【快挙】49歳・山本モナ、3児の母が難関「司法試験」合格!第二の人生を証明
ニュース要約: 元アナウンサーの山本モナ氏(49)が、3児の母として子育てと両立し、難関の司法試験に合格した。約5年間の努力を経て「やればできる」を証明。年齢や状況に捉われず、新たな目標を追求できるという彼女の挑戦は、セカンドキャリアを目指す人々に大きな希望を与えている。
49歳、3児の母が掴んだ「夢」:山本モナ、司法試験合格が示す人生の再設計
フリーアナウンサーとして一世を風靡した山本モナ氏(49)が、日本の最難関国家試験の一つである司法試験に合格した。2025年11月13日、自身のインスタグラムを通じて報告されたこのニュースは、瞬く間に社会的な注目を集めている。華やかなメディアの世界から一転、難関の法曹界への転身を果たした彼女の道のりは、現代社会における「セカンドキャリア」の可能性を力強く示すものだ。
遅咲きの「法曹への憧れ」再燃
山本氏のキャリアの原点には、法学があった。学習院大学法学部で学んだ素養を持ちながらも、卒業後はテレビ業界へ進み、報道キャスターとして活躍してきた。しかし、結婚し、三人の子を持つ母となったことが、彼女の人生観を大きく変える転機となった。
山本氏はかねてより、「メディアに出演していた頃は忙しくて勉強する時間なんてありませんでしたが、結婚して子どもを産んでから、改めて司法試験に挑戦してみようと思った」と語っている。特に、2019年に第3子を出産した後、子育ての合間を縫って長年の「法曹への憧れ」を実現させる決意を固めたという。
難関への挑戦は、決して簡単な道のりではなかった。ロースクール受験の時期から数えて約5年間。2022年には早稲田大学大学院法務研究科(既修者コース)に入学し、専門的な学びを始めた。40代後半での新たな挑戦は、周囲から「記憶力の低下」といった懸念の声も聞かれたかもしれない。しかし、彼女は3児の母としての育児と、膨大な量の法律の勉強を両立させるという、超人的な努力を続けた。
2024年3月にロースクールを卒業し、同年7月の司法試験に臨んだ。この間、彼女は既に法律事務所から内定を得ていたことも報じられており、その覚悟と実力が業界内で高く評価されていたことが窺える。
難関突破が示す「やればできる」の証明
司法試験は、依然として高い専門性と粘り強さが求められる難関試験である。その合格を49歳という年齢で、しかも子育てと両立しながら掴み取った事実は、単なる個人の快挙に留まらない。
山本氏は合格報告の中で、「40代からの新しい挑戦が実りました」「やればできるという言葉は、本当です」と力強くコメントしている。さらに、「年齢や、家庭状況や、その他色々なことで自分にストッパーをかけてその場にとどまることはもったいない」と、同じように人生の岐路に立つ人々へエールを送った。
これは、キャリアの停滞を感じている中高年層や、出産・育児によってキャリアを中断している女性たちにとって、大きな希望となるメッセージである。彼女の挑戦は、人生は一度きりではなく、いつからでも方向転換し、目標を追求できるという普遍的な真実を証明したと言えるだろう。
メディア経験を活かした新たな法曹像へ
今後は、司法修習を経て正式に弁護士資格を取得する。メディアを通して社会の光と影を見てきた彼女が、法律の専門家としてどのような活動を展開していくのか、期待は高まるばかりだ。
長年の報道経験で培った高いコミュニケーション能力や、複雑な事象を分かりやすく伝える力は、弁護士業務において強力な武器となるだろう。特に、家庭内の問題や、メディア関連の法務など、彼女の人生経験がそのまま活かせる分野での活躍が予想される。
山本モナ氏のケースは、私たち日本人が持つ「年齢の壁」や「既定路線」といった固定観念を打ち破る、現代的なセカンドキャリアの成功モデルとして記憶されるはずだ。彼女の新たなスタートラインが、多くの人々の「挑戦する勇気」を後押しすることを期待したい。