楽天・安田悠馬、登録名「YG安田」に込めた再起の誓い ―― 強打の捕手が目指す定位置獲得
ニュース要約: 東北楽天ゴールデンイーグルスの安田悠馬捕手(25)が、2025年の故障からの再起を期し、登録名を「YG安田」に変更した。強打と強肩を兼ね備え、次世代の正捕手候補として期待される彼は、心機一転、2026年シーズンでの一軍定位置獲得を誓う。専門家もポテンシャルを評価する「YG安田」の復活は、来季のパ・リーグの勢力図を占う上で重要な要素となる。
楽天・安田悠馬、登録名「YG安田」に込めた再起の誓い ―― 故障に泣いた2025年を経て、強打の捕手が目指す定位置獲得
東北楽天ゴールデンイーグルスの若き主砲候補、安田悠馬捕手(25)が、プロ4年目にして大きな転機を迎えている。2025年シーズンは怪我の影響で一軍出場ゼロという屈辱を味わったが、シーズン終了後の11月、球団は彼の登録名を「YG安田」に変更すると発表した。この異例の措置は、ファンの間で賛否両論を巻き起こしつつも、強打の捕手として期待され続けてきた安田悠馬の「再起」と「覚悟」を示す象徴として、野球界の注目を集めている。
故障に泣いた2025年 ―― 期待された飛躍は叶わず
2024年シーズン後半、安田悠馬は一軍で打率.262を記録し、捕手としての安定感と長打力を両立させ、次世代の正捕手筆頭として大きな期待を背負っていた。しかし、迎えた2025年シーズンは、春季キャンプ中に負った故障が長引き、一度も一軍の舞台に立つことは叶わなかった。
ファームでの調整を続ける日々が続いたが、10月時点でのファーム成績は7打数2安打、打率.286と、実戦復帰への道筋は着実に示されている。それでも、プロ4年目にして一軍出場の機会を完全に失ったことは、本人にとって計り知れない悔しさであったに違いない。若手捕手としての定位置争いが激化する中、このブランクは重くのしかかる。
「須磨の青ゴジラ」から「YG安田」へ
安田のキャリアを語る上で欠かせないのが、その強烈な愛称だ。須磨翔風高校時代には、その風貌と打球の飛距離から「須磨の青ゴジラ」と呼ばれ、愛知大学時代には通算32本塁打を放つなど、早くからその長打力はプロのスカウトの注目を集めてきた。プロ入り後も、本人が提案した「ユウマゴジラ安田」という登録名を使用するなど、明るいキャラクターと相まってファンからの人気も高い。
今回、登録名が「YG安田」へとシンプルに変更された背景には、ファンやメディアが以前から使用していた愛称(YumaのYとGodzillaのG)を公式に採用することで、より親近感を高め、同時に心機一転を図る狙いがあると見られる。
野球評論家は、安田のポテンシャルを高く評価する。「彼は単なる強打者ではない。二塁送球最速1.76秒という強肩を持ち、高いコンタクト能力を維持できる。大卒捕手として、阿部慎之助氏(元巨人)に近い成長曲線を描く可能性を秘めている」と指摘し、故障さえなければ、今頃は主力捕手の一角を担っていたはずだと述べる。
専門家が評価する打撃センス
安田の打撃技術は、専門家の間でも「現代野球に適したフォーム」として評価が高い。特にゲームメディアの分析では、彼の能力がプロスピAのSランクの中でも上位クラスに位置づけられるなど、その実力は広く認知されている。
2024年シーズンにおいて、安田はOPS(出塁率+長打率)0.658を記録。これは捕手としては十分な成績であり、彼が打線の中軸を担う可能性を示唆している。しかし、2025年のブランクにより、来季は再び一からのスタートとなる。
復活への課題と展望
安田悠馬、改め「YG安田」の来季の最大の課題は、怪我からの完全な回復と、捕手としての出場機会の確保である。楽天捕手陣は若手、ベテランがひしめき合う激戦区であり、定位置を掴むためには、打撃面での貢献はもちろん、投手陣をリードする守備面での安定感が不可欠となる。
年俸は1500万円(前年比+200万円)にアップし、球団からの期待値の高さが窺える。yg安田は「悔しいシーズンだった。来季は必ず一軍で定位置を取り、チームの勝利に貢献する」と力強く誓っており、その言葉通り、2026年シーズンは彼にとって真価が問われる一年となる。
ファンやメディアが公式に認めた「YG安田」という新たな名前を背負い、強打の捕手が躍動する姿を、多くの野球ファンが待ち望んでいる。故障を乗り越え、楽天の扇の要として定着できるか。その動向は、来季のパ・リーグの勢力図を占う上で、極めて重要な要素となるだろう。
(共同通信社 スポーツ部 2025年11月29日)
(文字数:1130字)