勝利により、ACミランは勝ち点を積み上げ、セリエA順位表で暫定首位に躍り出た。しかし、今シーズンの上位争いは極度の混戦模様を呈しており、油断は許されない。
現時点で、1位のミラン(暫定)、ASローマ、ナポリ、そして宿敵インテル・ミラノの4チームが、わずか数ポイント差の中でひしめき合っている状況だ。特に、ミランとインテルとの勝ち点差はわずかであり、今後の直接対決、特にミラノ・ダービーの結果がシーズンの行方を大きく左右することは間違いない。
ミランは、今節で攻撃の効率性(レオンの決定力)と守備の安定性(メニャン、トモリを中心とした守備組織)という、優勝に必要な二つの要素を高いレベルで証明した。
今後の展望:欧州戦との両立と主力のコンディション
ミランにとって、今後の課題となるのは、過密日程の中での主力のコンディション維持と、欧州カップ戦との両立である。レオン、トモリといったキープレイヤーのパフォーマンスが維持できれば、スクデット獲得の可能性は高まる。
スポーツ専門メディアは、「ラツィオ戦での勝利は、単なる勝ち点3以上の意味を持つ。これはミランが、タイトル争いのプレッシャーに打ち勝ち、重要な局面で結果を出せるチームであることを証明した」と分析している。
ファンが待ち望む12年ぶりのリーグ制覇へ向け、ACミランはシーズン後半戦の厳しい戦いに挑むことになる。今回のミラン 対 ラツィオ戦が、その勢いを決定づける一戦となったことは間違いない。(了 1085字)