【J1】神戸が酒井高徳の神ボレーで今季初勝利!山口蛍が古巣凱旋も長崎は開幕2連敗
ニュース要約: 明治安田J1第2節、ヴィッセル神戸は酒井高徳の鮮やかなスーパーボレーなどでV・ファーレン長崎に2-0で快勝し、今季初白星を挙げました。長崎は元神戸の主将・山口蛍が古巣相手に先発出場し注目を集めましたが、神戸の堅守を崩せず開幕2連敗。過密日程を跳ね返した昨季王者・神戸の底力と、J1の壁に直面する長崎の対照的な一戦となりました。
【J1第2節】神戸が貫録の今季初勝利、酒井高徳のゴラッソ炸裂 古巣対決の山口蛍、長崎のJ1復帰後初勝点ならず
2026年2月13日、ノエビアスタジアム神戸で行われた明治安田J1百年構想リーグWEST第2節。ヴィッセル神戸とV・ファーレン長崎の一戦は、ホームの神戸が2-0で勝利を収めた。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のFCソウル戦から中2日という厳しい過密日程の中、昨季王者としての底力を見せつけた形だ。一方、8年ぶりにJ1の舞台へ戻ってきた長崎は、開幕2連敗と苦しいスタートを強いられた。
酒井高徳の衝撃ボレーが均衡を破る
試合は序盤からホームの神戸が主導権を握る展開となった。連戦の疲れを感じさせない統率されたプレスで長崎の自由を奪うと、前半25分にスタジアムが沸騰する。右サイドからのクロスに対し、逆サイドから走り込んだ元日本代表DF酒井高徳が、鮮やかなフォームで右足を一閃。目の覚めるようなスーパーボレーがゴールネットを揺らし、神戸が先制に成功した。
「難しい体制だったが、うまくミートできた」と振り返る酒井の一撃で勢いに乗った神戸は、後半13分にも追加点を奪取。シュート数やコーナーキック数でも長崎を圧倒し、最後まで危なげない試合運びを見せた。守備陣も集中を切らさず、長崎の反撃をゼロに封じ込めて今季J1初勝利を手にした。
注目された「山口蛍」の帰還、古巣・神戸との再会
この試合、スタジアムの視線を一身に集めていたのが、V・ファーレン長崎のMF山口蛍だ。2019年から神戸の屋台骨を支え、主将としてリーグ連覇の立役者となったレジェンドが、今季から完全移籍した長崎のユニフォームを着てノエビアスタジアムに凱旋した。
山口は昨夏、左膝と大腿骨の重傷を負い、全治3ヶ月以上の苦しいリハビリ期間を経験した。しかし、長崎への移籍を経て復活を遂げ、この日も中盤の底でディエゴ・ピトゥカと共にダブルボランチを形成。古巣相手に卓越した危機察知能力と正確なパス供給を見せ、チームを鼓舞し続けた。
長崎のファンにとっては、J1屈指のボランチである山口の存在は希望そのものだ。移籍後のキャンプでも「徐々にいい連携が出ている」と手応えを語っており、若手主体の長崎において、その経験値は何物にも代えがたい。しかし、この日は神戸の組織的な守備の前に、期待される「得点に直結するプレー」を繰り出す場面は限られた。
長崎の課題と「明治安田J1百年構想リーグ」の展望
8年ぶりのJ1復帰を果たしたV・ファーレン長崎は、これで広島戦に続く連敗となった。期待の助っ人マテウス・ジェズスを中心に攻撃を組み立てるものの、この試合のシュート数は極めて少なく、J1の壁を痛感する結果となった。
今季から導入された「明治安田J1百年構想リーグ」は、優勝チームにACLE出場権が与えられる重要な大会だ。WESTグループにおいて、神戸は勝ち点を積み上げ3位タイへと浮上したが、長崎は最下位の10位に沈んでいる。木山監督のもと、3-4-2-1のソリッドな布陣を敷く長崎だが、J1残留、そしてその先の躍進のためには、山口蛍を中心とした中盤の安定に加えて、攻撃陣の爆発が急務といえる。
現地とパブリックビューイングの熱狂
平日金曜日のナイトゲーム(フライデーナイトJリーグ)にもかかわらず、ノエビアスタジアムには多くのファンが詰めかけ、神戸の今季初白星を祝った。一方、長崎では「ハピネスアリーナ」にて大規模なパブリックビューイングが開催され、巨大ビジョンを通じて多くのサポーターが声援を送った。
試合後、神戸のサポーターからは古巣を去った山口蛍に対し、温かい拍手が送られる場面もあった。敵味方に分かれても変わらぬ敬意が示されたこの一戦は、リーグの歴史に新たな1ページを刻んだ。
次節、神戸はACLEを含めた過密日程の中でのマネジメントが試され、長崎はホームで何としても初勝点をもぎ取りたいところだ。J1の熾烈な戦いは、まだ始まったばかりである。
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